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「啓蒙」の読み方/意味/使い方・「啓蒙」は差別用語か

更新日:2020年08月07日

言葉の読み方

「啓蒙」という言葉。歴史の授業で聞き覚えがある言葉だけれど、意味はよくわからない。そんな方も多いのではないでしょうか。この記事では、「啓蒙」の読み方、語源、意味、使い方、「啓発」との違いをご紹介しています。今一度意味を見直してみてはいかがでしょうか。

「啓蒙」という言葉を知っていますか?

「啓蒙」という言葉は、世界史や日本史の授業で聞いたことがある、という感想をお持ちの方もいらっしゃるでしょうが、はっきりと意味を答えられる方は少ないのではないでしょうか。 ここで「啓蒙」という言葉の実際の意味、使い方、そして差別用語ではないのかという説について、「啓発」という言葉との違いをご紹介していきます。

「啓蒙」なんて読む?語源は?

「啓蒙」は何と読むのでしょうか。答えは「けいもう」です。「啓」と「蒙」という言葉に分解して、語源を確認していきましょう。 「啓」 ①わからないことを教えて導く。 ②開放する。 ③申し上げる。 「蒙」 ①おおう、かぶさる。 ②くらい(=賢くない)。物知らずで道理がわからない。 「啓」は言葉で戸を開き、心を開いていくという意味です。「蒙」は豚やイノシシを覆うというのが漢字の語源であり、つまりよく見えておらず愚かな状態という意味です。「啓蒙」で、「よく見えておらず愚かな状態を心と言葉で開く」という意味になります。

「啓蒙」の意味を詳しく見てみよう

語源の説明で、「啓蒙」は「よく見えておらず愚かな状態を心と言葉で開く」というように述べました。つまり、意味としては「愚かな状態であるから、知識を教えて、与えて、正しい状態へ導いてあげましょう」ということです。 「蒙」という言葉を使った四字熟語に、「無知蒙昧」という言葉があります。「蒙昧」とは道理にくらい、知識がなく道理がわからないという意味です。それぐらい「蒙」という漢字には「無知、愚か」という意味が含まれているということがわかります。 「啓」という字と合わせることで、「蒙を啓く」という「啓蒙」という熟語となります。

歴史に出てくる「啓蒙思想」って?

冒頭で世界史や日本史で「啓蒙」という言葉を聞くと述べましたが、「啓蒙思想」という単語として覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。「啓蒙思想」とは一体どのようなものなのか。説明していきます。 「啓蒙思想」とは →17世紀から18世紀にかけてヨーロッパで見られた革新的思想であり、中世以来の宗教的権威を批判して理性を大衆に啓発していき、人間生活の向上をはかるという思想。 「啓蒙思想」は、無知な大衆が盲目的に信じていることを、理性を教えることで、もう一度見直しなさい、という働きかけをし、その見直しで今の生活を改善しましょう、という思想と言えます。ここでも、「無知」であるから教えてあげようというニュアンスが見て取れます。

「啓蒙」の使い方をチェック!

「啓蒙」」という言葉が、「無知な人々に教え導く」という意味であるということがわかりましたが、日常で目にする機会はあまりないのではないでしょうか。実際にどういった場面で使うことがあるのか、例文を通して見ていきましょう。

「啓蒙」を使った例文

「啓蒙」を使った例文は下記です。 <例> ・彼らは無知な大衆を啓蒙し、この国を変えてみせると言って出て行った。 ・私たちはエイズの予防に関する啓蒙活動をしていかなくてはならない。 ・ビジネスにおける啓蒙ポスターは社員に大切なことを気づかせるきっかけとなる。 大勢の人々に対して、知らないことを気づかせる、教える、という意味合いがあるということが例文を通してよくわかります。

「啓蒙」は差別用語なの?

「啓蒙」という言葉は差別用語だから、使用するのを控えた方が良い、という説があります。なぜ、差別的な意味合いがあるというように言われるようになったのでしょうか。ここで、「啓蒙」の中の差別的な意味合いの要素があるのかを確認していきましょう。

差別用語と言われる要因

初回公開日:2017年12月27日

記載されている内容は2017年12月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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