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雅の意/語源/雅な人の特徴5つ/用例3つ/雅な仕事とは

初回公開日:2018年02月01日

更新日:2020年07月20日

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社会人常識

名前でよく見かける「雅」という漢字には、どのような意味があるのでしょう。意味を知れば、名前に多く使われている理由も見えてきます。本記事では、「雅」の読み方・意味・使われ方について、ご紹介します。「雅」という漢字への理解を深めてみましょう。

雅とは

「雅」とは、宮廷風の優雅な雰囲気を意味する言葉です。単に、「風流」「優雅」というだけではなく、「宮廷風」であることが重要な点です。 「雅」を優雅なものを意味する言葉として、使うようになった歴史は古く、中国最古の詩集とされる「詩経」の中で、貴族社会の宴会で読まれる詩に「雅(ガ)」の字を使ったのが、始まりとされています。以来、カラスの意味よりも、高貴で風流なことの意味で、用いられるのが主流となりました。

雅の意味について

「雅」には「上品で優雅であること、宮廷風・都会風であること、そのさま」という意味があります。 「雅」の意味は「宮ぶ」という言葉に由来しています。「宮ぶ」の「宮」とは宮中の意味です。行動が宮中で行われているものと同じである、または、それを連想させるということ全体を「宮ぶ」と表現します。「宮ぶ」が名詞に変化して「みやび」となりました。

雅の語の由来

「雅」という漢字は、もとの中国語としては、カラスを表すものでした。「雅」の部首である「隹」(ふるとり)は、鳥の形の象形文字です。そのため、隹(ふるとり)のつく字には、鳥に関するものが多くあります。 カラスは漢字で、「烏」または、「鴉」と書きます。後者の「鳥」を「隹」(ふるとり)に替えれば「雅」という漢字になります。「雅」の音読み「ガ」は、カラスの鳴き声に由来しています。

英訳すると

「雅」を英訳すると主に「elegant」または、「graceful」と訳します。「elegant」は、「エレガント」と読みます。上品な、優雅な、気品の高いなどという意味です。「graceful」は、「グレイシフル」と読みます。上品な、優美な、しとやかな、などという意味です。 elegance(エレガンス)やgrace(グレイス)も優雅や上品、しとやか、気品という意味があります。

雅な人の特徴

雅な人には、どのような特徴があるのでしょう。雅な人には、独特の雰囲気があり周りの人が憧れずにはいられない魅力があります。ここでは、雅な人と言われる人にはどのような特徴があるのかを5つに分けてご紹介しています。雅な人と呼ばれるにはどのような所作や心がけが必要なのかわかります。 雅な人の特徴を知る事で、自分の改善点がわかり、所作などをマネて取り入れている内に自分の身に付いて雅な人に近づく事ができます。

雅な人の特徴1:しなやか

雅な人の特徴として、「しなやか」という特徴があります。「しなやか」の意味は、弾力があって良くしなるさま。柔らかな身のこなし。といった意味があります。物腰が柔らかく上品で、心に余裕があり何か事が起こっても、落ち着いた行動の取れる人が雅な人の特徴の一つです。腰が低く、物腰の柔らかさから人当たりも良いので好印象を持たれます。

雅な人の特徴2:奥ゆかしい

雅な人の2つ目の特徴は、「奥ゆかしい」という事です。目立たないようにさりげなく、深い心遣いのできる人の事で、上品な振る舞いと、人の前に自ら立つタイプではないのに惹かれずにはいられない魅力のある人というのが雅な人の2つ目の特徴です。 奥ゆかしい女性は、心配りに長けていて相手を立てるのが上手なので、険悪な雰囲気になる事なく物事を進行させていく事ができます。

雅な人の特徴3:端麗

雅な人の3つ目の特徴は、「端麗」であるという事です。「端麗」は、姿形が整っていて美しい。美しく整ったさま。という意味があります。「端麗」な人というのは、綺麗な顔立ちで、姿形の整った人の事を「端麗」な人と言います。端麗な姿形が美しい人というのが、雅な人の3つ目の特徴です。

雅な人の特徴4:品位がある

雅な人の特徴の4つ目は、「品位」があるという事です。「品位」があるというのは、人や事物にそなわっている品格。気高さ。といった意味があります。「品位」がある人というのは、気高く品のある所作で、周囲への心配りができる誰からも尊敬される人格者の事を「品位」のある雅な人と言います。雅な人の4つ目の特徴です。

雅な人の特徴5:淑やか

雅な人の特徴の5つ目は、「淑やか」(しとやか)であるという事です。「淑やか」(しとやか)とは、慎み深い。物静かで上品な人。といった意味があります。「淑やか」(しとやか)な人とは物静かで落ち着いた品のある人の事を言います。 「淑やか」(しとやか)な人は、あまり自己主張をする事はありませんが、常に笑顔を絶やさずに人の話を聞くのが上手なので、その場を和ますのに長けています。

雅を使った例文1:「雅な行事」

「雅な行事」の例文をご紹介します。京都三大祭りの一つの葵祭は、平安時代の装束を身にまとった総勢500名以上からなる行列で、当時の華やかな平安時代そのものを感じさせてくれる雅な行事でした。平安時代の優雅さを体現させてくれるお祭りです。 歴史のある街には雅な行事が至る所で行われています。何百年と続く雅な行事は、見る人の心を掴んで離しません。

中見出し:雅を使った例文2「雅な意匠」

「雅な意匠」を使った例文をご紹介します。「意匠」というのは美術工芸品などに工夫を凝らして、美しいデザインなどを起こすなどする特許用語です。 能を舞っている能楽師の、美しさには目を見張るものがありました。特に舞っている能楽師が身に付けている装束がとても雅な意匠で見入ってしまいました。

雅を使った例文3:「雅な雰囲気がある」

「雅な雰囲気がある」を使った例文をご紹介します。平安時代後期に建てられた平等院鳳凰堂は、さすが日本を代表する寺院だけあって優雅で美しい雅な雰囲気がある寺院でした。当日は時間があったので、じっくり雅な雰囲気を楽しみました。 平安時代からある古い寺院には、素晴らしい日本庭園が必ずあり、訪れる人々に感動を与えてくれます。手入れの行き届いた雅な雰囲気がある庭園を散策していると時のたつのを忘れてしまいます。

雅な職業の人:「天皇」

「天皇」は、日本国や日本国民統合の象徴としての地位です。国事行為、災害地域へのお見舞いや式典への出席、福祉施設への慰問、国際親善など日本国の象徴として活動しています。 「天皇」は古代から存在していて、初代天皇と言われている神武天皇は、古すぎて存在証明が難しいと言われています。「天皇」は雅な職業であり、複雑で大変な重圧のかかる「仕事」とも言えます。

雅な職業の人:「貴族」

「貴族」とは家柄が良く、身分の高い特権階級にいる人の事です。世襲によって受け継がれていて明治憲法では「華族」と呼び方が変わりましたが、第2次世界大戦後は特権階級が無くなり現代の日本には、貴族はいません。 平安時代の「貴族」は政治を行う立場にありました。平安時代の「貴族」は仕事以外の教養や社交にいそしんだ人達でした。現代でも優雅な生活を楽しみ、お金持ちで独身な人などに「独身貴族」などと言ったりします。

雅の類語・反対語

「雅」には、優雅、上品、宮廷風な洗練されたもの、といった意味があります。この「雅」と同じような言葉の事を類語と言います。「雅」と同じような意味を持つ「上品」、「優美さ」、「気品さ」についてご紹介します。 また、「雅」の「上品で優雅、宮廷風な洗練されたもの。」という意味の反対語である「俗」という言葉の意味もご紹介します。「俗」は「雅」と、どう違う意味があるのでしょうか。「雅」と「俗」の違いをご説明します。

類語1「上品」

「上品」の意味は、高い質の品物、または上質で品のある洗練されたもの。という意味があります。人で言えば、話し方が丁寧で、洗練された立ち居振る舞いのできる人の事を上品な人と言います。 上品な人というのは、上辺だけ丁寧な言葉を使っている人の事をいうのではなく、人の悪口を言ったり、人を見下すような事を決してせず心からの気配りができる人の事を上品な人と言います。「上品」は「雅」と同じような意味の類語です。

類語2「優美さ」

「雅」と同じく優雅という意味を持つ「優美さ」というのはどのような時に使う言葉なのでしょうか。「優美さ」の意味は、美しくて繊細な作りの品物の事や上品で美しい立ち居振る舞いを表現した言葉です。「動作に優美さを感じる」などと表現します。 「優美さ」というのは、派手ではないが、上品な美しさがあるものを指す時に使う言葉です。上品で悠然とした美しさに対して使われます。「雅」と同じような意味を持つ類語です。

類語3「気品さ」

「気品さ」というのは、どのような時に使う言葉なのでしょうか。「気品さ」は、上品で凛とした強さを感じる時の表現です。「あの人は、上品なだけではなく、毅然としていて気品さまで感じる素敵な人」などと言います。 「気品さ」とは上品な人の、丁寧な言葉遣いができる物腰の柔らかさの部分に、近寄りがたい凛とした雰囲気のある人に使われる言葉です。上品なだけでなく凛とした芯のある人の事を言います。

反対語「俗」

「俗」は「雅」の対義語・反対語です。「俗」には「ありふれた」「世間普通の」「高雅でない」という意味があります。古文としても「世俗的なもの」「風流でないこと」を意味する言葉として、使われています。 「雅」は、上品で優雅な高級なものであるのに対し、「俗」は、ありふれたどこにでもあるもので、一般的なものに対して使われる言葉です。「俗」に似た言葉には、人並みや世間一般、平凡などがあります。

「雅」を取り入れて非日常感を楽しもう

普段では絶対しないような「雅」な事を取り入れてみるのも良いです。雅楽に親しんだり、香道に挑戦してみたり、平安朝の貴族たちが、楽しんでいたであろう遊びを、現代に持ち込んでみてはいかがでしょうか。 普段は、部屋には芳香剤で部屋に匂いを付けているのを、高級なお香を焚いていつもとは違う上品な雰囲気を楽しんでみる。など、生活の中に「雅」を取り入れて、いつもとは違う「非日常感」を楽しみましょう。

マナーに気をつける

「雅」を楽しむには、それなりのマナーを身に付けなければなりません。一番上品な仕草を求められるのは、食事においてのマナーでしょう。食事での食べ方によって育ちが良い、悪いなど判定材料に使われてしまう事が多いです。 食事のマナーは、フランス料理だけではありません。懐石料理のマナーもあります。マナーは習得する事ができるのでマナー教室だけではなく、食事のマナーについてのサイトを参考にしてみても良いでしょう。

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