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ニッチの意味・使い方や例文|ビジネス/生態学/不動産/建築

更新日:2020年08月07日

言葉の意味

「ニッチ」という言葉の意味について解説しました。他の言葉、ブルー・オーシャン、レッド・オーシャン、グローバル・ニッチ、ニッチ・メディア、バリュー・イノベーション、などについてもその意味を説明しました。そしてニッチ産業、ニッチ事業の例を紹介しました。

ニッチとの意味の違いや使い分け

「ニッチ」のビジネスにおいての意味をまとめると、ターゲットを広く大衆に向けるのではなく、特殊な層のニーズに答える形でのビジネス展開、隙間産業のことです。ここでは他の類語との違いについて解説します。

ブルーオーシャンとの違いは?

「ブルー・オーシャン」の意味は、「競争相手のいない市場、未開拓市場」のことです。2005年に発表された「ブルー・オーシャン戦略」という著書で、フランスの大学院の教授が名づけた言葉です。「ブルー・オーシャン」に対して「レッド・オーシャン」の意味は、「既存の市場で企業が商品を改良して競合している市場」のことです。 「ブルー・オーシャン」と「ニッチ」の違いは、「ニッチ」は広く大衆ではなく特殊なニーズを求める層にターゲットを絞るのに対して、ブルー・オーシャンはまだ開拓されていない市場を自分で切り開く事業です。まだ開拓されていない分野を新たに切り開くことで大衆に広く事業展開して市場を大きくしていくことです。 既存の市場であるレッド・オーシャンとは違い、市場需要から市場そのものを自分で作り出します。そのため価値を創造することが必要です。

任天堂Wii

任天堂Wiiは、競争の激しいゲーム業界(レッド・オーシャン)から新たに市場を作り出したブルー・オーシャンです。それまでの、ターゲットを若い層に定めた複雑なゲームと違い、小さな子供や高齢者も楽しめるゲーム機です。これで顧客層が大きく広がりました。 しかしその後スマホの普及によるゲームアプリの影響で苦戦しています。ブルー・オーシャン戦略は、後から同じことをする業者が出てくるので結果レッド・オーシャンになってしまうという懸念があります。

シルク・ドゥ・ソレイユ

「シルク・ドゥ・ソレイユ」は、衰退していたあったサーカス業界の中で大きく成長しました。シルク・ドゥ・ソレイユと他のサーカスとの違いは、 ・出演料の高いスターを使わずにテーマ性で集客をしました。 ・動物を使わずに人間だけのショーを行いました。 ・子供向けのショーではなく、大人向けのサーカスを行いました。 このことからコストを下げることができ、またそれまでにない大人をターゲットにした新しい、競争相手のいない新市場=ブルー・オーシャンを開拓することができたということです。このようにコストを下げつつ、しかも価値を高めることをバリューイノベーションといいます。

マイナーとの違いは?

「マイナー」の意味は、知名度が低い・人があまり興味を持たない・重要でない・存在が小さい・弱い、などです。知名度が低い意味でのマイナーの反対語は「メジャー」です。 ビットコイン用語でのマイナーの意味は「採掘者」です。音楽用語でのマイナーの意味は「短調」です。その反対語は「メジャー(長調)」です。マイナーは暗イメージ、メジャーは明るいイメージの音になります。 ニッチ産業とはマイナーな何かに目を付けて事業展開をすることだと言えます。マイナーとはザックリ言うと「がない・数が少ない」という意味ですが、ニッチもこれに似ていますが「隙間・適所」などの意味もあります。

ギルドとの違いは?

「ギルド」の意味は、商業や工業をする人達が結成した組合のことです。各種の職業別に作られました。中世のヨーロッパで商人ギルドや手工業ギルドが成立しました。そして政治・経済を支配しましたが16世紀以降に衰退しました。 生態学においての「ギルド」の意味は、「種は違うけれど同じ餌を食べている生物」のことです。「ニッチ」の意味は、「生態学的な地位(食べている餌だけではなく生息している環境の全ての要因が含まれます)」のことです。同じギルドの動物でも餌を食べる時間が違ったり、餌を取る場所が違うとニッチは少し異なります。

グローバルニッチとは?

ニッチ産業・ニッチ事業は市場規模が小さいので、そのうちに頭打ちになってしまうのではないかという懸念があります。それを解決するのが「グローバルニッチ」です。グローバルニッチの意味は、国内など限られた範囲で見ると市場規模は小さいけれど、範囲を広めて世界規模で進めれば市場規模は大きくなるというアイディアです。

ニッチ産業の例

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初回公開日:2018年02月19日

記載されている内容は2018年02月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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