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技術士の資格を取得するメリット|情報工学/電気/科学/生物

資格・検定

さまざまな技術分野で働く技術士の資格をご紹介します。それぞれ情報工学・金属・電気などの専門分野にわかれ、どのような資格がより仕事にメリットがあるのか解説します。社会人へ向けて資格試験にのコツやメリットのある勉強法もご紹介します。

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腕と知識と経験が活きる技術職

腕と知識と経験が活きる技術職

古代エジプトやメソポタミア文明の時代からある職業の一つに技術屋があります。当時は大工や製鉄などのアナログな技術が主体で職業として成り立っていましたが、時代を超え、専門性が細分化されてきた現代では、技術職の分野もアナログからデジタルまで幅広く枝分かれしています。 特に生活に密着した技術職は、ライフラインとして重要な位置を占めており、ひとたび災害となれば救助班の次に被災地へ赴くのが技術職の役割です。 社会の生活の基盤として多くの期待と信頼が寄せられている技術職ですが、それぞれの分野でもより技術力の向上と保全を目指してさまざまな資格を設けています。 技術士が持つ資格によるメリットは技術士本人のスキルを表明するためだけではなく、所属企業など有望な技術士を雇用しているという信頼を得られるメリットが存在します。

技術資格を取得するとどんなメリットがあるのか

技術資格を取得するとどんなメリットがあるのか

企業により、技術士への待遇はさまざまですが、技術分野に特化した会社であれば、会社に利益となる資格取得へのフォローや、場合によっては資格取得後に手当がつくなど技術士個人にも知識がつくだけではないメリットが望めます。 資格として技術士を目指すメリットに、業界への入りやすさがあります。もちろん専門分野に特化した高度な技術士枠には、ある程度の学力と就職競争を勝ち残らなけれなりませんが、中小企業枠の技術士ならば、高校卒業者も就職が期待できます。 本質的に技術士に大切なのは現場での判断力と、有している技能と知識です。多くの技術士の受験資格に学歴は関係ありません。学歴に関係なく資格試験が受けられるのは技能を優先している技術分野の大きなメリットです。 技術士の資格難易度は国家資格相当から、高校卒業程度の学力で取得できるものまで多数存在します。今回は各専門分野別の資格についてご紹介します。

各分野のメリットある資格

各分野のメリットある資格

情報工学技術士の資格

情報工学とは、パソコン・スマートフォン・電子機器に備わっているコンピューター端末やアプリケーションなどを設計・制作・管理する分野の専門技術のことです。 比較的新しい分野である情報工学分野の主な資格は、代表的なもので【情報処理技術者試験】【ITパスポート】、そして最難関の【技術士・情報工学部門】があります。 【情報処理技術者試験】は情報工学の技術士を目指すならば初期に取得しておきたい資格です。内容は細分化されており、科目別に勉強内容が異なりますが、情報工学の専門に関わる上で必要な知識を得るのに非常にメリットの大きな資格と言えます。 【ITパスポート】は情報工学初心者や情報系以外の職業でITについて詳しくなりたい人にメリットのある資格です。本格的でなく、業界に少し携わる程度の知識が欲しい。情報工学は専門外だが管理者として知識を持ちたい人にとっても取得しやすいメリットの高い資格です

電気の技術士なら取っておきたい メリットのある資格

電気分野の技術士は生活のライフラインに密着した職業です。通信設備の工事、電力施設の運営・管理、電気工事など、ひとくちに電気技術士といっても幅広い作業工程に分かれているのが電気技術士の特徴です。 細分化されている電気工事業界ですが、その中でも必須ともいえるのが【電気工事士】資格です、またメリットが大きいのは電気工事士より上の【電気主任技術者】の資格です。 【電気工事士】は合格率が40~60パーセントと高い数字を持ち、比較的取得しやすい資格です。第一種と第二種に別れており、それぞれ実技と筆記が試験があります。 第二種は「一般住宅や店舗などの600ボルト以下で受電する設備の工事をおこなえる」資格であり、第一種は「二種の範囲及び最大電力500キロワット未満の工場、ビルなどの工事がおこなえる資格です。第二種よりも第一種の方がよりメリットがある資格と言えます。

システムの効率や向上を目指す経営工学

システムの効率や向上を目指す経営工学

経営工学とは、工場や企業の生産工程を効率化し品質の向上をシステム化し、より生産性や快適さをより高めることをテーマにした分野です。 技術と関係がないのでは?と考えてしまいがちですが、経営工学は人・技術・都市計画と多岐に渡る仕事です。経営する側の視点から生産ラインや技術的な工学面を考え、進化させていくのが経営工学です。 対象となるシステムを理解していなければならないのが経営工学技術者です。 経営工学と名のつく資格は国家資格である【技術士】が存在しますが、その外にメリットのある資格を探す指標は、自分がどの分野の経営工学を仕事としていきたいかです。とにかく幅広い仕事がある経営工学です。人と関わり、大きな仕事をしていくこの分野ではやはり、マネジメント系の資格がメリットが高いと言えます。

生成から加工まで扱う金属技術士にメリットのある資格

金属技術の仕事は鉄やセラミック、アルミ鋳造や工業製品の製作はもちろん、金属そのものを生成する仕事までを範囲としています。そのため、金属技術士として取得したほうがメリットが高い資格も各分野によって違いがあります。 製鉄・鋳造・加工がメインの金属技術士であれば、資格としてメリットが高いのが【溶接技能者資格】や【鉄工技能士】です。溶接技能士はアーク溶接、プラスチック、ステンレス、チタンなど溶接の材料と技法により資格の区分が分かれています。 鉄鋼技能士は国家資格の位置づけとなっており、「製缶作業」「構造物鉄工作業」「曲げ成形・矯正作業」「構造物現図作業」となっています。1級2級に分かれています。 また、金属加工から少し離れますが、化学工業などに携わりたいと持っている人は【危険物取扱者】の資格もメリットが高い資格です

自然や人間の生活を守る 環境技術士にメリットのある資格

環境技術の仕事は自然保護、リサイクル、化学物質管理、水質土壌汚染の浄化などがあります。現在日本で環境技術が注目されているのが、放射能汚染の除染活動や、タンカー原油などの流失による海洋汚染、化学物質やガソリンの排気による大気汚染です。 トップレベルの環境技術者は大学教授や理工学研究となりますので、資格以上に専門的な学術的勉強が多く求められます。 研究者は目指していないが、環境に貢献する技術士をめざしているのなら、環境技術士の資格がメリットが大きいでしょう。この環境技術士は、公共事業や大規模都市開発などを行う際に、それらの事業が自然環境や動物の生態にどのように影響が出るのかを長期にわたって調査を行い、予測しうるトラブルや環境への負担を減らすことを目的とした資格です。

バイオ分野の発展が目覚ましい 生物工学

食料・医療の分野で活躍しているのが生物工学です。実社会に大きな影響をもたらすこの分野では、医療の面ではノーベル賞を受賞した山中教授のIPS細胞研究や、人体内の微生物などを調べることにより、これまで原因が不明であったストレス由来と言われる健康障害への新しいアプローチを発見することができます。 人間の社会生活に大きな影響を及ぼすことにもつながる生物工学は、研究機関への就職や、官公庁・食品・製薬メーカーや農業研究などへの就職が主となっています。 そのため、生物技術士としてメリットが望める資格は【生物技術士】がおすすめです。生物技術士の資格は必須科目のほか、 細胞遺伝子工学、 生物化学工学、生物環境工学の選択科目別となっています。

科学分野でもっともメリットのある資格

各分野の資格試験の解説でもご紹介しましたが、科学技術の分野で最も難関であり最高位の国家資格が【技術士】です。この技術士の試験を受けるには、一定の実務経験が必要です。 技術士の資格を儲けているのは、「機械」「船舶海洋」「航空宇宙」「電気電子」「化学」 「繊維」「金属」「資源工学」「建設」「上下水道」「衛生工学」「農業」「森林」「水産」「経営工学」「情報工学部門」「応用理学」「生物工学」「環境」「 原子力・放射線」「 総合技術監理」の分野です。 技術士資格を持つメリットは、一つに信頼と名誉です。技術士資格を持っているからといって、経営者になれる、部門長になれる、という確かなことはありません。 しかし最高位の資格を持っている、ということはそれだけのアナタの知識が豊富であるというの証明となります。資格取得の一番のメリットは、確かな専門性を持っているという認定があることです。

技術士の資格でのデメリット

技術士の資格でのデメリット

技術士の資格取得そのものにデメリットはありませんが、社会人になってからの資格取得活動は、学生時代よりも非常に難易度が上がってきます。学生時代ならば一日の主要な時間を勉強に費やすこともできますが、社会人になるとそうはいきません。 特に製品開発やクライアントへの納期に追われている技術職では、資格試験のための勉強時間の捻出と効率的な勉強方法が難しいのがデメリットです

取得しても資格がなくなることもある

資格を取得しても、残念なことに失効してしまうというケースが現実に存在します。これは資格取得上のデメリットともいえるケースです。 資格の更新時期がきてもそれに気が付かず更新期限を過ぎてしまい失効してしまうことが無いように、期限を設けいている資格や免許は必ず失効日を確認しましょう。

技術士資格の試験で受かるコツ

技術士資格の試験で受かるコツ

しばし学業から離れてしまった社会人にとって、効率よく資格の勉強をすることは難しいでしょう。社会人の資格取得の勉強にデメリットとして立ちふさがる勉強時間と、勉強の仕方を解消する方法はいくつか存在します。 一つ、誰でも簡単に思いつくのが、資格試験を合格した先輩に、試験内容を尋ねるということがありますが、これはあまり有効な手段ではありません。受験の大雑把な内容を知ることはできますが、受験問題は毎年変わります。 なにより、忙しい社会人の先輩に勉強を見てもらうというのも難しいです。では、どのようにして社会人としての資格試験のデメリットを解消すればよいのか、通信教育や参考書など、おすすめや、勉強のコツをご紹介します。

勉強の仕方を忘れてしまった人におすすめの通信講座

自宅や仕事の休憩時間を使って勉強ができるのが通信教育です。現在では多くの専門性が学べる通信講座があり社会人の資格試験の勉強にとってメリットが高いのが特徴です。そのなかでも最大手であり実績があるのが【通信教育のユーキャン】です。 ユーキャンは合格までのスケジュールを組んで合格までの期間をバックアップしてくれます。 教材には専門家の監修がついており、イラストや図解などでわかりやすく勉強をアシストしてくれます。 さらにユーキャンの通信講座には社会人に向けた多くのメリットがあり、スマートフォンやパソコンを用いた動画での解説、メールでの質問など、テキスト内でわからないところを通勤の時間や休憩時間を利用して気軽に勉強できたり、問い合わせができます。これは専門的な参考書をただ買うだけでは得られないメリットです。

ユーキャンで学べる資格

技術士系の資格でユーキャンで受講できる資格は【第一種電気工事士】【第二種電気工事士】【電験三種】【ITパスポート】【危険物取扱者】です。 受講料金も一括払いと分割払いが選べるので、一度に大きな金銭的負担をしなければならない、というデメリットもありません。一定の条件を満たしている人には教育訓練給付制度というメリットの高い制度が利用できます。 厚生労働大臣が指定している口座を受講、修了すると実際に支払った学費の20%(上限10万円)が支給されます。対象は受講開始日に雇用保険の被保険者であった期間が通算1年以上の場合と、前回の制度利用から、受講開始日に雇用保険の被保険者であった期間が、通算3年以上の場合です。 雇用保険の被保険者でなくなった場合でも、1年以内に妊娠、出産、育児、疾病、負傷が理由であれば公共職業安定所長へ申請することにより教育訓練給付制度を受けることができます。

30分のタイムトラック勉強法

勉強の仕方を忘れてしまった、元々座学が苦手、勉強時間が少ししか取れない、という人にメリットのある勉強法が30分と5分に区切ったタイムトライアル勉強法です。 これは人間の集中力が元々30分程度と言われている説を利用した短時間勉強法です。それ以上となると集中力が続かなくなり、ついつい余計なことを考え気が散ってしまいます。   30分持たない人は15分から始めましょう。用意するものはキッチンタイマーです。30分に設定したら勉強を開始してください。大切なことはアラームが鳴ったら途中でもノートや教材を閉じ5分間強制的に休憩することです。 5分間の休憩はパワーナップや軽い運動、ストレッチが良いでしょう。 パワーナップは目を閉じ頭を空にする休息で一種の瞑想です。 目標をクリアできないのは、持続力において大きなデメリットです。目標を問題を解答数ではなく、時間に変えることでハードルが下がります。

反復学習法で合格力を身につけろ

学習熱心な人の中には新しいテキストや問題集を次々とこなす学習スタイルの人もいます。 が、試験対策にメリットが高いのは同一のテキストや問題集を何度も繰り返す反復学習法です。 人間の脳は覚えたことを次の日にはリセットしてしまうのですが、この学習法のメリットは完全に忘れてしまう前に繰り返すことにあります。繰り返せば繰り返すほど記憶の定着率は格段にあがり、高いメリットを期待できます。 メリットが最も得られる学習範囲の目安は「そのページを開いた途端中身が把握できるまで」繰り返せば大丈夫です。 コツは、問題の答えがわからなくても次に進めることです。一度で理解しようとせず、テンポよく次の問題に進んでください。 2回3回と繰り返すにつれ、自然と理解度が増していきます。また、繰り返すたびに時間効率も上がってきます。記憶定着の考え方からも、時間効率の観点からも反復学習法はメリットの高い学習法です。

 2018年版技術士第一時試験基礎・適正科目

2018年版 技術士第一次試験基礎・適性科目完全解答
2018年版 技術士第一次試験基礎・適性科目完全解答

国家資格であり、技術士資格の最高位【技術士】の技術士第一試験基礎・適正科目の最新予想問題集です。基礎科目200問、適性科目105問を収録した技術士試験の基礎勉強の決定版です。 2017年度版の口コミでは「わかりやすい解説でよかった」「回答が丁寧」との口コミが寄せられており、2018年度版も受験者にとってメリット満載の内容となっています。 技術士の基礎・適正科目内容は過去問を繰り返し解くことで内容への理解を深めることができます。繰り返し使えるのもこの問題集のメリットです。

無料でダウンロードできる過去問

技術士第一試験の過去問題は公益社団法人、日本技術士会のホームページからもダウンロードできます。金銭的に余裕のない受験者はにとってメリットの高い、過去問題をダウンロードできます。 過去問題は平成16年度から平成29年度まであり、それぞれ基礎科目・適性科目・専門科目( 機械部門、船舶・海洋部門、 航空・宇宙部門、電気電子部門、化学部門、繊維部門、金属部門、資源工学部門、建設部門、上下水道部門、衛生工学部門、 農業部門、 森林部門、水産部門、経営工学部門、情報工学部門、応用理学部門、生物工学部門、環境部門、原子力・放射線部門)がダウンロード可能となっています。

メリットのある資格を目指して頑張ろう

メリットのある資格を目指して頑張ろう

高いクオリティが求められるのが技術士です。資格というものは元来、個々人の技術力向上と所有している技術力の証明です。各分野の技術士は長い時間をかけて腕を磨いていきます。 ぜひあなたのこれまでの努力に見合った、メリットある資格を選び挑戦してください。努力の末獲得した資格が、今はもちろんこの先将来あなたの人生に役立つことを応援しています。

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