
更新日:2018年01月23日
メールが主流となりつつある現代では、使う機会が減ってきた「拝啓」という言葉ですが、ここぞという時や手紙ではまだまだ使用される言葉でもあります。そのため、使い方を知らないと肝心な場面で恥をかいてしまいかねません。今回は、そんな「拝啓」についてご紹介します。
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ビジネスシーンで文章の様式は、相手との関係性と文章を送る目的によって決まります。そして、「拝啓」と「敬具」は、あなたと距離がある相手に文章を書く場合、もしくは尊敬している相手や尊重したい相手に文章を書く場合に用いる言葉です。 例えば、普段の仕事では接点のないほかの部署に所属する上司に文章を書くのであれば、社内文書であっても「拝啓」と「敬具」を用います。他にも、新年の挨拶や年度替りの挨拶などの定期的な挨拶を目的とした文章であれば、「拝啓」と「敬具」を用いた方が改まった感じとなり良いのではないでしょうか。
手紙やはがきなどでは、「拝啓」のあとに時候の挨拶という季節を表す言葉を用います。時候の挨拶といわれると難しく考えてしまいがちですが、人に会った時などに「最近、暑い日が続きますね」や「朝晩は肌寒くなってきましたね」という言葉と同じく、気候や季節の移り変わりや寒暖差を表す挨拶の言葉であるとともに、相手の健康を気遣う言葉であるのが時候の挨拶です。 ここでは、「拝啓」の後に続く時候の挨拶の例文を季節ごとにご紹介します。
1月の時候の挨拶の例文は、以下のとおりです。 ・澄み切った冬晴れの日が続いている今日この頃ですが ・寒さに耐え忍ぶ木々に生命力を感じますが
2月の時候の挨拶の例文は、以下のとおりです。 ・先日、我が家でもお雛様を飾りましたが ・猫柳の芽が色づき始めた今日この頃ですが
3月の時候の挨拶の例文は、以下のとおりです。 ・マフラーが要らない暖かな日が多くなってきましたが ・春が近くなってきたとはいえ荒れ模様の日もあり油断は禁物ですが
4月の時候の挨拶の例文は、以下のとおりです。 ・いよいよ春爛漫の季節となりましたが ・過ぎ去りし春が惜しまれる今日この頃ですが
5月の時候の挨拶の例文は、以下のとおりです。 ・ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか ・爽やかな五月晴れの毎日ですが
6月の時候の挨拶の例文は、以下のとおりです。 ・長雨がうっとうしい毎日ですが ・梅雨入りもまもなくですが
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