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更新日:2024年08月25日
「拝見いたしました」の言い方は間違いなのかでしょうか。これまで敬語を言い間違えての案内はしたことありませんか。「拝見する」「拝見しました」を元に敬語・二重敬語について詳しく解説をして行きます。間違えた敬語を使わないようにする方法を教えて行きます。
目次
「拝見いたしました」結論から書きますと、間違いです。こちらの「拝見いたしました」の文法に問題があります。「拝見いたしました」についてこれから解説をしていきます。
日本語には約24万語以上の語彙があると言われています。(広辞苑 第6版より)日常よく使う言葉、と日常は使わないが、聞いてわかる言葉があり、前者を使用語彙、後者を理解語彙と言います。その中でも成人の日本人ネイティブスピーカーで、理解語彙は4万語から5万語彙、使用語彙は1万語から2万語ぐらいと言われてます。 日本語には他の国とは違い、敬語という言葉が存在します。最近ではビジネスシーンで日本人ネイティブスピーカーでさえも、使い方が分からなかったり、「拝見いたしました」など、間違った文法でサービスをするシーンも見た事があります。 2007年に文化審議会国語分科会から「敬語の指針」が答申され、従来の「尊敬語」、「謙譲語」、「丁寧語」の3分類から、5分類になりましたが、ここでは、3つに分けてお話ししていきます。敬語には「尊敬語は」、「謙譲語」、「丁寧語」があり、これからは謙譲語の一つである、「拝見いたしました」にスポットを当てていきます。
「拝見いたしました」を分けますと「拝見する+いたしました」となります。まずは「拝見するから解説して行きます。「拝見する」の意味は「見る」の謙譲語です。「見る」という動作を使うときに、自分をへりくだって、相手への敬意を示し、言い表す言葉を言います。
敬語の中には尊敬語、謙譲語、丁寧語があります。 (1)尊敬語 相手の行動・動作について、その人物を立てて述べます。例)「ご覧になる」 (2)謙譲語 自分の行動・動作をへり下って話すことで、相手に対して敬意を言い表します。例)拝見する」 (3)丁寧語 相手に対し敬意を表して丁寧に話すことです。例)「見ます」 尊敬語は話の中心・話し手(主人公)が歳上・目上の方の場合に使い、謙譲語は話し手が自分自身の場合の時に自分をへり下って、相手を立てる時に使うと頭にあるとわかりやすいでしょう。 「言う」の尊敬語は「おっしゃる」、謙譲語は「申し上げる」、丁寧語は「言います」と他にも言い換えられる動詞があります。
敬意の種類 | 形式 | 例 |
---|---|---|
尊敬語 | お/ご〜になる、〜られる、〜なさる、形容詞/名詞+いらっしゃる | お読みになる、読まれる、食べられる、ご利用なさる、努力家でいらっしゃる |
謙譲語 | お/ご〜する、お/ご〜申し上げる、〜いたす | ご案内する、ご案内申し上げる、利用いたす |
丁寧語 | 〜ます、〜です、形容詞+ございます | 食べます、美味しいです、美味しゅうございます |
辞書形 | 尊敬語 | 謙譲語 | 丁寧語 |
---|---|---|---|
行く | いらっしゃる | 伺う、参る | 行きます |
言う | おっしゃる | 申し上げる、申す | 言います |
いる | いらっしゃる | おる | います |
見る | ご覧になる | 拝見する | 見ます |
食べる/飲む | 召し上がる | 頂く | 食べます |
来る | いらっしゃる/見える | 参る | 来ます |
する | なさる | いたす | します |
記載されている内容は2017年12月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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