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更新日:2024年07月05日
「請う」と「乞う」。口に出してしまえば音は一緒ですが、いざ文字にしてみればがらりと変わってしまいます。二つとも同じ意味だろう。という安直な考えで使い分けることもしていないのでは。実は「請う」と「乞う」は意味合いは違います。今回はその二つの違いを紹介します。
「請う」という言葉には二つの意味があります。一つ目は、他人に物を与えてくれるよう求める。また、何かをしてくれるように願うということです。そして二つ目は神仏に祈りを求めるという意味もあります。意味合いの話も加えるとするならば、「請う」は許しを願うというニュアンスもあります。
「こう」と読みます。う、は送り仮名になります。
類語としては、「頼む」、「乞う」などがあります。意義素としては、誰かに何かの要請か要求を行うということになります。 他にも「期待」「要求」「願う」などもあり、此方の意義素は義務的であると考えるということになっています。最後のものは類語としては良いのですが意味を考えると少し違った捉え方になるでしょう。
実は類語である「乞う」については他にもあるのですが、其れは後に記載している違いの方で詳しくさせて頂きますので、類語としては簡素にさせてもらいます。
「請う」の「請」を漢文で読む。という意味ならばその場合は「セイ」「シン」と読みます。漢文では、「請う」という記載ではなく「請ふ」と書かれている場合が多いです。この場合でも読みは「こう」ということになります。
~したい、~しましょう。という意味になります。然し、この意味合いを含む言葉は他にも存在します。願ハクハなどの場合でも、この請うと同じく~したい、~しましょうという意味を持っています。 他にも、欲スなどの場合は、~したい、~しようという意味合いを持っています。訳だけを見ると同じようにも思えますが漢文などで違うかき分けられていることから、ニュアンス的、感覚的に違うことは確かです。
「請う」の過去形は「請うた」という形になります。この請うた、という形についての軽い説明は次でさせて頂きます。
記載されている内容は2017年12月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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