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「おっしゃる」の意味・使い方や注意点|メール/手紙・違い

初回公開日:2017年12月02日

更新日:2020年05月27日

記載されている内容は2017年12月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

メール

「言う」の尊敬語である「おっしゃる」は、敬語の中でも特に使用頻度が高い代表的な言い方ですが、もっと丁寧な印象を与える表現はあるでしょうか。また「おっしゃる」の間違った使い方や正しく使うためのポイント、その他の敬語も併せてご紹介します。

「おっしゃる」の意味

「おっしゃる(仰る)」は「言う」の尊敬語にあたります。敬語には、主に「丁寧語・尊敬語・謙譲語」の3つがあり、尊敬語は相手への敬意を表現する言い回しです。

「おっしゃる」の使い方や注意点

「おっしゃる」をはじめとする敬語は、尊敬語と謙譲語を取り違えないことがルールの基本です。相手を高める尊敬語に対し、謙譲語は自分が一歩引くことで敬意を表現する「自分用」の言い回しです。尊敬語の「おっしゃる」に対して、謙譲語は「申す」となります。 謙譲語を使う時のコツは、「相手と同じ立場から一歩引く」という感覚です。初めから相手の方が価値のある人間だとか、自分の方が社会的地位が低いという風に解釈してしまうと、相手からの信用を得ることができません。 次に、「おっしゃる」の具体的な使い方と注意点を紹介します。

メール

敬語には「おっしゃる」のように、もとの言葉(言う)を別の表現に変化させることで尊敬語になるケースと、「れる・られる」を付けて敬語表現にする言い方に分けられます。ビジネスメールでは「れる・られる」よりも、できるだけスッキリして見える別表現を使用することをおすすめします。

手紙

「おっしゃる」と似た言葉に「仰せになる」があります。話し言葉としては仰々しい印象になりますが、手紙などの文語にはしっくりなじむ表現です。

目上

会社の上司や目上の方は「立場が上」なので尊敬語の対象ですが、例えば取引先など部外者との対話の中では身内にあたりますので、「おっしゃる」は使えません。謙譲語である「申しております」が正解です。

身内

敬語にはいくつかの制約がありますが、中でも身内に敬語を使うことはタブーとされています。「おっしゃる」は、相手への敬意を表す表現なので、身内について目上の方や上の立場の人に語る時は、自分のことと同じように謙譲語の「申す・申します・申しました」を使いましょう。 敬語の間違いに多いのは、対話をしている相手が上司や顧客など立場が上の人だからという理由で、会話全体が敬語になってしまうケースです。しかし、たとえ相手が目上の人であっても、話題の登場人物が身内であれば「おっしゃる」ではなく「言う・申す」を使うのがルールです。 理屈では分かっているつもりでも、急に人前で話すことになって緊張してしまった場合や、両親への感謝を述べる場面などでは、つい文脈に釣られて口から敬語が出てしまうケースがあります。こうした失敗を防ぐためには、日ごろから敬語に慣れておくことはとても大切です。

他の表現との違い

「言う」の敬語には「おっしゃる」の他にも似た言葉がありますが、違いは何でしょうか。次に、「おっしゃる」の代わりに使えそうな表現と、それぞれの注意点について紹介します。

言われる

動詞のあとに「れる・られる」を付けるだけで尊敬語になるので多用されがちですが、敬語はできる限り変換型を使用することが望ましいでしょう。もともと「れる・られる」が以下の4つの意味をもつ助動詞です。 ・受け身「隣の人にスマホを覗かれる」「満員電車で足を蹴られる」 ・可能「あと2杯は食べられる」「無料で何本でも見られる」 ・尊敬「先生がそう言われる」「先方が書類をチェックされる」 ・自発「先のことが思いや・られる」「昨日のことのように思い出される」 例えば「先生がお酒を飲まれたあとで食べられると言われています」のように、ひとつの文章にいくつかの「れる・られる」が含まれる場合、言いたいことがうまく伝わらない可能性があります。「言われる」よりも「おっしゃる」の方が伝わりやすいと言えるでしょう。 「寝れる・見れる・食べれる」のような「ら抜き」言葉が指摘されるようになって久しいですが、「れる・られる」を多用するうちに「ら」を抜いて、可能と敬語を使い分けようとしていることが考えられます。こうした問題も「おっしゃる」を使うことで避けられるでしょう。

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