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「いらっしゃる」の意味や使い方|用法/由来/メール・例文・違い

初回公開日:2017年12月14日

更新日:2020年08月14日

記載されている内容は2017年12月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

メール

「いらっしゃる」というおもてなし敬語について、その意味や由来、過去形での正しい言い方について本記事ではご紹介いたします。また方言での各都道府県での言い方や、手紙などでの文例など、どのように「いらっしゃる」を使えばいいのかのご紹介もしています。

「いらっしゃる」の意味や使い方

この「いらっしゃる」という言葉、おそらく飲食店などで聞く「いらっしゃいませ」が一番耳馴染みが深いのではないでしょうか。 「いらっしゃる」とは「いる・ある」「来る」の尊敬語を表します。目上の方が遠方からお越しになられたり、お客様がご来店されたとき、または相手の佇まいを褒める際に使われます。 この言葉の意味をよく理解し、ビジネスの場や社交の場においても、正しく使えるようになることでより今後の人間的な魅力を増すことになるでしょう。社会人敬語の基本中の基本と心得、おもてなしの気持ちを込めて使えるとなお良くなります。

由来

「いらっしゃる」の元々の尊敬表現は、「入らせらる(いらせらる)」というものでした。 「入らせらる」の中に「来る」「行く」「居る」の意味も含む形となり、一語化して「いらっしゃる」という尊敬語になりました。 その連用形に丁寧の助動詞「ます」、「ます」の命令形「ませ」がつくようになります。命令形の表現でも、このなかには「歓迎」の意味も含まれる尊敬語として扱われます。 つまり「いらっしゃります」「いらっしゃりませ」となっていきました。その後イ音便化し、「いらっしゃいまし(ませ)」となり、省略化され、現在の「いらっしゃい」と変化していきました。

メール

手紙やメールでの「いらっしゃる」という表現は、どのような時に使ったら良いのでしょうか。これは「来る」「居る」「行く」の3語により、使い道がことなります。「来る」の場合は、「今度またお食事にいらしてください」または「この度は当店にお越しいただき誠に有難うございました」という使い方があります。 「いらして」は「いらっしゃって」を短く、言い換えた表現になります。「お越しいただき」もほぼ「いらっしゃる」と同義語となります。「居る」の場合は、「先日も先生は学会に居られました」「相変わらずお元気でいらして」という使い方があります。その場に居る(おられる)という意味と、現在の相手の状態を指す意味で使われます。 「行く」の場合、「今度の週末に義実家に参ろうと存じます」という、「行く」を「参る」に言い換えた表現で使います。この3語の意味を踏まえて、ビジネスメールなどで使い方を誤らないように、気をつけて復習していきましょう。

「いらっしゃる」を使った例文

「いらっしゃる」には他にも敬語表現があります。日常会話で広く使えるものから、ビジネス敬語といった社会人マナー用、少々格式張った接客用でのおもてなし敬語などがあります。 広く使われる場合は「行く」「来る」「居る」となり、ビジネス敬語では「参る」「お越し」「御座る」となり、おもてなし敬語では「赴く」「おいでに」「候う」と変化します。 日頃あまり意識はしていなくても、一つの言葉だけでたくさんの同義語・それに付随する語尾の活用形など、言葉の組み合わせは複雑で美しく、だからこそきちんとした習得が大切なものとなります。

目上の人

目上の人に対する「いらっしゃる」の使い方は、時と場合に応じて尊敬語と謙譲語を使い分けなればなりません。 例えばお客様応対の際に、「ただいま部長がいらっしゃいます」とは言いません。この場合は上司よりも立場の高いお客様へ聞かせる言葉になりますので、上司に対しては尊敬語から謙譲語に言い換えなくてはなりません。 そのためこの場合は「ただいま部長が参ります」と言います。尊敬語と謙譲語は使いどきを間違えてしまうと、時として相手に失礼にあたる場合があります。意味をわきまえて、適切に使えるようにしましょう。

「いらっしゃる」との違い

「お見えになる」「お越しになる」「いらっしゃる」は、どれも同じ意味の尊敬語となります。こちらを尊敬の高い順に並べると、「お見えになる」>「いらっしゃる」>「おこしになる」>「来られる」となります。 尊敬の高い順とは、一体どのように使い分ければ良いのでしょう。ここでは尊敬の高さ、ニュアンスの違いについても踏まえながら、「お越しになる」「おいでになる」について解説いたします。

お越しになる

「お越しになる」は「来る」「行く」をの尊敬語となりますが、どちらかというと「来る」という意味で使われるケースが圧倒的となります。 そのため「いらっしゃる」よりも、より来てくださるということを強調されたい、もしくはより目上の人に対して「お越しになる」という表現として使います。 また「お運びになる」「来給う」という表現もあります。こちらは手紙や、改まったおもてなし敬語・大和言葉として使われると良いでしょう。

おいでになる

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