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ビジネスにおける頂くと戴くの使い方例文|公用文/ビジネス文書

更新日:2020年08月07日

言葉の使い方

いただく、という言葉には、頭の上に載せる、またへりくだって相手を立てる時に使う謙譲語としての意味、行動を丁寧にいう場合の他に、動詞と組み合わせて使う補助動詞の役割など様々な使い方があります。そこで今回は「いただく」の使い分けについてご紹介します。

頂くの意味

お礼状などで「先日いただいたお菓子を」と書く時に、丁寧に書こうとして「頂く」と書くべきかと悩んだことはないでしょうか。「いただく」という言葉は、色々な場面で使うことが多い言葉ですが、文字として書く時には悩んでしまう言葉です。

頂くという言葉には、辞書では以下のような意味があります。

①頭の上にのせてもつ。現代では比喩的な使い方が多い。 「白雪を-・いた山々」 ②「もらう」の謙譲語。目上の人から金品をもらうことや恩恵となるような動作を受けることを,受け手を低めていう言い方。頂戴する。 ③「食べる」「飲む」の謙譲語・丁寧語。 ④(補助動詞) ㋐(「…て(で)いただく」の形で動詞の連用形を受けて)他人から恩恵となるような動作を受ける意を表す。 ㋑(「お…いただく」の形で動詞の連用形,「御(ご)…いただく」の形でサ変動詞の語幹を受けて)他人にその動作をしてもらう意を表す。 ㋒(「…させていただく」の形で)相手に自分がしようとする動作についての許しを願う謙譲表現。

そしてこの「いただく」の漢字には、「頂く」と共に「戴く」というのもあるため、使う時に混乱してしまうことが少なくありません。この2つにはどのような違いがあるのかを、詳しくご紹介します。

頂くと戴くの違い

辞書ではどちらの漢字も挙げられていますが、実際にはどのような違いがあるのでしょうか。 「頂く」という漢字の頂には、頭の上、てっぺんという意味があります。そこから、頂くというのは自分より相手を上に見る、という意味から「大切にする」「相手を敬う」といった形で使われます。そのため、「食事を頂く」「お時間を頂く」といった、行為に対する謙譲語として「頂く」が使われます。 一方の「戴く」は、「冠を戴く」「雪を戴いた山々」といった「何かがかぶさっている」状態を指して使われます。また「褒美を戴く」といったように、相手からいただいた物に対して、敬意を示す形でも使われます。「戴く」を使う際には、物や物品物品が対象であることがほとんどです。 ただし「戴く」は常用漢字ではないため、一般的には「いただく」とひらがな表記をされることがほとんどで、小説や詩などで使われることが多い傾向にあります。

頂くと戴くといただくの使い分け

実際に「頂く」と「戴く」はどのように使い分けるべきなのでしょうか。

いただくを漢字にする時

漢字で「いただく」を使う場合、行為に対しては「頂く」を使うのが一般的です。会話で相手を敬う形という意味でも、「頂く」がいいでしょう。「いただいたお土産」といった形で使う場合は、「戴いたお土産」とすると、素晴らしいものをいただいた、という表現になりますが、相手によっては大げさな表現に取られる可能性もあるため、注意が必要です。

いただくをひらがなで書く時

補助動詞として使用する場合には、漢字ではなくひらがなで「いただく」とするのが通例です。補助動詞とは、動詞の後に「いただく」をつける使い方のことを指します。 ただ丁寧に書こうとして、補助動詞の「いただく」なのか、それとも行為や物に対して使う「頂く」や「戴く」なのかが分からない場合は、「頂戴する」に言い換えてみましょう。「お時間を頂戴する」なら意味が通りますので、「お時間を頂く」としますが、「お送り頂戴する書類」は文章がおかしいので、「お送りいただく書類」とひらがなにするのが正しい使い方となります。

ビジネスにおける頂くと戴くの使い方例文

ビジネスでは、メールや文書でのやり取りが多くなりますので、「いただく」の使い分けが難しい場面が多くあります。基本の使い分けをしっかり覚えておきましょう。

初回公開日:2018年01月13日

記載されている内容は2018年01月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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