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円安はいつまで続くのか・年別の為替予測と実績・海外旅行の影響

経済

今は円安状態で景気も上向きになっています。円安がもたらしてくれる恩恵は大きくなっていますが、逆に不利になることがあるとも言われています。果たして円安はいつまで続くのでしょうか?そこで今回は円安がいつまで続くのか、考えてみました。

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円安はいつまで続く!?

円安はいつまで続く!?

円安がいつまで続くかを探る前に、「円安」そのものについて説明します。円安とは外国通貨に対して、円が安くなることを言います。 例えば、1ドルが100円から110円に上昇したとしましょう。1ドルの価値が100円から110円になっているので、「ドル高」の状態になっています。逆に100円の価値が下がってしまったので、同時に「円安」の状態になりました。 円安になる要因は色々とありますが、大きな鍵を握っているのが「景気」です。つまり、いつまで円安が続くのかを探るには、「景気」の行く末を探る必要があります。

ドル高はいつまで続くの!?

2017年は1ドル113円と、正にドル高状態となっています。ではドル高状態は、一体いつまで続くのでしょうか。2008年に起きたリーマンショック、2011年に東日本大震災が起こりました。お陰で日本・アメリカ共々景気は信じられないほど悪くなり、1ドルが76円にまで円高ドル安が進みました。 しかし安倍首相がかかげるアベノミクスが功を奏し、円安ドル高が進行しました。またアメリカの景気も持ち直したことにより、一時は1ドル125円まで跳ね上がりました。そして現在、アメリカの景気は比較的良好な状態が続いており、日本の景気も少しずつ持ち直しています。

ユーロ高はいつまで続くの!?

ユーロ高はいつまで続くの!?

2017年時点において1ユーロ133円と、驚異的なユーロ高となっています。ではユーロ高状態は、いつまで続くのでしょうか。1ユーロ95円とユーロ安状態になったことがありました。しかしユーロ圏の景気が持ち直したこともあってか、2017年には1ユーロ130円台にまで回復しています。 ユーロ高がいつまで続くかについては、イギリスの動向が鍵を握りそうです。イギリスは2016年にEU離脱を決定し、現在は離脱に向けた話し合いを行っています。報道では、2018年までには話し合いに決着をつけるとされています。ユーロ高になるかユーロ安になるかは、正直な所は分かりません。でも2018年には、ユーロが大きく変わることだけは確かです。

ウォン高はいつまで続くの!?

2017年時点において、1ウォンあたり0.104円となっています。かつて1ウォン0.08円と比べると、ウォン高状態となっています。ウォン高がいつまで続くのかは、北朝鮮情勢の行方にかかっています。 2017年に北朝鮮情勢は悪化し、一歩間違えば「戦争」になっていたという状況にまでなったこともありました。国が戦争を始めると、投資家達は関係している国の通貨を売り他の国の通貨を購入します。いわば「お金の避難」です。 「お金の避難先」は色々ありますが、中でも避難先として世界的に有名な通貨は「円」です。北朝鮮情勢が解決へ向かわない限り、ウォン高はいつまでも続くでしょう。

円安はいつまで続く!?年別の為替予測と実績から考える

円安はいつまで続く!?年別の為替予測と実績から考える

円安がいつまで続くのかを探る上で、重要な手がかりになるのが過去の為替です。そこで2014年から2017年までの、為替予測と実績について取り上げます。

黒田バズーカで激変!2014年の為替予測と実績

2014年は、正に激動の年でした。1月には1ドル103円でしたが、12月には119円にまで円安が進みました。 円安が一気に進んだ理由が、日銀の金融緩和の拡大です。金融緩和の拡大とは、世の中に流れているお金の量を増やすことを指します。金融緩和の拡大は当時大きな話題となり、日銀の総裁の名前をもじって「黒田バズーカ」とも呼ばれました。 2014年に円安になった理由は、「黒田バズーカ」の他にもあります。でも円安がいつまで続くのかを考える上で、「黒田バズーカ」は無視できません。

世界情勢で大混乱!2015年の為替予測と実績

2014年初め頃に起こったウクライナ内戦は、2015年になっても一向に解決への道筋は見えない状況となっていました。ウクライナ内戦は円にも大きく影響を与ました。また2015年には、ギリシャが倒れてしまうという話も出ていた時期でもあります。借金が返せなくなってしまったギリシャは、このまま進めば国として成り立たなくなる所まで追い詰められていました。 国が危機になると、「避難先」として円が買われて円高になる傾向があります。国の情勢は良くない方向へと向かっていた頃だったので、2015年は円高になっても不思議ではありませんでした。しかし予測に反して、2015年はこれまでにもない円安となりました。2015年6月には、1ドル125円にまで上昇しました。過去5年を振り返っても、2015年が最も強い円安となりました。

ブレグジットで円高に!2016年の為替予想と実績

円安がいつまで続くのかを見極めるには、世界情勢も大きな鍵を握ります。2016年は世界情勢に大きくゆらぎ、円高へと突き進みました。円高の背景にあったのが、イギリスのEU離脱(ブレグジット)です。当初はEU離脱はないと見られていましたが、国民投票の結果EU離脱が決定されました。 イギリスがEUから抜け出すというニュースは、当時大きな話題になりました。今後イギリスだけでなく、ヨーロッパ経済そのものががどうなるのか分かりません。そこで「避難先」である円にお金を預け、円高を引き起こしました。円に流れた結果、円高になり1ドル120円台から99円まで動きました。

新しい大統領への期待で円安に!2017年の為替予測と実績

円安がいつまで続くのかを見極めるには、アメリカの動向も大きなヒントとなります。2017年にアメリカでトランプ大統領が新たに就任しました。大統領はこれまでのアメリカ政治を根本的に否定し、本当の意味での強いアメリカを作り出そうとの指針を示しました。所謂「アメリカ・ファースト」です。 強いアメリカを取り戻そうと、大統領は次々に新しい政策に着手します。しかし政策は思いの外上手く行かず、大統領としての資質も問われてしまう始末です。ただ「強いアメリカ」は世界に大きな期待感を抱かれて、ドル高となりました。

2018年はどうなるの!?最新為替を大胆に予測してみた!

2018年はどうなるの!?最新為替を大胆に予測してみた!

2018年の為替予測は、ずばり「円安」です。 円安の鍵を握っているのが、アメリカです。2017年・アメリカは法人税減税・インフラ整備にも着手する考えを示しています。ただし実現するには数多くの課題をクリアしなければならず、「どうせ無理だろう」と冷たい目で見ている方も大勢いらっしゃいます。 しかしアメリカが掲げている計画が実現できれば、景気は上がり円安方向へと向かうことでしょう。2017年12月時点で1ドル110円前後となっていますが、2018年には1ドル120円になる可能性はあります。 ただ円安は、いつまでも続く訳ではありません。逆に「2018年は円高になる」と予測している専門家もいます。円高要因としてあげられるのが、「地政学リスク」です。海外情勢は不安定な状態となっているので、いつどこで戦争が起こっても不思議ではない状況です。

円安が続くと不利になる事柄

円安が続くと不利になる事柄

円安は訪日外国人の増加・貿易収支の拡大など、もたらしてくれる恩恵は大きいです。しかし逆に円安がいつまでも続いてしまうと、不利になってしまうものがあるのも事実です。そこで、円安がいつまで続くと不利になる事柄について取り上げます。

お土産代が高くなる海外旅行

円安がいつまでも続いて聖魔うと、海外旅行の際にお金が余分にかかってしまいます。例えば、お土産で5ドルのお菓子を購入したとしましょう。1ドル100円の時に5ドルのお土産を購入すると、500円のお金が必要となります。しかし円安で1ドル110円になれば、同じ5ドルでも550円と、50円余分にかかってしまいます。 ただ円安は、日本へ海外旅行に行く外国人観光客にとっては有利になります。1ドル100円の時に500円の土産を購入すると、5ドル必要になります。でも円安になり1ドル110円の時に500円のお土産を購入すれば、50円分安く手に入ります。 円安が続けば海外旅行には不利になるものの、海外から日本へやってくる外国人にとってはありがたい存在です。だから一概に、「円安は海外旅行に不利」とは言えません。

入学費用が高くなる海外留学

円安は留学にも不利になります。かつて1ドル80円と、超円高だった頃がありました。円高で海外の学校の入学費用は日本とは比べ物にならないほど安く、留学する人は後を経ちませんでした。 しかし円高はいつまでも続くという訳ではありません。海外の学校の入学費用はほとんど変わっていませんが、円安になったことにより、かつてと比べると値段は高くなっています。 でも円安は留学に不利とは言え、上手く利用すればものすごい有利に働くこともあります。例えば円安になっている時に留学し、円高になった時に留学費用を支払います。すると結果的に超格安留学となり、有利になります。留学が有利になるか不利になるのかは、ご自身の行動次第です。

円安株高はいつまで続く?

円安株高はいつまで続く?

円安株高がいつまで続くのかについては、「分からない」というのが正直な答えです。もし答えを知っているのならば、世の中の投資家は黙っているはずがありません。ただ円安株高がいつまでも永遠に続くことは、絶対にありえないことです。なぜなら市場には、波があるからです。 円高円安を大きく左右するのは、日本の景気そのものが大きく関わっています。これまで日本の景気は好景気・不況を幾度となく繰り返してきました。好景気が続いた後に不況になり、不況が終われば好景気を迎えてきました。 日本の景気がしばらく良い状態が続けば、円安はしばらく続くでしょう。しかし日本の景気が悪くなってしまうと、円高へとなります。円安株高がいつまで続くのかに対する答えとしては、「日本の景気の波次第」です。

円安は政治や景気に大きく左右される

円安は政治や景気に大きく左右される

今回は「円安はいつまで続くのか?」について取り上げましたが、いかがでしたでしょうか。円安にはデメリットがあるものの、メリットもあるので一概に悪いとは断言できません。円安は、世界の景気や政治に大きく左右されます。今後のニュースに目を光らせて、円安と良い付き合いをしていきましょう。

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