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デジタルの厚塗りのコツ・立体感/光調整・髪の毛を上手に塗る方法

趣味

近年スマートフォンやネットの普及で、可愛いイラストを目にすることが増えましたよね。デジタルで厚塗りのイラストを描いてみたいけど、コツや方法がわからないし難しそう。そう思っている方に、キャンバスの作成方法と厚塗りのポイントやコツについてをご紹介していきます。

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キャンバスの作成方法は?使い方のコツは?

デジタルで厚塗りイラストを始めようと思ったものの、難しそうな印象がありなかなか手が出せないとお考えの方も多いのではないでしょうか。そんな方に向けて、複数のペイントツールでのキャンバスの作成方法を紹介していきます。

キャンバスを作成するときによく出てくる用語

キャンバスとは、絵を描く紙を指します。タテヨコのサイズは自由に指定できるため、イラストの用途によりお好みで選択しましょう。 解像度というのはドットの細かさです。画像を構成している密度のことなので、解像度が高ければ高いほどドットが細かくなり、線画がなめらかで密度があるイラストに仕上がります。描いたイラストをネットにアップロードするだけなら、解像度は72~100程度で十分ですが、描いたものをプリントする場合は解像度300~350以上が一般的です。

sai

まずはインストールしたsaiを起動します。画面左上にある「ファイル」をクリックし、次に「新規キャンバス」を選択します。すると、キャンバスサイズや解像度を指定する画面になります。 慣れるまでは「規定のサイズ」から選択したり、500×500、解像度100くらいの無難なサイズで始めましょう。右下のOKを押すと、新規キャンバスが画面に表示されます。画面上にある鉛筆や筆で、好きな色を選んで白いキャンバス部分に絵を描きましょう。

アイビス

アイビスペイントを起動し、タイトル画面にあるマイギャラリーをタップします。次の画面の左下にある「+」をタップすると、新規キャンバスを選択する画面が表示されるので、お好みのサイズを選択しましょう。

クリップスタジオ

クリップスタジオを起動後、画面左上の「ファイル」をクリックし、次に「新規」をクリックします。漫画や動画の作成ではなく、saiやアイビスで紹介したときと同様のノーマルのイラストを描く場合は、作品の用途は左端のオレンジ色のアイコンを選択します。 初心者の場合、キャンバスサイズは細かな指定をせず、プリセットからA4など無難なものを選択しましょう。解像度は100~300程度が一般的です。表現色は「カラー」を選択して、右上のOKをクリックすればキャンバスが完成します。

Photoshop

まずはインストールしたPhotoshopを起動します。メニューバーの「ファイル」をクリックした後、「新規」をクリックします。ファイル名に、イラストのタイトルを入力しましょう。(名前は後から変更できます)その下の「ドキュメントの種類」は、日本標準用紙、サイズも無難なA4を選択しましょう。 解像度は標準の300で良いでしょう。右上のOKをクリックすると、キャンバスができ上がります。

pixia

pixiaを起動して、ツールバーにある新規作成(白い紙のアイコン)を選択します。キャンバスのサイズや解像度を自由に変更できますが、初心者の場合は、元から入力されている数字のままで構いません。右下のOKをクリックすると、キャンバスが完成します。

デジタルイラストを描くときのコツ

デジタルイラストを描くツールのほとんどでは、キャンバスを回転させられる機能があります。回転させることで、線をまっすぐ美しく引くことができるので、この機能を活用して描くと良いでしょう。コツをつかめば操作も簡単に行えます。

デジタルで厚塗りをするコツは?

厚塗りとは、油絵のように透明感のない画材で幾度も塗り重ねて、立体感のある絵に仕上げる技法です。デジタルイラストなら間違えた箇所を簡単に修正できるため、アナログで行うよりも簡単に厚塗りを行えます。手順やコツをおさえて挑戦してみましょう。

構図

厚塗りでイラストを描く場合、まずはキャンバスに簡単な構図を考えながら書き込んでいきます。このときのコツは、あくまで「構図を決める作業」なので、細かく書き込まないことです。人物のポーズや位置、背景のパースなどを大まかに描きましょう。

ラフ

厚塗りの次の工程はラフです。ラフは、構図よりも少し細かく書き込む作業です。ですが、清書ではないため線を丁寧に書く必要はありません。迷い線があっても良いので、人物の髪型や顔のパーツ、服装や背景を描いていきましょう。 ラフを描くときのコツは、ペイントツールにある反転機能を使用してバランスを確認することです。この時点で、人物の体のバランスなどが変になっていないか確認しながら描き進める必要があるため、たまに左右を反転させてみましょう。

カラーラフ

次は、イラストの色を決める作業です。先ほど完成させたラフに色をつけていきます。肌、髪、服、背景を自分が思う色に塗り進めていきましょう。すべての場所を塗り終わったら全体を見直します。思いのほか色に偏りがあったり、気になる箇所がでてくることがありますので、その場合は色を変えてみましょう。 この工程で押さえておくコツは2つあります。一つ目のコツは、丁寧に塗りこまないこと。あくまで厚塗りのラフなので、時間をかけて細かく行わなくて大丈夫です。 2つ目のコツは、パーツごとにレイヤーをわけないこと。アニメ塗りとは違い、厚塗りは1つのレイヤーにカラーラフを行いましょう。

ディティール

次は、色を塗り重ねながら細部を書き込んでいく作業です。この工程が、厚塗りにおける一番大切で仕上がりの美しさを左右するところです。時間をかけて丁寧に行いましょう。 厚塗りでディテールを塗り重ねながら描くときのコツは、あえて正反対のカラーを部分的に使用することです。そうすることでリアルな奥行や光沢が生まれることもあるので、色々なカラーを重ねてみましょう。

背景

背景を美しく描くコツは、「ぼかし機能」を活用することです。厚塗りで背景を描いたあと、背景の一部分をぼかすことで奥行を感じさせ、立体感を出すことができます。ぼかしをかける箇所は細かく書き込まなくてもよいため、初心者でも簡単にイラストを美しく仕上げられるコツです。

光調整

厚塗りの作業を終えたあと光調整を行うことで、イラストをより美しく仕上げることができます。温度や湿度、日の暖かさや自然の香りなど、五感にうったえかけるものがあるイラストになるでしょう。 光調整を行うときのコツは、その絵がどんな場面なのかを考えながら行うことです。場所や時間帯などにより印象は大きく変わるので、その絵に合った調整を行いましょう。

厚塗りで立体感を出すには

厚塗りのイラストで立体感をだすコツは、「光源を意識すること」です。厚塗りに限らず絵が上手い人は、共通してこのコツをおさえています。どの角度から太陽やライトが当たっているのか、その場合、影になる場所はどこなのかを正しく描ければ、それだけで絵にグンと立体感が生まれます。

厚塗りで上手に髪の毛を塗るコツは?

厚塗りで人物を描くとき、複数のコツを意識して塗ることで絵の見栄えが格段によくなります。どのようにすれば綺麗な人物を厚塗りで描けるのか。3つのコツを紹介していきます。

頭の丸みを意識して描こう

髪を厚塗りで描く場合、塗り重ねる時に「頭は球体であること」を意識しましょう。立体感を無視して塗ると、不自然な人物になってしまいます。つむじから生えていることや毛の流れる方向を正しく書き込むことが、一つ目のコツです。

光と影でメリハリをつけて

二つ目のコツは、光源を意識して髪に光と影をしっかりとつけることです。厚塗り以外の技法でも、このコツは大変重要です。プロの人の絵を見て、光と影のつけ方を学び実践してみるとグンと仕上がりが美しくなるでしょう。

数本の髪の毛を描き足して動きをつけよう

三つ目のコツは、厚塗りの仕上げ作業の際に行います。イラストの構図により異なりますが、動きのあるポーズや、風で髪がなびく状況のイラストの場合、光を受けて反射した髪の毛を細い線で数本書き足すと、より立体感が出ます。書きすぎると不自然になってしまうので注意しましょう。

厚塗りは時間をかけて行いましょう

厚塗りのイラストはとても綺麗で魅力的ですが、美しく仕上げるにはたくさんのコツや技術が必要です。何度も塗り重ねながら立体感を出していく技法ですので、完成までには時間もかかります。根気のいる作業ですが、練習を重ねるときっと素晴らしい絵を描き上げることができるので、ぜひ厚塗りでいろんな色の重ね方を試してみてはいかがでしょうか。

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