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フォークリフトの技能向上のコツ|運転/荷役・免許取得のコツ

更新日:2024年04月21日

社会人常識

重い荷物や大きい荷物を運ぶのに用いるフォークリフト。車とは異なるので、運転に慣れない間は戸惑うこともあるでしょう。少しのコツを知ると、狭い倉庫や工場の中でも手際よく作業をすることができます。仕事を始めたばかりの人に役立つフォークリフト運転のコツをご紹介します。

フォークリフトで荷物を運ぶときには、荷物の輸送や保管作業をしやすくするための板が使われていて、これを「パレット」と呼んでいます。パレットの材質により特徴が異なるので、扱う荷物や現場によって使い分けるのがコツです。 ■木製パレット 壊れにくく重い荷物に耐えられるのが特徴です。湿気に弱くダメージを受けやすい反面、傷んだ部分だけ修理ができるので、長期間使えることから多くの工場で使われる材質です。 ■合成樹脂製パレット 木製パレットと異なり、湿気が多い場所での使用が可能です。長持ちする材質として広く使われていますが、破損部分を修理するには木製パレットよりも費用が必要です。 ■金属製パレット 金属製パレットは最も壊れにくい材質で、長期間の使用が可能です。航空輸送などの現場で使われることが多いパレットです。

コンテナ

荷物を高い位置に置く時も、一旦適当な位置に荷物を置いてから所定の位置に置き直すように微調整をすることが上手に置くためのコツです。一度で荷物を移動させるのではなく、何度も微調整を行いないながら積むことがコツと言えます。

爪の水平

フォークリフトのリフトは、爪を水平かやや前倒しにして操作を行うのがコツです。爪の前面を上げて操作をすると、荷物をすくいあげるように持ち上げられないだけでなく、荷物が重いほどバランスが取りにくくなるためです。 一度で完璧な位置に爪を差し込もうとしても上手くいかない場合が多いので、荷物を持ち上げる時はリフトを数回に分けて操作するのがコツです。

フォークリフトの運転が下手な人の傾向

フォークリフトは、基本さえ押さえられれば作業自体を行うことはできます。しかし、慣れてくるとフォークリフトの扱いについて得手不得手の差が出てきます。運転が不得手な人の傾向と特徴を紹介しますので、確認をしてみてはいかがでしょうか? ■上限重量超え フォークリフトの力は強く、多くの重い荷物を運ぶことができるので、慣れると一度で多くの荷物を運びたくなる人が増えます。しかし、積載上限重量がオーバーするとバランスを崩しやすくなり、フォークリフトの故障にも繋がります。 ■急発進急ブレーキ 急発進や急ブレーキを行うと、荷物を落とし傷付けてしまう可能性があります。急発進や急ブレーキを行うということは、周囲の確認ができないことがほとんどです。荷物を丁寧に扱う気持ちは大切ですが、荷物にばかり気を取られていると前方や後方不注意に繋がることもあるので、周囲と荷物両方に気を配るようにしましょう。

安全にフォークリフトを運転するために

フォークリフトは荷役自動車なので、普通乗用車と操作方法が異なります。普通自動車と同じ感覚で運転をすると、多くの場合上手く操作ができません。 フォークリフトのリフトは水平かやや上に向けて操作し、荷物を一度で積もうとしないことがコツとなります。また、フォークリフトを運転しやすい環境作りも大切です。物が床上に散乱していたり、荷物の置きすぎで通路が狭くなっている場所でフォークリフトを上手く運転するのは大変です。 また、さまざまな形の荷物を同じ爪で運ぼうとすると、操作が難しくなるので、いろいろな形状のものを運ぶ必要がある場合には、さまざまな爪を付けたフォークリフトを複数用意しておきましょう。

初回公開日:2017年12月17日

記載されている内容は2017年12月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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