IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

コミットメントの意味と使用例|ビジネス/心理学/iso/金融

言葉の意味

カタカナ語のコミットメントは、実はかなり意味の幅が広い言葉です。しっかり意味を把握していなければ、シーンによってはコミットメントの意味を誤解してしまうこともあります。ここでは、コミットメントのシーン別の意味やコミットとの違いなどをご紹介します。

更新日時:

コミットメントの意味と使い方

コミットメントの意味と使い方

カタカナ語の「コミットメント」は、最近のビジネスシーンでかなり頻繁に使われる言葉でしょう。日常生活でも、テレビや新聞・雑誌などのメディアで耳にしたり、目にしたりすることも増えています。 「コミットメント」は、英語からきているカタカナ語です。英語では、【commitment】と綴られ、名詞で使われます。その意味は、「委託、委任、引き渡し、投獄、拘留、委員会付託、言質(げんち)、約束、公約、責任」などがあります。 日本語のカタカナ語の「コミットメント」も英語に準ずる意味になりますが、使われるシーンによって、専門用語として使われることもあり、非常に意味が広い言葉です。ここではまず、シーン別に「コミットメント」の意味をおさらいしていきましょう。

ビジネスでの「コミットメント」の意味とは?

英語の意味からもわかるように、「コミットメント」の言葉の意味には、責任のニュアンスを含んでいることが多いです。ですから、ビジネスシーンでも頻繁に使われる言葉なのです。 一般的には、何かに関わること、関わることを明言すること、また約束などの意味で「コミットメント」が使われます。意味のニュアンスには責任を持つことも含んでいるため、契約や交渉などの大切なものに関して使われることがほとんどです。ケースによっては、政治や法律に関わる分野でも使われます。

使い方

たとえば、「この海外進出計画では、わが社の東南アジアへのコミットメントを表現しています。」というと、進出計画は東南アジアを中心に展開することを意味=明言していることになります。また、前後の文脈によっては、その計画により、東南アジアに対する社会貢献的な約束をはっきりとさせたことも考えられます。 また、「国際的な環境コミットメントに反している。」とした場合には、国際的な環境への約束を指しているでしょう。たとえば、世界的にはO2削減の動きがあるのに対し、それに反するようなO2排気が多い工場建設の計画がある時などに、上記の表現で反対の意見を述べることができるでしょう。 ビジネスシーンで一般的に使われる「コミットメント」の意味は、前後の文章である程度意味を考える必要があります。

心理学でのコミットメントの意味

カウンセリングなどで「コミットメント」という言葉が、よく使われます。心理学での「コミットメント」は、決断することや積極的に関わるという意味で使います。別な言葉で言うと、腹をくくるともいえるでしょう。 心理学でのコミットメントの効果には、迷いが消えることやものごとに対しての意欲がわくこと、創造的に行動することができるようになることとされています。

使い方

アメリカでは、離婚のプロセスのひとつに、カウンセリングを受けることが盛り込まれるケースがあります。これは、パートナーとの関係がうまくいかなくなってしまい、関係が最終段階にきているところで、本当に自分がどうしたいのか、本当に離婚するのどうかを決めるため=コミットメントのためのカウンセリングです。 カウンセリングにより、第三者の意見やアドバイスに導かれ、この先もパートナーシップを継続すると決める人も、もちろんすくなくありません。コミットメントを持つことで、腹をくくり前向きに関係修復に向かうことができるのです。

融資枠をコミットメントラインという

金融業界で使われる専門用語に「コミットメントライン」という言葉があり、これは「融資枠」のことを指しています。 企業と金融機関の間で、あらかじめコミットメントライン=融資枠を設定し、その枠の範囲であれば、いつでも審査なしに融資を受けられる契約、融資枠契約で使われる言葉です。ただし、枠内でも融資を利用するたびに手数料を支払うのが一般的です。 コミットメントフィーという言葉もあり、これは枠内の未使用分に対しての手数料=融資枠維持手数料のことを意味しています。

ISO取得の際に求められるコミットメント

ISO取得のインストラクションに、「コミットメント」よう言葉が使われています。ISOは、国際的な規格を満たしている証拠になる基準で、品質管理の上で重要とされています。 マネジメントは、品質方針の設定、品質目標の設定、法的規制の遵守や顧客の要求を満たすことの周知などをしているというコミットメント=関与している証拠を示すことも、審査基準に含まれています。

恋愛でのコミットメントの時期

恋愛でのコミットメントの時期

欧米での恋愛のプロセスは、しばしばカジュアル、コミットメント、ステディ、エンゲージ(婚約)、結婚と進むと表現されます。 恋愛でのコミットメントは、一般的には1対1のお付き合いの初期段階で、周りにも2人が恋愛関係であることが認識され始める時期を指します。しかし、コミットメントの時期の意味の取らえ方には、個人差があることもあります。

企業のコミットメントとは?

企業のビジョンや指針は、社会に対する責任を持つことを示す所信表明のような意味があるでしょう。それを企業の「コミットメント」したり、社長やCEOからの発信であれば「トップコミットメント」などとしたりして使います。企業のコミットメントは、ホームページや企業のカタログなどに掲載されていることが多いでしょう。

コミットメントを日本語に置き換えると?

コミットメントを日本語に置き換えると?

カタカナ語の「コミットメント」の意味から考えると、関与、委託、確約、かかわり、公約、声明、義務、責任、肩入れ、委託、委任、公約などの言葉があります。どの言葉にも、責任のニュアンスを含んでいます。

コミットとコミットメントの違い

コミットとコミットメントの違い

某企業のCMでの印象的なせりふに「コミットする」という表現がありました。英語ではコミットメント【commitment】が名詞で、コミット【commit】はその動詞になります。

日本語でのコミットの意味

日本語のカタカナ語での「コミット」は、「コミットする」という形で動詞として使います。名詞の意味を動詞にした意味で使われるので、関係すること、参加すること、かかわり合うこと、任せることの意味で使われるのが一般的です。 加えて、日本語のコミットメントのニュアンスと同じように、コミットするにも責任を伴うニュアンスがあります。ですから、「コミットする」というと、何が何でも達成するというニュアンスも含むことが多いでしょう。 例えば、「先月は目標達成できなかったから、今月はしっかりコミットしろよ。」と言われたら、何が何でも達成しなければいけない=達成する責任あるニュアンスがあります。

英語での【commit】

英語の【commit】は、日本語のコミットよりも深い意味があります。【commit】はよく政治家が使う言葉で、「~を誓約・公言する」などより重い責任を背負う時にも使います。また、罪を犯すことを「commit a crime」、また自殺をすることも「commit suicide」とされ、【commit】と使って表現されます。 【commit】は、【com】=「いっしょに」と【mit】=「運ぶ」が語源となり、ともには運ぶというイメージでしょう。いいことでも悪いことでも、そのことに自分の身まで捧げて成し遂げるという意味を含んでいます。

コミットメントを把握してシーンに合わせて使い分けよう

コミットメントを把握してシーンに合わせて使い分けよう

コミットメントは、英語からきている日本語のカタカナ語です。英語のコミットメントにもたくさんの意味があり、日本語のカタカナ語でもシーンによって、さまざまな意味とニュアンスがあります。 さまざまな意味があるからこそ、前後の文脈や話の内容からある程度の推測をして理解しなければいけません。コミットメントはビジネスシーンでも使う言葉なので、誤解があると恥をかくだけでなく、ビジネス自体に影響することも考えられます。 わかりにくい言葉ではありますが、「コミットメント」をしっかり把握して円滑なコミュニケーションとビジネスを進めましょう。

関連タグ

アクセスランキング