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副社長と取締役との違い|会社員/責任/会社の総会の議決権

初回公開日:2017年12月24日

更新日:2020年11月14日

記載されている内容は2017年12月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

社会人常識

会社内の敬称として「取締役」「社長」「副社長」などを耳にしたとき、その役割や意味の違いを明確に理解していますか?これらの敬称には、社内における役職の序列を表すだけではなく、法律で定められた決まりがあります。ここではその違いを詳しくご紹介します。

副社長の社長との関係

副社長とはどんな仕事をするのでしょうか。その役割は会社によって異なりますが、基本的には、緊急時において社長の代わりとなって動くことができる人物が副社長です。また、社長は会社のとして、会社の理念やあらゆる将来のビジョンを構想して、社内の従業員に発案します。日々変化していく世の中の動向をキャッチし、会社を引っ張っていかなければなりません。 副社長は、社長の行う重要なビジョンの構想を助けるため、重要かつ緊急な仕事を引き受け、社長自ら手を下さずすむようサポートします。「社長を暇にすること」が副社長のミッションといっても大げさではないでしょう。

副社長と取締役の違い

副社長と取締役の違い
※画像はイメージです
出典: https://www.pakutaso.com

役員と会社員の違い

副社長は会社の規定で定められた役職であり、あくまで「会社員」ですが、取締役は法律で定められた敬称であり「役員」です。 役員である取締役の役割とは、会社の方針を決定し、会社を運営することです。取締役の互選により、法律上の代表権を持つ「代表取締役」が決定されます。取締役の任期は原則2年で、株主総会での決議により最大10年までとなります。それに対して会社員である副社長の役割とは、役員が定めた経営方針に従って労働力を提供することです。 ただし、日本の会社では、一般的に社長、副社長、専務、常務などの役職名を持つ人物で取締役会が構成されている場合が多いので、会社員である副社長が取締役という役員を兼任していることもあります。

雇用形態の違い

会社員である副社長は会社と「雇用契約」を結ぶのに対して、役員である取締役は委任契約としての「任用契約」を結びます。 また、お金の支払い方にも違いがあり、役員は「役員報酬」社員は「従業員給与」となります。役員は役員報酬と給与の両方をもらうということはなく、残業代、諸手当はありません。毎月同じ金額を役員報酬として受け取ります。

責任の違い

副社長が会社の構成員で従業員であり、従業員は会社の過失に対して個人の責任を追及されないのに対して、取締役は代表取締役と近い責任を負わなければいけません。 具体的には、損害賠償責任と連帯責任です。経営責任として、顧客に損害を与えれば損害賠償を負わなければならず、また株主がいれば株主に対する責任も発生します。

会社の総会の議決権

取締役の役割として、役員のうちの一つとして、会社の総会で取り上げられた議案の議決権を持っています。取引に関しては取締役会で承認を受ける必要があり、株主に対しての報告、説明義務もあります。 「代表取締役副社長」という役職名を聞いたことはあるでしょうか。これは、副社長が代表取締役として会社の総会においての議決権を持ち、かつ副社長として社長の補佐をしながら任務を遂行するという役割で、より効率的といえます。

社員から役員になるには

「役員」は「役職」ではありません。つまり、社員として昇進を繰り返したその先に役員になれるわけではないということです。社員としては「雇用契約」を終了し、一度退職手続きをしてから、改めて会社と「任用契約」を結んで役員に就任することとなります。

役員と会社員の違いを理解しよう

役員と会社員の違いを理解しよう
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