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よろしいの意味・よろしいを正しく使った例文|目上の人/メール

更新日:2020年08月14日

メール

ビジネスシーンでよく使われる「よろしい」という言葉、正しく使えていますか?「よろしい」には多くの意味があり、使い方によっては相手に悪い印象を与えてしまう恐れがあります。今回は、「よろしい」の正しい使い方について、例文とともにご紹介していきます。

「よろしい」は使い方によって、皮肉を込めた嫌味(イヤミ)になります。それは、先に述べた「許可」「許容」で、あえて正しくない使い方をしたり、「良い」を不自然な文脈で丁寧に表現したりする場合です。 例: ・「別に、そちらの考えるようにして頂いてよろしいですよ。」  →本当は納得していない。 ・「お宅のお嬢さんは頭がよろしいですものね。」  →本当は頭が良いとは思っていない。または頭が良くても他が良くないと言いたい。 ・「まぁ、そんなことをなさるなんて!お育ちがよろしいのね。」  →育ちが悪いと言いたい。 このように、「よろしい」は悪い意味で使われることもあります。裏を返せば、誤った使い方をすることで、意図せず悪い意味で捉えられる恐れがあるということです。

「結構です」「構いません」の使い方は?

「よろしい」の代わりにビジネスシーンでよく使われるのが「結構です」や「構いません」という表現です。確かに、「よろしいですよ」と言うよりも「構いませんよ」と言う方が聞こえは良い感じがします。 しかし、「結構です」「構いません」も謙譲語ではなく、「よろしい」と同じ丁寧語であり、「許可」「許容」を表す言葉です。つまり、用法は「よろしい」と同じであるため、目上の人に「結構です」「構いません」と言うのは正しくありません。 ただし、「よろしい」とは異なる点が1つあります。それは、対等な相手に対しては「許可」「許容」の意味で「結構です」「構いません」を使うことができるということです。例えば以下のような場合です。 例1: 店員「お飲み物にストローをお挿ししてもよろしいでしょうか?」 自分「ええ、構いません。」 例2: 隣人「町内会の係を決めなければいけないのですが、〇〇係をお願いできませんか?」 自分「わかりました、そちらで結構ですよ。」 もちろん、相手との距離感や関係性を考慮して言葉選びをすることが大切です。

「よろしい」を正しく使った例文は?

「良い」状態を形容する意味

・「こちらのお部屋は景色が大変よろしくて、多くのお客様からご好評頂いております。」 ・「ここの料亭は味付けが私好みでよろしい。」 ・「お身体はもうよろしいのですか?」 ・「A社の上半期の業績がよろしくないようです。」 ・「日頃の行いがよろしい。」

「許可」の意味

・「例の企画の件、先方と話し合ってこちらで進めていってもよろしいでしょうか?」 ・「〇月〇日の〇時にそちらにお伺いしてもよろしいでしょうか?」 ・(部下に対して)「君の判断で進めてよろしい。」 ・(生徒に対して)「今やっているプリントが終わった人から帰ってよろしい。」

「支障がない」という意味

・(部下に対して)「その件は明日になってもよろしいから早く帰りなさい。」 ・「このようなことをお客様にお伺いしてもよろしいのでしょうか。」 ・「こちらに記載されている内容でよろしければ、以下にサインをお願いします。」 ・「会場は屋根さえあればどこでもよろしいようです。」

「どうでもよい」という意味

・(部下に対して)「お膳立てはよろしいから、早く本題を話しなさい。」 ・「上質なものであれば、金額はよろしい。」 ・「彼が気にしているかどうかなんてことは、よろしいのです。」

メールでの使用

メールで「よろしい」を使用する場合は、「許可」「許容」の用法がほとんどです。ただ単純に「良い」を丁寧に表現する「よろしい」は、口語では上品な印象を与えるものの、文面、特にビジネスメールだと回りくどい、あか抜けない印象になってしまうためです。 「よろしい」を使い慣れないうちは、相手に「許可」「許容」を求める文脈に限定して使用するのが良いでしょう。 例: ・「ご注文頂いた内容は下記のとおりでよろしいでしょうか。」 ・「事前に添付の資料をご確認頂いてもよろしいでしょうか。」 ・「この件については次回の議題に持ち越しということでよろしいですか?」

「よろしい」を正しく使えるようになろう

今回は「よろしい」の正しい使い方をご紹介しました。敬語は改まって教えてもらうものではなく、経験を通して身につけていくことが多いので、間違った語法を気づかずに使い続けていることも多々あります。だからこそ、自分で意識して学んでいかなければなりません。 社会に出てしばらく経てば、陰で「あの人敬語もまともに話せないんだ」と言われることはあっても、敬語の誤りくらいで注意してくれる人はいなくなります。 美しい日本語を話せるということは、その人の信用に繋がります。まずはビジネスシーンでよく使う「よろしい」をマスターし、一目置かれる存在を目指しましょう。

初回公開日:2017年11月17日

記載されている内容は2017年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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