IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

「精進する」の意味と使い方|例文や敬語表現・類語もあわせて紹介

更新日:2023年10月29日

敬語表現

ビジネスシーンでよく使われる「精進する」という言葉、何となく雰囲気で使っている方も多いのではないでしょうか。本記事では「精進する」の意味や使い方、言い換えなどを紹介しています。正しく使って、社会人として相手に失礼のない言い方ができるようになりましょう。

「精進する」の敬語表現

「精進する」の「精進」という熟語が丁寧な印象を与えるので、「精進する」という言い方だけで敬語表現だと誤解をしている人もいますが、実は違います。 目上の方に対して「一生懸命に頑張ります」と決意表明するような場面で使われることが多いために、敬語表現であると間違われやすいのでしょう。しかし「精進する」とは、ひたすら一生懸命に何事かを行う状態を表す言葉で、敬語表現ではありません。 目上の人に対して使う際には、失礼のないように敬語表現に言い換えて使うようにしましょう。

精進いたします

「いたします」は、よくビジネスメールなどでも目にする表現です。「いたす」は「する」の謙譲語であり、それに「ます」という丁寧語がプラスされた敬語表現です。相手に敬意を表した丁寧な言葉として使用することができます。 「精進いたします」は取引先の方とやりとりするビジネスメールに使えるだけでなく、上司といった目上の人にも使える表現です。

精進していく所存です

「所存です」は、「そのつもり」という自分の意思や考えを述べる言葉「所存」に、丁寧語の「です」をつけた謙譲表現です。 そのため、「精進していく所存です」は、「一生懸命努力していくつもりです」「一生懸命努力しようと思っています」という意味になります。 謙譲表現にあたるため、目上の方に対する言葉やメールの文面などでも使用することができ、改まった場面で自分の意思や考えを印象付けたい時に適しています。

精進してまいります

ここでの「まいります」は補助動詞「行く」「来る」の謙譲表現として使われています。 「精進する」に、補助動詞の「いきます」をプラスすることで、一時的なものでなくその状態や動作が続いていくことを表します。そのため、「精進する」という気持ちを、この先に向かって持ち続ける気持ちがあることを表現したい時に使われます。 「いきます」の謙譲表現である「まいります」と言い換えることで、敬語表現として目上の方に向かって使う言葉として適した表現になります。

精進を重ねてまいります

「精進してまいります」や、「精進していく所存です」と同じように謙譲表現として、似たようなビジネスシーンで使えるのが「精進を重ねてまいります」という言葉です。 「重ねて」という言葉をプラスすることで、より粘り強く、辛抱強く努力をしていく印象をつけることができるので、履歴書や着任の挨拶の際に使うとよいでしょう。

「精進する」の類語・言い換え表現

「精進する」という言い回しはビジネスシーンにはふさわしいのですが、少し固く聞こえる表現です。そのため、場面によってはもっと耳慣れた言葉に言い換えた方が良い場合もあります。 ここからは「精進する」の類語や、誰にでも分かりやすい、馴染みのある言葉で言い換えた例を紹介します。

次のページ:「精進」が含まれる言葉の意味
初回公開日:2017年11月20日

記載されている内容は2022年12月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

関連タグ

アクセスランキング