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「台頭」の意味/読み方/類義語・歴史用語としての意味

更新日:2020年08月07日

言葉の読み方

普段から使っている言葉で、意味は分かっていても、その言葉の由来について考えたことがある方はあまりいないのではないでしょうか。今回は、「台頭」という言葉に焦点を当てて、「台頭」の意味や類義語、歴史用語としての意味について書いていきます。

「台頭」とはいったいどういう意味なのか?

毎日の政治や社会、国際関係のニュースなどでよく聞く言葉に「台頭」というものがあります。よく「近年の新興国の台頭は」といった言い回しで使われますが、いったいどのようなことを意味しているでしょうか。 台頭の意味を国語辞典で調べてみると次のようになります。

頭をもたげること。勢いを増してくること。

「頭」という字が使われているためか、勢いがついて力が盛んなさまを頭が盛り上がってくるというような表現で表しているというように見えます。 多くの場合は、何らかの勢力や集団が力を得て、勢いを見せつけるというような意味で使われるため、特定の集団が「台頭」したということは、これから先彼らが目を離すことができない存在であることや、しばらくは彼らがその業界や分野の中で中心になりそうな状況であることを意味しています。 ニュースなどでよく聞く用語であるため、もし、その中で台頭が伝えられるような存在があればぜひともその動向を注視していくことが大切といえます。

英語で「台頭」を意味する表現は?

ちなみに英語で「台頭」を意味する表現としてはどのようなものが挙げられるのでしょうか。 まず、単独の単語で「台頭」を意味するものとしては「rise」が挙げられます。「rise」は「下から上に昇る」「上昇する」といった意味がありますが、「台頭」についてもそれまで存在すら確認できなかったものが、一気に一目置かれる立場に昇ることを意味しているため、「rise」が当てはまるといえます。 なお、熟語の場合は、「gain power」や「raise one's head」といった表現が使われます。

「台頭」はどのように読む?

さて、この「台頭」ですが、読み方は「だいとう」ではなく「たいとう」です。「台」という字は本来あまり「たい」と読むことがないため、読み間違える方も少なくなく、つい「だいとう」と読みたくなってしまいがちになります。 それではなぜ、「台」とつくのに「たい」と読むのかといえば、その理由は「台頭」の語源にあります。

もともと別の漢字の表記からきていた

もともと「台頭」は「擡頭」と書いていました。一目見たところ非常に難しい書き方をしますが、この「擡」という字は、音読みで「たい」、訓読みで「もたげる」と読まれており、「持ち上げる」という意味がありました。 それが「頭」という字につくことで「頭を持ち上げる」こと、つまりそれまで存在すら知られていなかった人や集団が一気に注目を集めたり、勢いを持つようになったりする、ということを意味するようになりました。 ただ、この「擡」という字は見てわかるように画数が多く複雑なために、なかなか日常的に書くのが難しいです。そのため、より簡単で、かつ似たような読みをする「台」の字があてはめられるようになりました。 余談ですが、「台頭」の旧字体の書き方は「臺頭」と書きます。

「台頭」と似たような意味を持つ単語

「台頭」という語に、いくつかの意味がよく似た単語があります。ここでは、それらの単語を見ていき、それを通じてより「台頭」に対する理解を深めるとともに、台頭と同じような意味を持つ語の知識を蓄えていきましょう。

「プレゼンスを増す」

よく外交関係のニュースや海外でのビジネスなどで聞かれるのが、「プレゼンスを増す」という表現です。 まず、「プレゼンス」は「存在感」を意味する英単語です。そのため、「プレゼンスを増す」とは、特定の国や集団、人などが存在感を見せつけている様子を表していることを示していますが、この存在感を示すということもただ単に目立つように努力すればできる、というものでもありません。 その背後にはそれができるだけの実力(個人の才能や実力、国や集団の持つ軍事力や国際的な影響力など)があるため、それらなしにはとてもプレゼンスを示すことができません。 そのため、「プレゼンスを増す」という表現も、「台頭」と同じ意味があります。

「頭角を現す」

初回公開日:2017年12月06日

記載されている内容は2017年12月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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