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更新日:2024年07月22日
「ここで会ったが百年目」というセリフは、時代劇や落語でよく使われるので、耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。ここでは、「ここで会ったが百年目」の意味や使用シーン、元ネタから意外と知られていないセリフの続きをご紹介します。
目次
「盲亀の浮木(もうきのふぼく)」仏教の説話で、仏の教えに出会うことはとても難しいことを説いた話です。話の内容としては、百年に一度だけ海面から顔を出す盲目の年老いた亀が、海面から顔を出すときに偶々海面に浮かぶ一本の木に出会い、さらに偶々その木にちょうどいい穴が空いていて、偶然にも穴に顔を突っ込んでしまう、というあり得ない確率で起こることを表しています。 「ここで会ったが百年目」の続きとして使われる場合には「滅多にないこと」の例えとして使われています。
「優曇華の花(うどんげのはな)」とは、インドで神聖視されている樹木「優曇波羅華(うどんばらげ)」を略した言い方です。この花は三千年に一度咲くとされており、咲いたときには仏が現れるともいわれる空想上の吉兆の花です。 「ここで会ったが百年目」のセリフでは、盲亀の浮木と同様「滅多にないこと」として使われています。
いかがでしたでしょうか。今回は、聞いたことはあっても詳しくは知らない「ここで会ったが百年目」を掘り下げてみました。日常生活では中々使う機会がありませんが、時代劇や落語を楽しむ際の前提知識として知っておくと、話がより深く理解できるのではないでしょうか。
記載されている内容は2017年11月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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