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「お薦め」「お勧め」「お奨め」の意味と使い分け・例文

初回公開日:2017年11月23日

更新日:2020年02月11日

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言葉の意味

「薦」「勧」「奨」「進」という字は、音読みはそれぞれ「セン」「カン」「ショウ」「シン」と異なりますが、訓読みでは全て「すす(め)」と同じ読み方をします。このように、音読みは異なるが訓読みが同じ字のことを「同訓異字(どうくんいじ)」といいます。

「お薦め」「お勧め」「お奨め」の意味と使い分け

お薦め・お勧め・お奨めという言葉は、みな同じような意味合いを持っていますが、「どんな場合」に「どの字」を使ったら良いのか迷うことがあります。一体、どのように使い分けしたら良いのでしょう。

「お薦め」の意味と使い方

お薦めの「薦」という字は、音読みは「セン」と読みますが、訓読みでは「すす(める)」「しき(りに)」「し(く)」「こも」などと読みます。 お薦めという言葉は、「いくつか選択肢がある中で、自分が良いと思う人・物・事などを相手に推挙や推薦する」という意味であり、自分の進言を相手が採用するように働きかける場合に使います。 薦という漢字を使った言葉は、「推薦(すいせん)」「薦被り(こもかぶ)」「薦僧(こもそう→虚無僧)」などです。

「お勧め」の意味と使い方

お勧めの「勧」という字は、音読みは「カン」「ケン」と読みますが、訓読みでは「すす(める)」と読みます。 お勧めという言葉は、「自分が良いと思った物・事について、他者にも同調を促し誘う込む」という意味であり、自分も他者もそれを選択する状況が前提です。 勧という漢字を使った言葉には、「勧賞」「勧奨」「勧誘」などがあります。

「お奨め」の意味と使い方

お奨め「奨」という字は、音読みは「ショウ」と読みますが、訓読みでは「すす(める)」「すす(む)」と読みます。 お奨めという言葉は、「他者を高く評価した上で、頑張るように励ます」という意味であり、使う場面は自分が良いと考えることを忠告する場合や、激励して励ます時です。 奨という漢字を使った言葉には、「勧奨」「奨励」「奨学」などがあります。

「お薦め」を使った例文

お薦めの「薦」は、日常的に「推薦」という熟語でよく使われます。推薦は、自分が良いと思う人・物・事などを他者に推し採用を促すものですから、「強引に押し付ける」とか「高圧的に迫る」などのイメージはありません。どちらかというと、「よろしかったら、いかがですか」といったニュアンスで用いられます。 なお、推薦を使った言葉としては、「推薦文」「推薦図書」「推薦状」「推薦入学」などがあります。また、「お薦め)」を使った例文は、以下のとおりです。 (1)予備校選びは外人教師がいる○○塾がお薦めです。 (2)海外研修の選考対象として「○○君」をお薦めします。 (3)就活担当の「○○先生」のお薦めで会社訪問に参加しました。 (4)図書館長がお薦めの「○○の冒険」を読んでみました。 (5)気分転換には「○○映画」が一番のお薦めです。

お薦めの類語・同義語

推薦する

推薦とは、一定の評価が必要な事柄に関し「優秀である」とか「最適である」など高い評価を下した物事(個人・団体・集団など)について、裁量権を有する相手に対して認知させて採用を促したり、働きかけたりすることです。例えば、入学の推薦、人事の昇進・昇格推薦などです。 また、高い地位や名誉あるいは責任ある立場に対して、選任や就任することに相応しい個人や団体を推薦することを推挙ともいいます。例えば、団体役員の就任、横綱・大関への昇進などがこれに当たります。

奨励する

奨励とは、「奨める」ことと「励む」ことです。つまり、個人や集団に対して、決められたことを良いこととして励んで奨めるという意味です。奨励を使った言葉には、「奨励金」「奨励会」などがあります。 ちなみに、将棋の世界においては、6級~3段までのプロの卵たちが所属する「奨励会」があります。4段以上のプロ棋士になるまでの唯一の登竜門であり、試験に合格した者が将棋の実力を養う研修・養成機関です。

同訓異字などお薦めの図書3選

「薦める」「勧める」「奨める」は、訓読みが違っていても音読みが同じです。このような言葉を「同訓異字」または「異字同訓」といいますが、中にはいずれも似たような意味があるもの、似ていても少し意味が違うもの、全く意味が違うものがあります。 また、似たようなものに「同音異義」がありますが、これは音読みが同じであっても全く字が異なります。例えば、「いどう」と読む漢字には、移動・異動・医道・異同などがあります。 これらの同訓異字・同音異字・類義語を正しく使うためには、辞書などで調べる必要がありますので、それらに関するお薦めの図書をご紹介しましょう。

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