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別れの挨拶「お元気で」の意味と使い方・手紙の書き方・心理

更新日:2024年03月18日

メール・手紙

「お元気で」という言葉、日常会話であまり使うことってないですよね。でも、この「お元気で」意外と様々な場面や手紙を書く時に無意識に使用していると思いませんか?ここでは、「お元気で」の使い方について紹介します。参考にしてくださいね。

「皆様お元気でご活躍」 企業の会報や学校の創立記念などの挨拶状、個人への手紙などの冒頭に使われる言葉です。 ご活躍に続く言葉は必ず、「~のご様子、大変喜んでおります。」「~のことと思います。」など、相手を祝福または安否を尋ねるものです。 ・相変わらずお元気でご活躍されているご様子で何よりです。 ・ますますご壮健にてご活躍のことと、お慶び申し上げます。 ※手紙などを送る相手の体調を気づかい、頑張っていることを祝福する様子がうかがえる言葉です。

皆様「お元気で」

四季折々の挨拶には『ご家族の皆様、お元気でいらっしゃいますか。』という文章・言い回しがよく使われます。個人だけでなく、手紙や言葉を交わす相手の周囲の人にも配慮している言葉です。 【時候のあいさつ】 ・寒さ厳しき折 ・花冷えの時節でございますが ・清々しい初夏を迎え ・暑さもようやく峠をこえ ・秋も一段と深まり ・年の瀬も押し迫ってまいりました などの言葉にプラス安否を気づかう「皆様、お元気で」を文の途中や最後に使います。年賀状・季節の変わり目に出す挨拶状や手紙に、周囲の人の体調も気づかう言葉を入れると温かい文章になります。

これからも「お元気で」の使い方

会話の中で使うというよりは、還暦など長寿を祝う手紙やお誕生日のメッセージに多く使われます。 【長寿祝い】 ・これからもお元気で、合わせてご家族の益々のご健勝を心よりお祈り申し上げます。 ・これからも、益々お元気でご活躍されることをお祈り申し上げます。 ・(祖父母・親へ)いつも本当にありがとう、どうかこれからもお元気で。 ・どうぞこれからもお体を大切にいつまでもお元気でいてください。 【お誕生日メッセージ】 ・これからもお元気で頑張ってください。 ・これからもどうぞお元気で幸せになってください。 ・末永く(これからも)お元気でお過ごしください。 など、「お元気で」に「これからも」をつける場合、相手に対して幸福や健康を願う気持ちが表れています。

「お元気で」と言われた時の上手な返し方

「お元気で」と言われた時、あなたはどう感じますか?マイナス・イメージ、それともプラス・イメージですか。 口から出た言葉が同じでも心の中まで同じ想いとは限りません。【本来の意味での健康や幸せを願う気持ち】【哀しみ・怒り・やるせない気持ち】【深い意味のない挨拶】など ①健康や幸せを心から願う気持ち "プラス=幸せな気持ちになる" ②相手が二度と会わないつもりで言った言葉 "マイナス=嫌な気持ちになる" ③深い意味はなく出た言葉 "何も思わない" 状況にもよる「お元気で」という言葉ですが、「また会いましょう」「あなたも、お元気で」と無難に返しましょう。悲しかったり、切なかったりと複雑な心境にはなりますが、もめることはありません。

彼氏・彼女が「お元気で」と言う心理について

彼氏・彼女から「お元気で」と言われたら、別れの言葉と受け取るのが普通の感情でしょう。しかし、どのような想いでその言葉を切り出したのかとても気になります。彼氏もしくは彼女が「お元気で」という言葉を使う時は、大きく分けて2つの心理があります。 ①本当は別れたくはないが、色々な事情で別れなければならない。 ②(彼氏・彼女のどちらかが)決別したい。 ①の場合は、「幸せになってね、お元気で。」と相手を思いやる言葉を心から祈る気持ちもこめられます。 ②の場合は「もう会いたくない」というきっぱりとした感情(怒り・哀しさ・虚しさ)や切ない想いだけです。

「お元気で」という言葉を言われた時の心理はとても複雑

「お元気で」という言葉、言う相手の心境や状況で言われた時の心理は変わります。この一言で相手の心理を読むことは難しく、自分自身の心境も複雑です。 【相手が笑顔なら】 ・特に意味はなく今後会うにしても会わないにしても何気ない挨拶。 ・しばらく会えないけど、元気でね。また会いましょう。 【表情がかたい】 ・もう一生会わないつもりなのかな。 どちらにしても、当分のあいだ会わないだろうという心境です。

様々な思いに使われる「お元気で」という深い一言

いかがでしたか。「お元気で」と一緒に使う言葉で相手が受ける印象もずいぶんと違ってきます。 「お元気で」という硬い感じの言葉は、親しい間柄の友人とはほとんど使うことはなく、知人や近隣の人が遠方へ引っ越しをする際や会社を退職する上司や同僚にむけてなど、あまり頻繫に使う言葉ではないだけに、意味や使い方は深く考えずに何となく別れの時の最後の言葉に使われています。

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初回公開日:2017年11月14日

記載されている内容は2017年11月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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