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大学中退して公務員を受ける場合の勉強の仕方・給料・年齢制限

職種研究

大学中退の人の人であっても、年齢制限を満たしていればどのような人であっても公務員試験を受験することができます。大学中退の人は最終学歴は高卒となってしまいますが、大卒相当の学力と認められれば、国家公務員Ⅰ種も受験することができます。

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大学中退して公務員の試験を受けるときの勉強方法

公務員試験の試験内容は①大学卒業相当の学力、専門知識②高校卒業相当の学力を求められるもののいずれかが一般的です。大学中退したひとが受けられるのは、基本的には後者の方なので、高校卒業レベルの学力が求められます。 高校卒業相当と言っても、どれくらいかはっきりしていないので、高卒認定試験の勉強をしておくことをおすすめします。また、時事問題を出題されることも多いので、就職試験対策として出版されている、時事問題を総括した参考書を使って勉強することもおすすめです。

大学中退して公務員になった時の給料

大学中退の最終学歴は高卒です。そのため、公務員になったばかりの給料は高卒の人がもらう金額とほぼ同じです。さらに、年齢によってさらに手当てがつく場合は、その分も加算されます。その後の昇給も高卒と同じのため、大卒者よりも昇給しづらかったり、階級が上がりにくいことが多いです。

大学中退して公務員になるときの年齢制限

大学中退して公務員になるときの年齢制限

公務員とは

公務員とは国または地方公共団体の職務を担当し、国民や県民、市民のために奉仕する人です。公務員といってもさまざまな職種があります。 ①国家公務員Ⅰ種 ②国家公務員Ⅱ種(地方上級) ③地方初級 ④国家公務員一般職 上に挙げたもの以外にも自衛官や警察官、消防士などまだまだたくさんあります。その中でも一般的公務員といわれる上の4つについて以下では説明していきます。

①国家公務員Ⅰ種

年齢制限:21歳以上~33歳未満(受験年の4月1日現在) 21歳未満でも受験資格のある場合:大学卒業、翌年大学卒業見込みの場合、または人事院が大学卒業、翌年大学卒業見込みと同じくらいと認めた場合。

②国家公務員Ⅱ種(地方上級)

年齢制限:22~29歳(自治体によって年齢制限は異なります) その他の受験資格:受験時に大学卒業、または大学卒業見込みの者、学歴は問わないが、大学卒業程度の学力を有する者。

③地方初級

受験資格は自治体によって異なります。 たいていの自治体では30歳未満を年齢制限としています。

④国家公務員一般職

17歳以上、21歳未満 高卒で受験する人がほとんどです。

公務員は基本的は学歴を不問としています。しかし、試験内容は公務員の種類にもよりますが、少なくとも高卒以上の学力が求められます。これらの中で、大学中退の人が受験資格を持つものは③地方初級、④公務員Ⅲ種です。①国家公務員Ⅰ種、②国家公務員Ⅱ種(地方上級)は学力が大卒相当と認められなければ、受験資格を得ることができません。

年齢制限の幅が広い社会人枠(国家公務員)

近年では公務員採用の年齢制限を撤廃しようという動きがみられています。 国家公務員の場合は、経歴に関わらず受験することのできる社会人試験(係員級)と、社会人経験者を採用する国家公務員(経験者採用)の2つがあります。経験者採用は受験資格が大学卒業以上のため、大学中退の人は受験することができませんが、係員級は40歳未満であればだれでも受験することができるので大学中退の人であっても年齢を満たしていれば問題ありません。

社会人枠(地方公務員)

地方公共団体でも社会人枠を設けているところがあります。地方によって採用条件は異なるので、興味のある地方公共団体がある場合は、調べてみることをおすすめします。基本的には社会人経験のある人を採用することを目的としているため、大学中退の人であっても社会人として働いている人に限り、社会人枠を受験することができます。

大学中退して公務員になる場合大卒程度として扱ってもらえるのか

大学中退して公務員になる場合大卒程度として扱ってもらえるのか

大学中退の人の最終学歴は高卒です。大学に入学したとしても、卒業していないので、大卒とは認められません。しかし、公務員試験の受験資格として、「大学卒業程度の学力を有する者」と書かれている場合、大学中退の人であっても受験することはできます。 公務員は学歴で判断することはありません。試験で合格に値する成績を修めればよいので、そのレベルに値する学力を身につければ問題ありません。 ただし、特に国家公務員Ⅰ種は大学で学ぶような専門的な知識を求められます。合格率も約7パーセントとかなり低いです。大学を卒業していても、かなりハイレベルな内容となるため、大学中退の人はそれ以上の勉強をしておく必要があります。

能力に自信があるなら外資系企業もおすすめ

能力に自信があるなら外資系の企業を受けてみるのもひとつの手です。 日本の企業と異なり、外資系では学歴よりも能力を見る傾向が強いので、スキルがあれば好待遇ではたらくことが可能です。

大学中退して公務員の上級は受けることができるのか

大学中退して公務員の上級は受けることができるのか

これまでにも書いたように、公務員は学歴に関係なく、年齢制限さえ満たしていれば、誰でも受験することはできます。大学中退であっても、大学卒業相当の学力があれば、受験することができるので、ここでは公務員上級と言われている①国家公務員Ⅰ種と②国家公務員Ⅱ種(地方上級)の試験内容について紹介していきます。

国家公務員Ⅰ種

第1次試験: ・教養試験 時事、文章理解、判断・数的推理、自然、人文、社会 ・専門試験 行政、法律、経済、人間科学Ⅰ(心理系)、人間科学Ⅱ(教育・福祉・社会)、理工Ⅰ(一般工学)、理工Ⅱ(数理科学系)、理工Ⅲ(物理・地球科学)、理工Ⅳ(化学・生物・薬学)、農学Ⅰ(農業科学)、農学Ⅱ(農業工業)、農学Ⅲ(森林、自然環境)、農学Ⅳ(水産) ※専門試験は大学の専攻などから選択して受験します。 第2次試験: ・専門試験 1次試験の専門試験の出題範囲と同じ。 ・総合試験 総合的な判断力、思考力について ・人物試験 人柄、対人的能力などについての個別面接

国家公務員Ⅱ種(地方上級)

・教養試験 ・専門試験 ・論文(作文)試験 ・面接試験 地方上級の出題科目や出題内容は各自治体によって異なっています。ただし、傾向としての試験内容は一般的には決まっています。自治体によっては、これら以外の試験をしているところもあるため、事前に調べるようにしましょう。

大学中退して公務員をうけるときの面接対策

大学中退して公務員をうけるときの面接対策

大学中退をした人が最も注意しなければならないのが、面接です。必ず大学中退した理由を聞かれます。聞かれなくても、自分から大学中退した理由を伝えるようにしてください。なにも大学中退についての理由がないと、面接官に「学業を途中で放棄したのではないか」「大学と同じで仕事も長続きしないのではないか」と思われてしまうことがあります。 そのような先入観を持たれないためにも、大学中退した理由を正直に伝えてください。また、大学中退の理由に対してさらに突っ込んだことを聞かれる可能性も考えられるので、大学中退の理由についてはしっかりと準備をして臨むようにしましょう。

面接の練習としておすすめなのは、一般の企業を受けてみることです。 練習にもなるうえに、万が一受からなかったときに、その企業ではたらくことができる可能性が出てくるので保険にもなります。

大学中退して公務員を受ける場合の職種

大学中退して公務員を受ける場合の職種

大学中退した場合の最終学歴は高卒のため、まずは高卒の人が受験することができる公務員を紹介します。 ・地方公務員 農林水産・産業育成、警察官、消防官、水道局職員、清掃局職員、住宅・道路整備、交通機関、広報・観光、児童相談所、老人介護 ・国家公務員 国家公務員一般職、裁判所事務官III種、防衛庁職員III種、衆議院・参議院事務局職員III種、、衆議院・参議院事務局衛視、入国警備官、刑務官、皇宮護衛官、国立国会図書館職員、家庭裁判所調査官補、労働基準監督官、衆議院・参議院速記者、外務省専門職員、気象庁職員 これらは合格率が7パーセントものから30パーセント前後のものとさまざまです。しかし、どれも公務員ということもあり、毎年倍率が高いものばかりです。

公務員試験への勉強

公務員試験への勉強

どの公務員試験であっても、面接だけで試験が終わるということはありません。一般教養から職種によっては専門的な知識をという設問が出題されることもあります。大学中退の人の中には、日常的に勉強することから遠ざかっている人も多くいます。そのような人はまずは毎日決まった時間勉強する習慣をつけてください。 公務員試験の参考書は書店にもたくさん並んでいます。最初から参考書を用いて勉強することもいいですし、英語や数学など学校で習っていたことの基本から復習しても構いません。まずは毎日勉強する習慣を思い出し、徐々に公務員試験の勉強に切り替えていくようにしましょう。 また、金銭的に余裕がある場合は公務員試験の対策をしてくれる予備校や、通信教育を受けることもできます。これらはコストがかかるので、金銭的に余裕のある人もしくは、合格の可能性を少しでも上げたい人におすすめの方法です。

大学中退でも公務員試験は受けられる

大学中退でも公務員試験は受けられる

以上のように、大学中退の人であっても公務員試験を受けることができます。公務員は年齢さえ満たしていれば、学歴に関係なく受験することできます。試験には最低でも高卒程度の学力が求められるので、大学中退の人で勉強から遠ざかっている人は、まず学力を高めることから始めてください。大学中退の人でも、どのような人であっても、合格水準に達すれば公務員になることはできます。

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