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控除とその意味|確定申告/給与明細/配偶者/年末調整

更新日:2021年03月19日

言葉の意味

みなさんは控除という言葉を聞いたことがありますか。聞いたことはあっても意味がよくわからないという人も多いのではないでしょうか。確かに難しい制度ではありますが、しっかりと理解しておく必要があります。そこで今回は、控除の意味とその具体的内容について説明します。

控除って難しい!

一般的に、企業などに勤めている人の場合は、所得税や住民税などが引かれた状態で「給与」として受け取ることになります。そのため、さほど税金などについて気にすることもないでしょう。このため、税金の中でもっとも意識するのは「消費税」ではないでしょうか。場合によっては、「固定資産税」なども気にかけて生活している人もいます。 しかし、自営業で仕事を行っている場合、常に税金のことを考えながら仕事をしなければなりません。中でも難しいのが、「控除」の問題です。そもそも税金の控除の意味をしっかりと理解していない人も大勢います。 もっとも、この税金と控除の関係をしっかりと理解していないと自営業、またはフリーランスとして仕事をしていくことは非常に厳しくなります。本来は、控除対象のはずなのに支払ってしまったり、控除されないにもかかわらず支払わなかったりしてしまうからです。特に後者の場合は、悪質ではない場合でも「税金未納」ということで、追加徴税を支払わされることもあります。 そこで今回の記事では、そもそも控除の意味とは何なのか、税金と控除の関係などを詳しく紹介します。

確定申告で適用される控除とその意味

まず、多くの自営業の方が行っているのが「確定申告」です。そもそも確定申告の意味とは、1年間に生じたすべての所得金額などを計算し、期限までに確定申告を提出することによって、源泉徴収された税金などに過不足がないかどうかを精算する手続きのことを指します。 勘違いしてはいけないのは、確定申告とは、税金などを支払う手続きではなく、すでに支払った金額が、本当に正しかったかどうかを確認する手続きです。 そして、確定申告の際には、多くの控除が適用されます。実際に確定申告をしている人であっても聞いたことのないような内容の控除も存在します。そこでまずは、確定申告で所得税に適用される控除について、代表的なものをいくつか、その意味とともに紹介していきます。

そもそも控除とは?

そもそも控除の意味もよく分からない、という個人事業主の人もいるのではないでしょうか。控除とは、端的に説明すると一定の条件を満たした場合、所得や税額から引くことができる金額のことを指します。 そして、確定申告をしている個人事業主の方に必ず知っておいてもらいたい控除には2種類あります。それは、「所得控除」と「税額控除」です。今回の記事では、主に所得控除について詳しく説明していきます。 確定申告をする際に、納税額を減らすためには、控除に関する正しい知識が不可欠と言えます。

基礎控除

まずは基礎控除です。基礎控除の意味とは、すべての人が対象となる所得控除のことを指します。所得金額から全員一律で控除されるものです。 一般的に控除は、何かしらの条件が定められていますが、基礎控除は特に何の条件も定められていません。控除される金額も38万円、と決まっています。一律38万円控除してもらえるので、すべての人に意味のあるものです。

医療費控除

次は、自分だけでなく家族にも関係してくる「医療費控除」です。医療費控除の意味とは、自分や、自分と「生計を一にする」親族の医療費を支払った場合に受けることができる所得控除のことを言います。ここでのポイントは、「生計を一にする」という言葉の意味です。 「生計を一にする」とは、「同居」しているかどうかは関係ないので、例えば実家を出て大学に通っている子供に仕送りをしている場合などは、子供の医療費も控除対象とすることができます。同居していなくても控除対象とすることができるというのは、特に親御さんにとって大きな意味を持つのではないでしょうか。

社会保険料控除

次は、「社会保険料控除」です。社会保険料控除の意味とは、自分や、自分と「生計を一にする」親族の負担すべき社会保険料を支払った場合に受けられる所得控除のことを言います。実際に病気やけがをしたかどうかは別として、支払った金額が控除対象になります。個人事業主の場合、国民健康保険や国民年金などが社会保険料として控除対象になります。

生命保険料控除

次は、「生命保険料控除」です。生命保険料控除の意味とは、生命保険料を支払った場合に受けることができる所得控除のことを言います。その控除額は、1年間で支払った生命保険料によって違いが出ます。 平成24年1月1日以降に契約した生命保険料は、支払った保険料が8万円を超えた時点で一律4万円となっています。平成23年12月31日以前に契約した生命保険料は、10万円を超えた時点で一律5万円が控除されます。

地震保険料控除

次は、「地震保険料控除」です。日本は、地震大国として世界的にも有名です。そして最近人が出てきているのが、損害保険などを契約した際にオプションとしてつけることができる「地震保険」です。 そして、この保険料を支払った場合に受けることができる所得控除のことを地震保険料控除と言います。最高で5万円の控除を受けることができますが、確定申告の際に地震保険料控除証明書というものが必要になります。

初回公開日:2017年11月10日

記載されている内容は2017年11月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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