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メールでの挨拶の例文|挨拶の目的別の注意点(退職・年始・年末)

更新日:2024年06月22日

メール・手紙

通信手段としてよく利用されるメールですが、目的、相手、シチュエーション別に挨拶文をメールで送る場合の内容を、例文を交えながら説明しています。状況に合わせて挨拶文を使い分け、失礼の無いメールを送ることができるよう、社会人としてのマナーを身に付けていきましょう。

年末の挨拶

「今年も残すところわずかとなりましたが、大変お世話になりました。」と、相手への感謝の気持ちで始めましょう。そのうえで、「メールで恐縮ではありますが、年末の挨拶とさせていただきます。」と用件が何かを簡潔に述べ、最後に「よいお年をお迎えくださいませ。来年も何卒よろしくお願いいたします。」と結びの挨拶で締めくくります。

季節の挨拶

季節の挨拶では、その時の気候や季節の移り変わりを表すだけでなく、相手の健康を気遣う意味も込められています。日本には美しい四季を表す言葉があるので、その季節にあった挨拶を心がけましょう。 春は「桜の花も美しく咲き誇る季節となりました」「今年も燕が飛来する季節になりました」「新緑の香りがすがすがしい季節になりました」などが使われます。夏目前の梅雨の時期になると「梅雨の時期になりうっとうしい日々が続きますがお変わりありませんか」など相手を気遣う言葉を添えると良いでしょう。 夏は「暑中お見舞い申し上げます」「連日厳しい暑さが続いていますがお元気ですか」「残暑お見舞い申し上げます」などが使われます。秋は「爽やかな秋晴れの日々が続いています」「いよいよ秋も深まってまいりました」「吐く息の白さに秋の終わりを感じます」などが使われます。 冬は「相変わらず厳しい寒さが続いています」「年が明け、まだ来ぬ春を待ち遠しく感じます。」「立春も過ぎ、いよいよ春の到来が待ち遠しく感じます。」などです。

喪中挨拶

喪中とは、喪に服している期間ですので、おめでたい言葉は慎みます。内容としては、故人の名前、亡くなった日、亡くなった年齢などと共に生前お世話になったお礼、今後の付き合いのお願いとなります。その際に「明けましておめでとうございます」は使わず、代わりに「昨年はお世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。」の挨拶文にします。

着任挨拶・離任挨拶・転職入社挨拶

着任挨拶

部署などが変わり、これから一緒に働く方達に挨拶のメールを送るのはマナーです。最初の挨拶メールがあなたの第一印象になりますので、丁寧な文面、やる気が伝わる文面を心がけましょう。 まず「お疲れ様です。〇月〇日付で着任した〇〇と申します。」と、着任した日付と名前を明記します。それから「今までの経験を活かし、これまで以上に努力し日々精進していきます。」などの今後の抱負をのべ、最後に「ご指導ご鞭撻おろしくお願いいたします。」と締めくくりましょう。

離任挨拶

先に紹介した「退職の挨拶メール」とも重なるところがありますが、今までお世話になった感謝の気持ちが伝わる内容にします。書き出しとしては着任挨拶と同じで、いつ離任する誰かを明記します。その後、相手との思い出を述べつつ感謝の気持ちを伝えます。 そして、後任がいる場合は引き継ぎに関して伝えておくのも良いでしょう。最後は忘れず「今後ともよろしくお願い申し上げます」や「今後の益々の発展をお祈りしています」などの結びの一文を添えましょう。

転職入社挨拶

まずは、自己紹介をしっかりしましょう。内容としては、氏名、所属部署、前職の内容です。前職の内容で、できそうな仕事や得意な分野などを伝えやすくなりますので、今後の仕事がやりやすくなります。同じ業種でも会社によって方針は異なりますので、あまり自分を誇張しないよう注意も必要です。 また、全くの異業種であれば「不慣れな点が多く、ご迷惑をかけてしまうことが多々あるかもしれませんが、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。」と伝えておきましょう。

休み明けの挨拶

有給、病欠、やむを得ない事情で休まなければならないこともあるでしょう。休むことで他の人の負担も少なからず増えることも念頭に置き、お礼の気持ちを挨拶とします。 有給などでは「お休みいただきありがとうございます。不在の間ご迷惑をかけた方々におきましては、感謝しております。」と簡単な挨拶メールで良いでしょう。病欠などで休んでしまった場合には、これに加えて、休暇により自分の体調がよくなったことや、今後ますます頑張る旨を伝えておくと良いです。

お礼の挨拶

仕事を手伝ってもらったり業務中のお礼や業務外でご馳走になった時のお礼など、必ずメールで取り急ぎお礼を言うのはマナーです。業務中のお礼メールでは「先日はお忙しい中、お手伝いいただきありがとうございます。」と、相手がわざわざ時間を費やしてくれたこと、それによって業務がはかどったことを伝えます。 業務外の飲み会などでご馳走になった時も、翌日にメールを送ることが望ましいです。その際も「昨日はご馳走様でした。○○さんのお話を聞いて勉強になりました。これからは今以上に努力を重ねてまいります。」など、相手との時間が有意義であったことも伝えると、感謝の気持ちが良く伝わるでしょう。

入籍挨拶のメール

入籍した場合のメールとしては、「私事ではありますが、〇月〇日に兼ねてからお付き合いしていた方と入籍しました。」という書き出しではじめ、新姓を伝えると良いでしょう。また、結婚式への招待も一緒に伝えても良いでしょう。 上司などに報告する際には、入籍をして今後の仕事にどのような影響が出るのかを報告しておくことが必要です。例えば、職場での名字をかえるのか、このまま仕事を続けられるのかなどです。

相手別の挨拶メールの注意点とは?

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初回公開日:2017年11月11日

記載されている内容は2017年11月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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