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フリーランスの確定申告のやり方|白色/青色・経費にできるものは

更新日:2020年08月28日

フリーランス

毎年、フリーランスの人に訪れる「確定申告」。フリーランスとして働き始めた人には「確定申告のやり方がわからない」、「そもそも確定申告がどんなものかわからない」という人もいるでしょう。この記事ではフリーランスにとって欠かせない確定申告について説明していきます。

フリーランスの確定申告のやり方

毎年、フリーランス(個人事業主)の人に訪れる「確定申告」の時期。フリーランスとして働き始めた人で「確定申告のやり方がわからない」という人は多いでしょう。中には「そもそも確定申告がどんなものかわからない」という人もいるでしょう。 この記事ではフリーランスの確定申告のやり方や、確定申告の際に気をつけるべき点について紹介します。フリーランスで働く際に避けられない確定申告について正しく理解していきましょう。

確定申告の必要があるのにしなかったらどうなる?

個人事業主として働くフリーランスには、基本的に確定申告をする義務があります。フリーランスの確定申告のやり方を紹介すると言いましたが、その前に、確定申告する必要があるのにしなかった場合にどうなるかを知っておきましょう。 フリーランスの人が、確定申告の必要があるのにもかかわらず確定申告を行わなかった場合、「無申告加算税」や「延滞税」が発生する可能性があります。また、故意に申告書を提出しない行為などは「ほ脱」となります。ほ脱とは、納税の義務がある者が所得の悪質な偽造などの不正な手段により各種の納税義務を逃れることをといい、犯罪となります。

無申告加算税

無申告加算税は、確定申告の申告書を期限内に提出しなかった場合に課せられる附帯税です。納めるべき通常の税金に加えて、無申告加算税が課されます。文字どおり、「申告しなかったこと」によるペナルティです。 ただし、期限後の申告であっても、確定申告の期限からひと月以内に自主的に行われている場合や、確定申告に係る納付すべき税の全額を期限内に納付している場合は、無申告加算税は課されません。 以前は2週間以内でなければなりませんでしたが、平成27年度の税制改正において「法定申告期限から2週間以内に申告されたもの」から「法定申告期限から1か月以内に申告されたもの」に改正されました。 無申告加算税は原則として、納付すべき税額に対して、50万円までは15%、50万円を超える部分は20%の割合が上乗せされます。「50万円以上は20%」ではなく「50万円を超える部分は20%」であることに注意しましょう。 なお、税務署から調査を受ける前に自主的に期限後申告をした場合は、この無申告加算税が5%の割合に軽減されます。期限後の申告によって納める税金は、その申告書を提出した日が納期限となるため、その日に納める必要がある点にも注意しましょう。

延滞税

延滞税は、期限までに税金を納付しなかった場合に課せられる附帯税です。延滞税は無申告加算税と違いがないように感じますが、こちらは税金の納付の「遅れに対する利息」の意味合いがあり、無申告加算税は明確に異なります。なので、無申告加算税と延滞税のどちらかが課せられるのではなく、両方とも課せられることになります。 延滞税の計算方法はやや複雑です。期限日の翌日から完納する日までの日数に応じて額が変わります。 延滞税の額 = 納付すべき本税の金額 × 延滞税の割合 × 滞納した日数 ÷ 365 国税庁のホームページにて延滞税を計算できるので、こちらを利用して延滞税の額を計算するのが間違いないでしょう。

確定申告の種類

確定申告を行わなかった場合、ペナルティが課せられることがわかりました。確定申告の必要性がわかったところで、次は確定申告の種類について見ていきましょう。 確定申告は「白色申告」と「青色申告」の2つの種類があり、この2つのどちらかで申告する必要があります。白色、青色のどちらの場合でも「確定申告書B」を使用することには変わりありませんが、他に必要な書類が異なっていたりします。これについては後述します。 フリーランスの人が何も申請をしなければ、自動的に白色申告の扱いとなります。青色申告を行う場合は事前申請が必要になります。3月15日までに「青色申告承認申請書」を、確定申告書類の提出先と同じ所轄税務署に提出しなければなりません。青色申告をする人は早めに申請しておきましょう。 青色申告の方には特典があるので、青色申告で申告するのが望ましいですが、フリーランスとしての経験が浅い人などは比較的簡単な白色申告でもよいでしょう。

白色申告

白色申告では「収支内訳書」と「確定申告書B」を提出する必要があります。白色申告は青色申告に比べて「簡単」であることが特徴です。 白色申告は複式簿記をつけなくてよいというメリットがあります。複式簿記の書き方はやや難しくなるため、その知識がない人やフリーランスになり始めたばかりの人などは白色申告にするのもよいでしょう。 しかし最近は青色申告のための会計ソフトやクラウドサービスが充実し、あまり知識のない人でも複式簿記をつけることができるようになってきています。青色申告に適用される特典を受けたいけれど複式簿記の知識がないというフリーランスの方は、こういった会計ソフトやクラウドサービスを利用してみることも考えてみましょう。

青色申告

青色申告では「所得税青色申告決算書」と「確定申告書B」を提出する必要があります。 青色申告は、前述したように複式簿記をつけなければならないデメリットがありますが、白色申告では得られない特典を受けられるメリットがあります。いくつかの特典がありますが、その中でも特徴的なのは青色申告特別控除でしょう。 青色申告特別控除を適用すると、所得金額から10万円または65万円を控除できます。65万円の特別控除を適用するには要件があり、その要件のいずれか一つにでも該当しないものがある場合は10万円の特別控除が適用されることになります。65万円の特別控除を適用するには次の3つの要件を満たしている必要があります。 ・不動産所得または事業所得を生ずべき事業を営んでいること ・正規の簿記の原則(一般的には複式簿記)で記帳していること ・確定申告の必要書類を法定申告期限内に提出すること

初回公開日:2017年11月10日

記載されている内容は2017年11月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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