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サワガニの寄生虫は触ることも問題ないか・飼育方法・治療方法

更新日:2024年10月22日

雑学・歴史

何かとなサワガニですが、実は寄生虫を持っていることがあります。寄生虫を持っているかもしれないサワガニを触っても平気なのでしょうか?また、もしも、寄生虫に当たってしまった場合は、そのような治療方法が必要なのでしょうか?

意外と知らない人も多いのですが、サワガニは冬眠します。冬になったら、サワガニが潜れる土を水槽内に用意してあげましょう。冬場に外に置いておくと、凍ってしまうので、ある程度は寒さがしのげる場所に水槽を置いてあげましょう。

生き物を飼育するうえで餌はとても重要です。サワガニは雑食なので、餌に面倒はかかりません。ご飯、麩、キャベツ、煮干し、イトミミズなどが良いでしょう。 餌の頻度は2日に1回くらいで大丈夫です。2日に1回の食事なので、いっぱい食べると思いきや、かなりの少食です。餌をあげすぎると、逆にサワガニにとっても良くないので、様子を見ながら量を調整しましょう。 また、水槽には水が入っているため、餌の食べ残しはすぐに腐ってしまいます。餌が水に濡れにくいように器を用意したり、食べ残しは回収したりなどして、水槽内が汚れないようにしましょう。

繁殖

サワガニは春から夏の間に産卵します。サワガニの産卵には少し特徴があります。1回の産卵で50から100個ほどと、他のカニに比べて卵の数は少ないです。また、卵から孵化すると、すでにカニの姿をしています。大きさも3mmほどあり、これも他のカニに比べると、かなり大きいです。 これらは川で生きていくためにサワガニが環境に適応した結果です。卵の中で幼生期を済ませ、早い段階で自分で餌を取れるように、いきなり大きなサワガニが孵化します。 卵の数が少ないと言っても、家で飼うには増えすぎてしまうことには変わりないので注意しましょう。もし、増えたカニも飼育するつもりであれば、赤ちゃんカニは大人のカニに食べられてしまうこともあるので注意しましょう。

サワガニの寄生虫

先に述べた通り、サワガニには寄生虫を持っています。基本的に触るだけでどうのこうのしたりはしません。ただ、これらの寄生虫は口から体内に侵入します。なので、触った後にはしっかりと手を洗いましょう。 サワガニが持っているのは寄生虫に感染すると肺吸虫症となります。サワガニは食材としても扱われます。サワガニを生で食べたり、加熱が十分でない場合に寄生虫に感染される恐れがあります。また、調理の際に使った包丁やまな板に寄生虫が付着すると、他の食材に移ったりする可能性もあります。

肺吸虫症の症状

感染すると、口から入った寄生虫の幼虫は腸を破って、成長しながらお腹の方へ向かいます。その後、肺の方へと向かいます。肺に到達するまでは3、4週間ほどかかります。肺に到着すると、産卵を始めます。 症状としては咳、胸痛、血痰などがあります。中には、肺ではなく、脳へと向かうものもいるそうです。このときの症状はさらに重度のものとなり、頭痛、嘔吐、運動障害などが引き起こされることもあります。

サワガニの寄生虫の治療方法

基本的には薬物療法が用いられます。軽くはありますが、副作用はあります。一過性の吐き気、腹痛、肝障害、頭痛、めまいなどがあります。薬剤は状況によって変わるので、必ずこれらの副作用があるとは限りません。薬についてはお医者さんにしっかり説明してもらうようにしましょう。

サワガニから移動する寄生虫

これらの寄生虫はサワガニにだけ注意すれば良いわけではありません。肺吸虫症の原因となる幼虫はイノシシなどにも寄生します。これらの動物が畑などで寄生虫の卵を含んだ糞をすると、野菜などに付着することもあります。

サワガニの寄生虫の種類

サワガニの持つ寄生虫は、先に述べた通り、肺寄生虫症を引き起こすタイプの寄生虫です。これは寄生虫が肺に侵入することによって、発症する疾患の総称のことです。 サワガニの場合は肺吸虫症になります。他にもイヌ糸状虫症、糞線虫症、エキノコックス症、トキソカラ症などがあります。これらも、基本的にサワガニ同様、口から摂取することで感染してしまいます。

サワガニの寄生虫の駆除方法

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初回公開日:2017年11月05日

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