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市営住宅の家賃の計算方法・相場|高知市/松山市/吹田市/函館市

更新日:2020年11月14日

社会人常識

「市営住宅は家賃が安い。」というけれど、「市営住宅はなかなか家賃がわかりにくい。」市営住宅の家賃は私達の収入や、市町村によって違うので、家賃がわかりにくいです。そこで、今回は市営住宅の家賃の計算方法と、市営住宅の家賃、一般集合住宅の家賃相場を紹介します。

市営住宅の家賃の計算方法

市営住宅の家賃は、応能応益家賃制度で決まります。 <応能応益家賃制度> 市営住宅の家賃は、毎年度、入居者からの収入の申告に基づいて、市営住宅の立地条件、規模、建設時からの経過年数、その他の事項に応じて決まります。

応能応益家賃の計算方法は?

応能応益家賃は、世帯収入(応能性)と住宅の広さなどの便益(応益性)を加味して計算します。 ・家賃=家賃算定基礎額×住宅係数 (住宅係数=立地係数×規模係数×経過年数係数×利便性係数) この計算方法で、市営住宅の家賃が算出されます。

家賃算定基礎額はどうすれば分かるの?

家賃算定基礎額は、世帯の総年収と色々な控除によって算出される、政令月収よって、8段階に区分されます。 ・政令月収 = 世帯全員の年間所得 - 同居者控除 - 特別控除 ÷ 12 この計算方法で、政令月収が算出できます。 以下の8区分に、先ほどの計算で算出された政令月収を照らし合わせます。そうすると、家賃算定基礎額が分かります。 収入区分:政令月収=家賃算定基礎額 区分1:104,000円以下 =34,400円 区分2:123,000円以下 =39,700円 区分3 :139,000円以下 =45,400円 区分4 :158,000円以下=51,200円 区分5:186,000円以下=58,500円 区分6 :214,000円以下=67,500円 区分7 :259,000円以下=79,000円 区分8:259,000円超過=91,100円

政令月収を計算してみよう!

夫婦と保育園に通う子供1人の家庭を例に、政令月収を計算してみます。 夫はIT企業に勤務する会社員で、年収350万円 妻は在宅ワークで、月収5万円=年収60万円 子供は保育園に通う5歳 の3人家族です。 ・政令月収 = (世帯全員の年間所得 - 同居者控除 - 特別控除 )÷ 12 ですから、 (夫の年収+妻の年収-同居者控除×2-寡婦控除)÷12 (410-38×2-27)÷12=258,800 政令月収は258,000円です。すると区分7になるので、家賃算定基礎額は、79,000円です。

同居者控除と特別控除

<同居者控除とは?> 名義人以外の同居者の人数に、38万円を掛けた数字です。 <特別控除とは?> 特別控除は以下の様なものがあります。 ・老人扶養親族等 老人扶養親族 老人控除対象配偶者控除 :70歳以上の家族1人につき、10万円が控除される ・扶養親族控除(16 歳以上 23 歳未満):1人につき、25万円が控除される ・障害者控除:1人につき、27万円が控除される ・特別障害者控除―1人につき、40万円が控除される ・寡婦控除:27万円(所得金額が27万円以下の場合はその金額) ・寡夫控除:27万円(所得金額が27万円以下の場合はその金額) 先ほどの例は、2人分の同居者控除(38万円×2)と特別控除の寡婦控除(27万円)が、あてはまりました。あなたの家賃算定基礎額も計算できそうですか?

住宅係数はどうすれば分かるの?

・住宅係数=立地係数×規模係数×経過年数係数×利便性係数 この計算方法で、住宅係数が算出できます。

立地係数×規模係数×経過年数係数×利便性係数?

<立地係数> 立地係数は地価公示価格などを考慮して、国土交通大臣が市町村単位に定めています。各市町村の1.7~0.7の間の数値です。 <規模係数>=住宅の専用床面積÷65平方メートル 住戸専有面積を65平方メートルで割った数値です。 <経過年数係数> 新築を1.0として、建築されてからの経過年数により構造別・地域別に年ごとに一定率ずつ逓減させた数値です。 <利便性係数> 事業主体の裁量により0.5~1.3までの間で定める数値です。利便性が高いほど数値が大きいです。耐火構造であるか、否か。お風呂の有無。エレベーターの有無。などで決まります。

住宅係数を計算してみよう!

立地係数、1.0。新築。55平法m。耐震、耐火構造、エレベーター付という条件で、市営住宅の部屋の住宅係数を計算します。 ・立地係数:1.0 ・規模係数:55÷65=0.846 ・経過年数係数:1.0 ・利便性係数:1.3(最高値) 住宅係数=1.0×0.486×1.0×1.3=1.0998 住宅係数は、1.0998という数値が算出できました。

これが、市営住宅の家賃!

先ほど家賃算定基礎額を計算する例で記した3人家族は(Aとします)、家賃算定基礎額7,9000円でした。こちらの家族がこの部屋に住むときの家賃は、 家賃=家賃算定基礎額×住宅係数=86,884 =79,000×1.0998=8.684 Aの家賃は86,884円です。 また他の家族(Bとします。) Bは区分4の月例収入でした。家賃算定基礎額は51,200円です。 Bの家賃は、(51,200×1,0998=) 56,309円です。 同じ部屋でも、収入の低い家族Bの方が、Aよりも家賃が安くなります。

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初回公開日:2017年11月09日

記載されている内容は2017年11月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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