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准看護師資格の試験と取り方・資格取得のための通信教育や学校

資格・検定

社会に出てから、看護師になりたくて准看護師をめざす人もいるでしょう。准看護師は、正看護師に比べ、難易度は低い試験ではありますが、社会に出てから准看護師をめざすことは決して簡単なことではありません。准看護師をめざしてみたい方は、この記事を参考にしてください。

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准看護師資格について

准看護師資格について

正式名称とは

正式名称は、「准看護師免許」です。正看護師と呼ばれている人の免許の正式名称は「看護師免許」と言います。

仕事内容は?

医師や正看護師の指示のもと、診療の補助や患者さんの世話を行うことが仕事です。実は、正看護師と准看護師の現場での仕事に「差」はありません。何が違うのかというと、『医師や正看護師の指示のもと』という部分の違いです。 正看護師は自分で患者さんに対して、通常業務の範囲の看護に基づく業務を自分の判断で行うことができますが、准看護師は、医師または、正看護師の指示がなければ医療行為を行うことができません。逆に指示があれば看護師同様の医療行為ができるということです。

国家資格ですか?

准看護師資格は、国家資格ではありません。准看護師は、都道府県の地方試験で各都道府県で行われる知事試験を合格した人がもらえる資格です。

他県試験は出来るか?

他県の試験も受験することは可能ですが、最近では西日本と東日本と受験日が、近いため受験日が重なっていないか確認することが必要です。 また、受験者の人数により、他県からの受験や、他県の準看護学校を通っている人は、受験できない場合もあります。他県の試験を希望する場合は、通っている看護学校や受験を希望する他県のホームページで詳細を確認することができますので、事前に確認しておくようにしましょう。

准看護師試験について

准看護師試験について

准看護師になるのに必要な費用は?

准看護師資格を取得するためには、2通りの方法があります。中学卒業後、高等学校の衛生看護科に入学します。しかし、この方法は、中学卒業したあとに、高校に入学しなくてはならないため、大人の人はこの方法を選択することはできません。 もう1つの方法は、中学校または高校卒業後、准看護師養成所に2年通学します。こちらは、大人になっても入学することができますが、入学試験を受ける必要はあります。どちらも学校を卒業後、准看護師免許を取得するための資格試験を受け、合格すると准看護師免許を取得することができます。 資格を取得するために必要な費用は、学校ごとに差がありますが、100万~200万程度の学費が必要です。

難易度について

難易度は、正看護師に比べて低く、受験者数に対する合格率94%と高い水準を保っています。正看護師試験の国家試験と比べると、比較的取りやすい資格と言えます。

資格取得時の年齢に制限は?

准看護師資格試験を最短で取得する方法は、中学校卒業後、衛生看護科のある高校に入学し、その後、准看護師試験を受ける方法です。こちらは、高校に入学することになりますので年齢に制限があります。 中学または高校卒業後に、医師会などが運営する准看護師養成所に入学し、准看護師試験を受ける方法です。こちらは、中学または高校を卒業していれば、入学時の年齢に制限はありません。受験科目などは、養成所により異なりますので、各養成所の募集要項を確認するようにしてください。

准看護師資格取得後の各種手続き

准看護師資格取得後の各種手続き

准看護師免許更新について

准看護師免許自体の免許の更新はありませんが、2年ごとに業務従事者届というものを出さなければなりません。ただし、看護師として病院に勤務していなかったり、介護士として、施設に勤務していたりしている場合は手続きの必要ありません。 届け出内容は、氏名、住所、生年月日、免許種別、看護師籍、主な業務内容、勤務先の種類、勤務先の名称、雇用形態、勤務状況、従事期間です。 届け出は病院が代行していることが多いので、勤務されている病院に確認してみると良いでしょう。免許の更新手続きが必要な場合は、結婚して戸籍が変わったなどです。その際は、近くの保健所で手続きが可能です。ただし、自治体によって違うこともありますので、詳しくはお住いの自治体にご確認ください。

再発行について

准看護師免許は、紛失した場合や、破損場合は、保健所や県庁などで再発行してもらうことができます。発行の際には下記のものが必要になります。 ・住民票(発行日から6か月以内の本籍地記載の住民票) ・現在持っている破損した免許書(紛失した場合、コピーで可能。) ・印鑑(シャチハタ不可) ・身分証明書(運転免許書や、健康保険証、パスポートなど) ・切手(自治体によって違うので確認してください) ・都道府県知事意見書(申請時、保健所や県庁で使用します。) ・申請書類(保健所あります) ・手数料 ※紛失した場合、看護師免許の再発行の際に看護師免許のコピーが必要になりますので、コピーを取っておきましょう)

名前変更について

名前や本籍が変わった場合、変わった日から30日以内に届け出をしなければなりません。30日を超えると、届け出が遅れた理由を書面にて提出する必要があります。名前や本籍の変更の手続きには、以下の書類が必要です。 ・戸籍謄本(発行から30日以内のもの)  ・郵送の場合は返信用封筒 ・手数料

引っ越しについて

准看護師は、都道県知事の実施する地方試験にて合格し、取得した資格ですが、日本国内であればどこでも有効です。准看護師試験を別な場所で受験し、他の場所に引っ越した場合でも、免許が無効になることや、引っ越し先の都道府県で新たに取り直す必要はありません。また、本籍地を変更したとき以外は、住所変更の手続きをする必要もありません。

状況別准看護師資格の取り方

状況別准看護師資格の取り方

働きながら取得するには?

働きながら准看護師の資格を目指すのであれば、看護助手として病院に勤務しながら、准看護師をめざすと良いでしょう。医療行為などできませんが、食事の介助や入浴の介助、ベッドメーキングなど看護師が行う仕事の中で、資格を必要としなくてもできる実際の看護業務を行うことができます。 准看護師養成所には、半日学校で授業を受け、学校から戻り業務ができるところがありますので、確認してみましょう。働きながら准看護師を目指す場合は、病院も協力してくれることがあります。病棟の師長、または看護部長などに相談すると良いでしょう。

社会人

会社勤めをしながら看護師を目指すのは、かなり難しいと言えるでしょう。学校では、通常の授業だけではなく、現場実習の授業があり、実習は平日の昼間の時間に行われる場合が多いためです。 そのため病院などではなく、普通の会社に勤務しながら看護師をめざすのは難しい場合が多いです。学校にかかる費用を貯めたら、いったん退職または休職をして、学校の授業を優先できる環境を整えることが必要でしょう。

シングルマザー

将来的なことを考えて、シングルマザーの方が准看護師を目指す人も多いでしょう。しかし、シングルマザーで准看護師資格を取得することは、決して楽なことではありません。お子さんの面倒も見ながら、生活にかかる費用も確保し、さらに学校に通わなければなりません。 シングルマザーで准看護師をめざす場合は、病院で看護助手をしながら学校に通う方法を目指すことをおすすめします。病院で勤務していれば、病院で実際に業務を経験しながら勉強することができますし、一番のメリットは職場の理解を得やすく、また相談に乗ってもらいやすい環境が整っていることです。 しかし、仕事以外にさらに学校に通うということが増えますので、周りの家族などの協力が必要不可欠になります。実際に、シングルマザーの方が准看護師を目指し、資格を取得されている方は多くいます。勤務先や家族の協力があれば、資格を取得することは可能ですが、目指す本人も強い覚悟が必要となるでしょう。

准看護師の資格取得支援について

准看護師の資格取得支援について

准看護師資格支援という制度があります。具体的には、勤務している病院などで准看護師養成所に必要な学費などを病院が貸与する制度です。この場合、学校に通っている間の学費、制服、教科書代などは病院で支払ってもらうことができます。 学校を卒業し、資格試験を受け合格して、晴れて准看護師として仕事ができるようになると、規定の年数をその病院で働くことで学費が免除されます。この制度は、慢性的な看護師不足を解消するために、病院が学費を一時的に負担し、免許取得後自分の病院で働いてもらえる可能性があるため、人材確保のために行われています。 通常の場合、学費の返済が免除されるため、そのままその病院で働く人が多いですが、引っ越しなどで他の病院で働くことになった場合は、学費を返済する必要があります。

准看護師の資格がとれる通信教育と費用

ユーキャン

ユーキャンの通信講座の中に看護助手講座というものがあります。「准看護師」と「看護助手」はまったく違います。 「看護助手」は、病院などの規定により条件は異なりますが、基本的には資格がなくても業務を行うことができます。「看護助手」は、医師、看護師の指示のもと、医療行為以外の業務を補助することが仕事です。例えば、患者さんの食事の介助、入浴介助などです。 「准看護師」は、医師、正看護師の指示のもと、医療行為も行うのが仕事です。准看護師も仕事を行う上で、医師や正看護師の指示は必要ですが、指示があれば医療行為を行うことができます。「看護助手」とは、「准看護師」とはまったく違うものですので、間違えないように注意しましょう。

都道府県別准看護師資格が取れる学校とその学費

夜間の看護学校について

看護学校には、全日制の学校と夜間の学校があります。高校などの定時制と同じように、昼間は、通常に仕事をして、夜間に学校に通います。ただし、夜間の看護学校であっても、実習は平日の昼間の時間に行われます。 実習もそうですが、夜間の看護学校に通う場合は、昼間は他の人と同じように普通に仕事をしなければなりません。そのあと学校で授業を受けることになります。専門分野の勉強が多いので、夜間の看護学校に通う場合は、それなりに覚悟がなければ挫折につながってしまいます。 夜間の看護学校で、准看護師を目指す場合は、十分に検討してから決断するようにしましょう。

准看護師資格は廃止されるのか

准看護師資格は廃止されるのか

准看護師と正看護師は、現場での仕事にほとんど差がありませんが、給与面やスキルアップして管理職になるなどの面で大きな格差があります。そのため何十年以上も前から准看護師制度を廃止すべきだという話が出ています。 何十年も前からそういう話があるにもかかわらずいまだに准看護師制度が廃止されることがない背景には、医療現場の慢性的な人材不足があります。現在、全国で准看護師で34万人ほどいて、病院での大切な戦力になっています。 しかし、年々准看護師の人数は減る傾向もあります。正看護師も准看護師も現場ではほぼ同じ仕事をしているにも関わらず、給与などの待遇面で正看護師よりも劣る面があるのは事実です。 そのため、准看護師制度を廃止しようという話はなくなることはないでしょう。しかし、現実問題として、現在活躍されている准看護師の戦力を失うこともできないため、すぐに准看護師制度をなくすことは難しいと考えられます。

准看護師は命と寄り添う大切な仕事です

准看護師は命と寄り添う大切な仕事です

病院で看護助手として働いているうちに、もっと患者さんのために何かをしてあげたい、できることを増やしたいと准看護師をめざそうと考えている人もいるでしょう。また、将来のために専門知識や専門的な技術を身に付け、より長く働きたいため准看護師をめざす人もいるでしょう。 看護師、准看護師は、患者さんに寄り添い、患者さんが苦しいときやつらいときの一番身近で頼もしい存在です。しかし、それだからこそ社会に出てから資格を取得するためには大変なので、相当な覚悟も必要です。 現在、准看護師として働いている看護師さんの中にも、働きながら資格を取った人も多いです。働きながら准看護師資格を目指す場合は、しっかり検討し、周りに人にも協力してもらうようにしましょう。

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