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シングルマザーの貧困|貧困率/実態/原因・解決するには?

更新日:2020年08月14日

経済

シングルマザーの貧困、最近よく聞く言葉です。実際にシングルマザーの貧困率は高いのでしょうか。シングルマザーの貧困率や貧困の実態、改善策、自治体で受けられる支援など、シングルマザーに関するいろいろなことをまとめましたので、ご参照ください。

前述の平成23年の「全国母子世帯等調査結果報告」から、母子家庭・シングルマザーの平成22年平均年収は、223万円です。また、そのうち母子世帯の年収は、291万円です。同じ平成22年の児童のいる世帯の平均が658.1万円であることを考えると、シングルマザーの年収がいかに低いのかということがわかっていただけるのではないでしょうか。

シングルマザーの貧困-離婚

シングルマザーとなる人の原因の多くは、離婚です。死別の場合は全体のわずか7%前後で、その場合は配偶者の生命保険や遺族年金などの収入があることから、他のシングルマザーよりも年収が若干高くなっています。 また預貯金額についても、死別でシングルマザーとなった場合は最も多い割合が1,000万円以上であるのに対して、離婚でシングルマザーとなった場合は、50万以下が約半数で最も多くなっています。シングルマザーの貧困は、離婚原因の割合が多いということが言えます。

シングルマザーの貧困-売春

シングルマザーの貧困は、年々深刻さを増しています。離婚により生活水準が著しく下がった結果、シングルマザーは掛け持ちで仕事をせざるを得なくなったり、時間と仕事に追われる日々を送ります。 その結果、体を壊してしまい、普通の仕事では生活が苦しくなるケースもあります。そんなときに、売春に走ってしまったというシングルマザーが増加しています。一人で子供の子育てに仕事を抱えきれずに、どうしようもなくなった結果、出会い系などを通じて売春することになります。 生活保護を受ければ良いのではと考えられますが、シングルマザーの彼女たちにも周囲の目が気になるのです。そういった状況から低収入で売春を繰り返すしかない状況に陥っているシングルマザーがいるのが現実です。

シングルマザーの貧困-自業自得?

「シングルマザーとなったのは、自分で子供を作って離婚したからで自業自得だ」という人もいるでしょう。しかし、シングルマザーが貧困だということは自業自得と言い切れません。 離婚そのものの原因は、もちろんシングルマザーである母親にもあるでしょう。しかし、その後シングルマザーであるが故に賃金の安い職場で働かなければならない、いくら働いても収入が上がらない、負のスパイラルから抜け出せないというのは、社会の責任でもあります。 両親が離婚し、シングルマザーとなった母親についていく子供には何の責任もありません。しかし、最も不利益を被り、結果として子供の将来を潰してしまう社会の仕組みが問題ではないでしょうか。

解決するには?

シングルマザーとなり貧困に陥った場合に、その状況を解決する手段はあるのでしょうか。貧困を解決するには収入をアップさせる必要があります。就労環境の改善や支援など受けられるものをご紹介します。

シングルマザーの貧困-支援

シングルマザーは、自治体の支援に頼ることができます。シングルマザーを支援する制度としては、以下があります。 1.児童扶養手当 2.児童育成手当 3.特別児童扶養手当 4.遺族年金 5.母子家庭の住宅手当 6.ひとり親家族等医療費助成制度 7.乳幼児、義務教育就学児の医療費助成制度 8.所得税、住民税の減免制度 9.国民年金・国民健康保険の免除 10.粗大ゴミ等処理手数料の減免制度 11.保育料の免除と減額 12.上下水道の減免制度

シングルマザーの貧困-対策

自治体の支援によって、ある程度の援助は期待できますが、根本的な改善までは望めません。そこで、シングルマザーの方の貧困対策として気をつけていく3つのことがあります。 ・シングルマザーにならないこと まず一つ目は、シングルマザーにならないことです。シングルマザーとなったのには、もともと夫となる人との折り合いが悪かったり、DVが原因だったりすることがあります。そのため、それほど知りもしないのに好きだからといってすぐに結婚したり、むやみに子供を作ろうしないことです。しっかりと将来を見据えられる人と結婚して、子供を作るという当たり前のことを心がけましょう。 ・専業主婦にならないこと 二つ目は、結婚後に専業主婦にならないことです。なぜなら、離婚した後に貧困に陥るのは正社員ではないバイトやパートなどの非正規社員だからです。子育てのために仕事を辞める人は多数いるでしょう。しかし、将来どうなるかわからない状況なのにせっかくの正社員を辞めてしまっては、勿体ないです。子育てはなるべく分担して行い、絶対に仕事を辞めないことです。 ・スキル、得意分野を持つ 三つ目は、それでもシングルマザーになってしまったという場合には、自分の持つスキルや得意分野をよく知って将来が見える仕事をするということです。パートやアルバイトは一時的には良いですが、何年やっても同じ給料ですし何の実績にもなりません。 長年勤めることで実績となりうる仕事を見つけたり、自分が得意な分野の資格を取得したりと目標をもって仕事をすることで貧困を抜け出すきっかけとなりうるからです。

シングルマザーを取り巻く環境は厳しい

いかがでしたか。シングルマザーを取り巻く厳しい環境、貧困状態についてわかっていただけたでしょうか。 近年の貧困率の高さは、社会構造による貧富の差の拡大が原因の一つです。また、シングルマザーの貧困をそのまま放置することは、将来のある子供たちを見捨てる社会となりかねません。未来ある子供たちのために、また、離婚しても人並みの生活ができる社会となるように改善していくことが必要なのではないでしょうか。

初回公開日:2017年10月13日

記載されている内容は2017年10月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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