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シングルマザーの貧困|貧困率/実態/原因・解決するには?

更新日:2020年08月14日

経済

シングルマザーの貧困、最近よく聞く言葉です。実際にシングルマザーの貧困率は高いのでしょうか。シングルマザーの貧困率や貧困の実態、改善策、自治体で受けられる支援など、シングルマザーに関するいろいろなことをまとめましたので、ご参照ください。

シングルマザーの貧困

日本では、最近シングルマザーの貧困がよく取り沙汰されています。背景には、離婚率の上昇や再就職しても女性の賃金が低いことなどがありますが、実際のところどの程度の貧困率なのでしょうか。シングルマザーの貧困について解説していきます。

シングルマザーの貧困-問題とは?

シングルマザーの家庭はこの25年ほどで1.5倍以上に増加しているといわれています。厚生労働省が調査を行った「全国母子世帯等調査」は、平成18年と平成23年に行われ、その後平成28年に「全国ひとり親世帯等調査」と名称を変えて行われていますが、現在まだ調査結果は公表されていません。 公表されている中で最新の平成23年の調査結果では、以下のような母子世帯数や離婚理由となっています。 ・母子世帯数→123.8万世帯 ・母子のみの世帯→76万世帯 ・ひとり親となった理由→離婚80.8%、死別7.5% この調査によれば、シングルマザーの就業率は80.6%で、うちパート等非正規が52.1%、平均年収は181万円となっています。シングルマザー世帯の大多数が貧困状態にあるということがわかると思います。 では、なぜこれが問題であるのかですが、シングルマザー世帯はここ数年で増加傾向にあり、貧困に陥る世帯も増加しています。シングルマザーが貧困であるということは、その家庭の子供たちの状況が劣悪になっている、または学習についても十分に受けれない状態にある子供が増えているということになります。 子供たちの学力低下や、将来日本を背負って立つはずの子供の未来が閉ざされてしまうことになりかねません。そのため、最近ではシングルマザーの問題がよく話題に上ります。

シングルマザーの貧困率

シングルマザーは貧困だということが言われていますが、実際にどの程度の貧困であるのかについてみていきます。日本のひとり親世帯の貧困率は54.6%です。そして、相対貧困率は16.1%、世界で6番目の高い貧困率だといえます。 最近の日本では、120秒に1組みが離婚しているといわれ、子供を引き取る確率の高い母親が、シングルマザーとなっているため、シングルマザーが増加傾向にあります。先ほどの「平成23年度全国母子世帯等調査結果報告」の統計から、2011年の母子家庭世帯数は、約1,238,000帯、父子家庭世帯数は、約223,000帯となっています。 このことからも、ひとり親世帯は、85%が母親が引き取ることになっており、シングルマザーとなる率が高いということがわかっていただけると思います。

日本のシングルマザーの貧困率

貧困線とは必要最低限の生活を送るために必要な年収のことです。この貧困線は、2012年は122万となっています。そして、この貧困線に満たない世帯員の割合を相対的貧困率と呼びます。 厚生労働省の「平成24年国民生活基礎調査」によれば、日本の相対的貧困率は16.1%となっており、日本全体の世帯数が51,842,000帯とのことから約835万世帯が貧困線以下、つまり122万円に満たない収入で暮らしているということになります。そして、この相対貧困率は、ひとり親世帯では54.6%に跳ね上がります。つまり、母子家庭と父子家庭の半数以上が貧困家庭です。 また前述のように、このひとり親世帯の85%はシングルマザー世帯ですので、シングルマザー世帯の貧困率の高さが際立っています。

日本の相対的貧困率は世界では何位か

OECD(経済協力開発機構)の所得配分データベースによれば、日本の相対的貧困率は世界第6位です。日本の相対的貧困率はOECDの平均11.2%を大きく上回っており、世界的に見ても日本は貧富の差が大きい国であるということがいえます。

シングルマザーの貧困の実態

シングルマザーが貧困と言われる理由として、シングルマザーの場合は母と子のみで生活している率が全体の6割を超えているという実態があります。父子家庭の場合は、父と子のみの世帯は全体の4割、6割は祖父母が同居という形でサポートしていることになります。 シングルファザーに比べてシングルマザーの場合は、同居という形態よりも独立して生活を送っている人が多く、そのことによって仕事に対する条件も多くなって低収入に陥るというケースも予測されます。 また、シングルマザーの場合は、結婚しているときに子育てのために一旦仕事を辞めてしまって専業主婦となっている方も大勢います。離婚によって、仕事に就くといっても、再就職先では給料や待遇の面で恵まれない方も多いのが現状です。

バツイチ子持ちの貧困についてのブログです。切実な日常が垣間見えます。

シングルマザーが貧困の原因

シングルマザーの貧困率の高さは前述でわかりましたが、ではなぜシングルマザーは貧困な世帯が多いのでしょうか。ズバリその原因は、収入が少ないということです。就労によって手にする収入は、一般家庭の半分以下で、平均年収は200万円以下となっています。 それは、シングルマザーの半数以上がパートなどの非正規雇用で働いているためです。これが、シングルマザーが貧困である最大の原因です。 シングルマザーの場合、養育費を前夫から貰えるはずですが、養育費といっても子供一人に対して3~5万程度ですので、それだけではとても養えないという現状があります。シングルマザーの場合は、自治体からの手当や医療費などの優遇などありますが、収入の大きな柱である就労による収入が低ければ、貧困家庭とならざるを得ないのが現状です。 <シングルマザーの収入> ・就労による賃金 ・自治体からの母子手当てなどの手当 ・養育費 貧困に悩んでいるシングルマザーは、就労による収入と自治体からの手当てや養育費を合わせてやっと生活しているところが多く、そのため子供に対する教育費まで賄うことができないという家庭が多いです。さらに、離婚した夫からの養育費についても支払いしない人が多いというのも、シングルマザーの貧困に拍車をかけています。こうした状況からシングルマザーが貧困に陥っているのです。

シングルマザーの貧困-年収

初回公開日:2017年10月13日

記載されている内容は2017年10月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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