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初心者向けのダリアの育て方・品種別の特徴・冬越しの方法

ガーデニング

ダリアはガーデニングで人気な花の種類の1つで、フラワーアレンジメントなどにも多く用いられます。そんなダリアの花を綺麗に咲かせるためには育て方にも気を使わなければなりません。今回は初心者向けのダリアの育て方についてご紹介します。

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ダリアの育て方

ダリアの育て方

ダリアはメキシコ原産のキク科の多年草で別名天竺牡丹とも呼ばれます。品種が多くカラーバリエーションが豊富なことから、ブーケやフラワーアレンジメントなどにも多く使用されます。花言葉には「華麗」「優雅」「気品」「威厳」「裏切り」「不安定」などがあります。

ダリアを育てるのに使う土

ダリアは水はけが良い土を好みます。鉢植えでダリアを育てる場合はパーライトとバーミキュライトを5:5で配合するか、赤玉土と培養土、バーミキュライトを5:3:2で配合したものを使います。地植えで育てる場合はダリアを植えたい場所の約1平方メートルに対して完熟堆肥を約5kgと腐葉土を袋の1/3、化成肥料を約50gを混ぜて2週間寝かせます。2週間経ったら苦土石灰を100gほど混ぜてまた2週間ほど寝かせておきましょう。

種から育てる

ダリアは球根で育てるのが一般的で、種からダリアを育てて球根を作るのには約3年ほどかかると言われています。そのため、種からダリアを育てる方法はじっくりとダリアを育てたい人にお勧めです。 ただし、最近ではミニダリアなどの室内栽培用のダリアや早咲きの品種で春に種まきをすれば夏に開花するものも出てきています。 ダリアの種まきは3~5月に行います。ダリアの種は気温が約20~25度にならないと発芽しないので、寒い地域で育てる場合は室内で種まきをするのが良いでしょう。 種まきの方法は、育苗箱などのポットや箱に土をいれて種を2、3粒ほど5cm間隔で撒いていきます。種をまいたら上から5mmほど土を被せます。この時に土を被せすぎると発芽しにくくなるので注意しましょう。 種まきの後は水やりをして発芽まで土が乾かないように管理します。ダリアは種をまいた後1週間ほどで発芽します。発芽したのを確認したら土が乾いたら水やりをして管理し、本葉が2、3枚になったら鉢や庭に植えましょう。

球根から育てる

ダリアは球根から育てるのが一番簡単で初心者向けの方法です。初めてダリアを育てる場合は球根から育ててみましょう。 ダリアの球根は3月下旬~5月に植え付けを行います。東北地方や北海道などの寒い地域では球根の植え付けは一ヵ月ほど遅らせて霜が降りなくなってから行います。ダリアの球根の植え付けの作業は天気が良く晴れた日の午前中に行うのが良いです。 ダリアの根は横に広がるので鉢植えの場合は寄せ植えはせず、球根は一個だけ植えます。鉢のサイズは品種によって異なり大輪の花を咲かせるタイプは8~10号の鉢に、中輪、小輪の花を咲かせるタイプは5~7号の鉢に植えましょう。植える時は発芽点を上にして植えます。 鉢やコンテナに球根を植える場合は、鉢の底に砂利や鹿沼土を敷き2/3まで土を入れて中央に発芽点を上にして球根を置きます。球根を置いたら5~10cmほど土を被せて浸透性の殺虫剤と緩効性化成肥料を埋め込みます。 球根の植え付けが終わったら、4本を目安として支柱を立てます。支柱を立てたら鉢の底から水が流れる程度まで水をあげます。その後は球根が発芽するまで水やりはしません。 地植えで球根を植える場合は、球根を植えたい場所に5~10cmほどの深さの穴を掘ります。穴を掘ったらそこに球根を置いて土を被せます。複数の球根を植える場合は株同士を大型の品種なら80~100cm、小型か中型の品種なら30~40cmほど間隔が空くように調整しましょう。 土を被せ終わったら4本を目安といて支柱を立ててたっぷりと水をあげます。それ以降は発芽するまで水やりはしません。

苗から育てる

ダリアは苗の状態で販売されていることもあります。ダリアの苗を育て時は購入した時の小さなポットから大きさに合った鉢に植え替えをしましょう。植え替えの方法は、鉢に土を入れてポットからダリアの苗を抜いて植え替えます。植え替えの後は水やりをします。

水やり・肥料

水やり

ダリアは鉢植えで育てる場合は、鉢の土の表面が乾いてきたら水をあげるようにしましょう。地植えで育てる場合は球根の植え付けの後に水をあげたら、あとは天気に任せてみずやりをしなくても良いです。暑い日が続く時は、ダリアの葉の表面に霧吹きで水を吹き付けて葉を洗浄すると、病気の予防になります。

肥料

肥料はダリアを植えている土が花用の培養土や有機物を多く含んだ腐葉土なら、球根の植え付けをした日から1ヵ月後と秋に1回ずつ緩効性化成肥料を株元に埋め込むだけで良いです。

切り戻しの方法

切り戻し

ダリアは高温多湿に弱いため、夏の暑さで弱っていまうと上手く育てられなくなったり病気で枯れてしまいそうになります。切り戻しはそんな弱ってしまったダリアから新しく芽を出させて、秋に向けて花を咲かせられるようにする作業です。 切り戻しはダリアの主茎の下から3節目か4節目を残してそこから上を全て切り落とします。切られたダリアは脇芽や茎を伸ばしますが、葉も含めて全て切り落とします。これを続けていくと地表から新しいダリアの芽が出てくるのでこの新しい芽を大切に育てます。 切り戻しをした後は、茎の切り口を乾燥させてアルミホイルを被せます。ダリアの茎は空洞なので切り口に水が溜まりやすく、放置してしまうと茎が腐ってしまうので、アルミホイルで覆う必要があります。切り口が湿っていると群れて腐敗に繋がるので注意しましょう。

仕立ての方法

ダリアは育てていくと茎からいくつもの脇芽が出ます。これをそのままにしておくと成長して花を咲かせますが、1つの株に咲く花が多すぎるとその分栄養も分散するので花が育ちにくくなります。そこで、質の良い花を咲かせるために仕立てを行います。 また、仕立ての時に茂りすぎた葉も取り除くことで株の風通しが良くなり病気の予防になります。見ごろを過ぎた花はガクの下で切り取り処理しましょう。仕立てには天花仕立てと摘心仕立ての2種類があります。この2種類の方法はダリアの花の大きさによって使い分けます。

天花仕立て

天花仕立ては大輪の花をつけるダリアを育てている時に使う仕立ての方法です。天花仕立ては、行うことによって背が低く茎が太い倒れにくいダリアに育てることができます。天花仕立ては下か2節目の脇芽を残し、そこから上の主茎に生えている脇芽を全て取り除きます。 しばらくすると主茎には一番花が咲くので、この一番花が終わったら鼻の下で主茎を切り落とします。その後は1節目や2節目の脇芽から二番花、三番花が咲くので主茎と同じように2節目までを残して脇芽を取りましょう。

摘心仕立て

摘心仕立ては中輪や小輪の花をつけるダリアを育てている時に使う仕立て方法です。この仕立ての方法は主茎に花をつけさせないのが特徴です。摘心仕立ては、ダリアが3~4節ほど育ったところで、下の2~3節を残して主茎の先端の芽を摘み取ります。 こうすることで、残した2節目、三節目の脇芽に栄養が配分されて、成長して枝になり一番花をつけます。そして、成長した枝にまた新しく脇芽が出るのでこちらも1~2節目を残して脇芽を取るとのこった脇芽が成長して二番花を咲かせます。

ダリアのかかりやすい病気・害虫

ダリアのかかりやすい病気・害虫

害虫

育てているダリアの葉や花に穴が開いていたり、茎の地面に近い部分が傷んでいる場合は害虫侵されている可能性があります。ダリアに集まる害虫は主にハモグリバエやアブラムシ、ヨトウムシ、ネキリムシ、ハダニなどです。これらは害虫の種類によって適切な薬剤を散布して退治しましょう。

病気

育てているダリアの葉が変色していたり縮れている場合や、元気がない場合は病気を疑いましょう。葉に白っぽい斑点のような模様ができるうどんこ病などの細菌やカビは殺菌剤などの適切な薬剤を使えば回復します。 黄色い斑点のできるウイルス感染や茎が黒く変色し、葉が萎れる青͡枯病は治せる薬剤が無いので育てている株ごと抜いて焼いてしまうしかありません。予防法としては、上記に挙げた霧吹きで定期的に葉を洗浄したり、なるべく風通しの良い場所に置くことなどが挙げられます。

場所別ダリアの育て方の注意点

場所別ダリアの育て方の注意点

地植えで育てる

ダリアを地植えで育てる場合は、日差しに注意しなければなりません。ダリアは暑さに弱いので直射日光を嫌います。植え付ける場所は風通しの良い西日の当たらない場所が良いでしょう。また、日照対策として遮光ネットを使ってダリアを保護すると良いでしょう。 さらに、育てているダリアに水やりをする時は、泥はねに気を付けましょう。水やりではねた泥がダリアの傷口に付着すると泥の中の雑菌が入ってしまい病気になる可能性があります。

鉢植えで育てる

ダリアを鉢植えで育てている場合も日差しには注意が必要です。とくにダリアの鉢植えを屋外で育てている場合は、コンクリート地面の照り返しの熱で調子を崩してしまうことがあります。この場合は地面の上にすのこなどを置いて、直接鉢をコンクリートに置かないようにしましょう。

ダリアの冬越しの方法

ダリアの冬越しの方法

ダリアは寒さに弱いので雪の降る地域の冬は球根を掘り上げて春まで保管する必要があります。

掘り上げ

ダリアの球根は過度な湿気や、凍結に弱く植えた球根をそのままにしてしまうと使えなくなってしまいます。そのため、寒い地域でダリアを育てている場合は掘り上げをする時期は花が咲いていてもなるべく早く霜がりる前に行いましょう。 掘り上げの方法はまず初めにダリアの支柱を抜いて、主茎を地面の近くで切り倒します。その後、残した株の周りを囲うように掘り下げて球根の大きさを確認しながら、株の周囲の土をスコップで球根を傷つけないように円形に差し込んで細い根を切ります。 根を切ったら、残しておいた茎をつかんでスコップを斜めに指しながら持ち上げます。球根は傷つきやすいので優しく下を支えながら持ち上げましょう。球根と茎の間にある発芽点が集まる場所をクラウンと呼びますが、このクラウンは傷つきやすいので注意しましょう。 霜が降りない暖かい地域でダリアを育てている場合は掘り上げの必要はありません。気温が下がり始めたら、上記のようにダリアを主茎ごと切り倒して株の上に藁やムシロをかけておきましょう。鉢植えでダリアを育てている場合は、鉢植えごと屋内に避難させましょう。

貯蔵

掘り上げたダリアは春の植え付けの時期まで貯蔵しましょう。ダリアの球根を掘り上げたら軽く水洗いをして、日陰で1週間ほど乾かしてから木箱や段ボールに移して保管します。球根を洗う時はクラウンを傷つけないように優しく洗いましょう。 ダリアの球根は気温が5度以下になると腐りやすいので寒冷地では屋内で保管しましょう。ダリアの球根は湿気にも弱いので湿気の多い地域では球根を貯蔵する箱にピートモスなど湿気を吸いやすいものを入れてその中に球根を埋めましょう。 乾燥しやすい地域では湿らせたバーミキュライトと土を混ぜたものをビニール袋に入れて、その中に球根を貯蔵しましょう。

ダリアの増やし方

挿し芽

ダリアは挿し芽で増やすことができます。まず初めに、育てているダリアの増やしたい株から6~7cmほどの枝を切り取ります。挿し芽に使う枝は仕立ての時に切り落とした脇芽を使っても良いです。この枝の切り口に2~3倍に薄めた発根促進剤を数秒付けて、土を入れた鉢に切り口を下にして2~3cmほど差し込みます。 その後は2週間ほど日陰で水やりをしながら保管します。2週間経ったら徐々に日向に出して育てましょう。

分球

球根と茎の間にあるクラウンには発芽点があり、この発芽点が成長することによってダリアの芽になります。そのため分球は切り分けた時に各球根に1つずつ発芽点が付いていなければならないので、分球する時は掘り上げた球根のクラウンにある発芽点を基準に分けていきます。分球の時期は春の球根の芽が確認できるようになってから行います。 分球の方法はまず初めに球根を切り分ける前に発芽点が見えやすいようにクラウンに付いた土を歯ブラシなどで落とします。首の折れている球や細くて弱そうな球は育てられないのであらかじめ取り除いておくと分球しやすくなります。 発芽点が見えるようになったら、クラウンの中央に発芽点が来るようにクラウンをカッターナイフで切り分けます。クラウンに茎が残っている場合はクラウンを傷めないように取り除きます。また、分球をする時は球根にウイルスが入らないようにあらかじめ道具や手を消毒しておきましょう。

品種別のダリアの特徴

品種別のダリアの特徴

ダリアの品種はたくさんあり、同じ糞種でも咲き方や色が違うものなどもあります。こちらで紹介するダリアは宿根性といって、上記の掘り上げをしなくても良いやや寒さに強い個体が販売されている品種です。ただし育てる地域の気候によっては掘り上げをしなければいけないものもあるので、球根を購入する際は確認を行いましょう。

皇帝ダリア

皇帝ダリアはメキシコ原産で別名木立ダリアとも呼ばれ、成長すると3~4mほどの高さになることが名前の由来になっています。花は茎の頂上に直径20cmほどのムラサキに近いピンク色の大きな花を咲かせます。皇帝ダリアは基本的に一重咲きですが、現在では品種改良により、八重咲きのものなども販売されるようになりました。

黒蝶

黒蝶

黒蝶は花の色が黒に近い赤色で花弁は枚数が多く外側に反り返っているのが特徴で、ダリアの中では人気の品種の1つです。別名ブラックダリアとも呼ばれ、ダリア人気の火付け役となった品種としても有名です。モダンな色合いの大輪の花は花壇で育てるだけでなく、切り花にしてブーケやアレンジメントにも向いている品種です。

スイートハート

スイートハートはミニダリアの一種で小輪の花をたくさん咲かせる品種でオレンジやイエロー、サーモンピンクなどカラーバリエーションが豊富なのが特徴です。花弁の形は内側にまるまっていて、花弁の枚数は黒蝶ダリアなどに比べて少ないです。一つの株にたくさんの小さな花を咲かせる姿は素朴な可愛らしさがあり、主に園芸で多く利用され、プランターで違う色同士の寄せ植えで育てたりなどコレクション性にも富んでいます。

ハミングブロンズ

ハミングブロンズは別名銅葉プチダリアとも呼ばれ、ミニダリアの一種で黒っぽい茎と銅葉というまさに銅のような色をした葉が特徴のダリアです。ハミングブロンズは花の形はスイートハートと似ていて小輪で多くの花を咲かせますが、花弁は二重になっていて色合いは紫やピンクで内側から外側にかけて薄い色から濃い色のグラデーションのようになっています。特徴的な茎や葉はシックな雰囲気があり、庭や鉢植えで育てたり小さなブーケにしても素敵な品種です。

ハーレクイン

ハーレクインはミニダリアの一種でコラレット咲きという珍しい花の咲き方をする品種です。コラレット咲きとは通常の花弁の内側に、外側の花弁より短い花弁がついている咲き方です。花弁の色はバリエーションが豊富で、内側の花弁の色と外側の花弁の色が異なるものもあります。丈の短い品種なので寄せ植えやハンギングプランターで育てることもできます。

ミッドナイトムーン

ミッドナイトムーンは茎や葉の色がハミングブロンズに似ていて黒っぽく、花は大きさが7~8cmほどの一重咲きで花弁はイエローです。草丈は50cmほどで、黒っぽい葉の色と明るいイエローの花の色のコントラストが人気の品種です。

ダリアを育ててみよう

ダリアを育ててみよう

ダリアは非常に種類が豊富で、一重咲きや八重咲き、コラレット咲きなど咲き方も色々で品種によって花の雰囲気が全く違います。暑さや寒さに弱く、切り戻しや仕立てなど育てるのに手のかかる部分もありますが、毎年何度でも楽しむことができる花の種類です。ミニダリアの種類には銅葉ダリアのように葉の色も楽しむことができるもの多いのでお部屋のインテリアとして育てるのもお勧めですので、ぜひダリアを育ててみてはいかがでしょうか。

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