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パセリの育て方の基本とコツ|挿し木/とう立ち/冬越し対策

更新日:2022年09月07日

ガーデニング

パセリにはビタミンCミネラルが多く含まれ栄養価も高く、サラダ・パスタスープなどの風味付けに使えて便利、余ったら冷凍保存もでき、簡単に栽培することができます。涼しい場所を好み、25℃以上の高温になると生育が悪くなります。寒さに割合と強く、霜よけすれば越冬できます

パセリの上手な育て方は?

セリ科特有の爽やかな香りと味があるパセリは、料理の付け合わせや彩りとして、日本でもおなじみのハーブ野菜で、原産地は地中海沿岸です。ハーブとは食用、香料に利用される香りの高い植物のことをいいます。 サラダやドレッシング、天ぷらなどのいろいろな料理に使えて、冷凍保存で香りを保つことができ、簡単に育てることができます。

パセリの由来

パセリはセリ科の2年草で、6~7月に白い花をつけます。2年草とは発芽から開花、枯死まで1年以内では終わらず、2年目までかかる植物のことをいいます。 原産地はヨーロッパ中南部や北アメリカなどで、英名はParsleyといい、古代ギリシャでは紀元前3~4世紀ころから育てられていました。17世紀頃にはヨーロッパ全土で育てられるようになり、日本には18世紀ころオランダから長崎に持ち込まれたため、オランダせりとも呼ばれます。他にペルシや香芹(こうきん)とも呼ばれています。 古代ギリシャ、ローマ時代には、家畜のえさや儀式に利用されたり、公の席で出席者がパセリの花環を首にかけ香りを楽しんだといわれています。パセリが日本に普及したのは、とんかつを考案した銀座「煉瓦亭」が、パセリをとんかつに添えたのがきっかけで広まったといわれています。

パセリの名の由来

フランス語でpersilといい、英語に変化してparsleyになりました。 これはパセリの学名Petroselinonからきていて、ギリシャ語でpetoraは岩、selinonはセロリを意味し、岩場のパセリを意味するPetroselinonとなりました。古くから岩場に生息していることが多く、見た目がセロリに似ていたためといわれています。 パセリの花言葉は死の前兆、お祭り気分、祝祭で、不吉な言葉とおめでたい意味の言葉の2つがあり、誕生花は10月8日です。

パセリの効果

日本では縮葉種(モスカールドパセリ)が料理の付け合わせでよく出てきますが、ヨーロッパでは、イタリアンパセリのような平葉種(葉の縮んでいない種類)が一般的に食べられています。また欧米では、数種類のハーブと一緒に細かく刻んで、スープやサラダなどに加えられますが、日本では飾りなどの添え物が主流でした。 今ではパセリの料理のレシピの幅が広がり、みそやチーズ、バターなどの調味料に混ぜて、魚につけ込んだり、パンやクラッカーに塗ったり、野菜にディップしたり、ソテーなどの美味しい食べ方があります。 パセリは栄養も豊富で、ピネンとアピオールという精油成分は、胃腸を整える働きがあり、パセリの葉や茎にβカロチンやビタミンC、食物繊維、カルシウム、鉄分が豊富に含まれていて、利尿効果や生理痛改善、消化促進、口臭予防、食中毒予防、増血作用、殺菌などの効果があります。

種からのパセリの育て方

種まきの時期は関東甲信の中間地で3~4月、寒冷地は4月、九州・沖縄などの暖地は3月頃が目安で、植え付けまで約70日かかります。パセリは冷涼な気候を好み、暑さにやや弱く、寒さには強い性質があります。生育温度は15~20℃で、保水性と水はけのいい土壌を好みます。 種は発芽しにくいので、まく前によく水で洗って発芽抑制物質を洗い流しておきましょう。パセリは酸性土壌に弱いので、植え付ける2週間位前には必ず苦土石灰などを施し、よく耕して中性にちかい弱酸性にします。根は直根性で移植を好まないので、種は直まきにして育てます。

種子まき

幅20~30㎝程度の高畝をつくり、1~2条まきにし、好光性なので土はかぶせず、手の平で軽く押さえます。発芽までは種が飛ばないように注意しながら、普通に水をかけると水流で種が流れてしまうので、霧吹きで毎日水やりをして育てます。種を発芽させるためには湿った土の状態を維持する必要があり、発芽には時間がかかるので、付きっきりで管理できない人は苗から育てる方が楽です。 パセリの品種には縮みのある「USパラマウント」、「瀬戸パラマウント」「中里」がありますが、イタリアンパセリや他の品種でも同じように育てることが可能です。

苗からのパセリの育て方

パセリの苗植えの適期は4~5月で、種から育てるのは発芽率が低く、育苗が難しいので、初心者の方には苗から育てるほうが失敗が少なく簡単です。植え付けから収穫までの期間は30日です。 パセリは根が深くまっすぐ伸びるので、プランターや鉢は深めのものに植えて育てます。地植えの場合は、2週間くらい前には土づくりを済ませておきます。酸性の土壌に弱いので、苦土石灰を混ぜてよく耕します。パセリは明るい日陰で育てるのが理想的で、乾燥が激しい場合はたっぷり水やりをします。

日当たり

パセリは日なたを好み、好光性(発芽するとき光を必要とします)ですが、日が当たりすぎて乾燥すると葉が固くなるので、理想としては明るい日陰で育てます。よく日にあてると葉は色が濃くて固めになり、明るい日陰だと軟らかくなるので、好みで調整して育てるとよいでしょう。 パセリは夏の日差しに弱いので、すだれなどで日陰をつくったり室内に移動して、西日やコンクリートの照り返しに注意して育てましょう。ベランダなどで育てている場合は、コンクリートの上に直接鉢を置かず、コンクリートの熱が伝わらないように、レンガやすのこ、鉢スタンドなどで空間を作ってあげましょう。

水やり

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初回公開日:2017年10月30日

記載されている内容は2017年10月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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