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梅の種類・花梅の種類・開花時期別梅の種類・名所の梅の種類

初回公開日:2017年11月26日

更新日:2020年07月09日

記載されている内容は2017年11月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

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ガーデニング

梅の種類「花梅」と「実梅」、その特徴を系統別に紹介しています。「紅梅」「白梅」「八重」「枝垂」などの種類別、開花時期なども併せて紹介。「北野天満宮」や「兼六園」「湯島天神」など、各地の梅の名所とそこで見られる梅の種類も紹介しています。

梅の種類 花梅と実梅って何?

現在では500種以上の品種があると言われている梅ですが、まずは基本情報から見ていきましょう。梅は日本の植物であることから英名では「Japanese apricot」と表記されます。英名にアプリコットとあるように、バラ科の アンズ属、サクラ属に属しており、古くから目で見て、香りを楽しんで、そしてシロップ漬けにして食したりと親しまれている植物です。

花梅とは?

早春の花を代表する梅ですが、実は種類も豊富で幅広く花を楽しむために栽培される種類の「花梅(はなうめ)」と、実を採取して食用にする「実梅(みうめ)」と分かれます。ここでは3系統9分類からなる「花梅」について紹介します。

【野梅系】(やばいけい)

原種に最も近い野梅から変化した種類の梅です。古代中国大陸からもたらされた梅だという諸説があり、花も葉も小さく、枝も細く多いのが特徴的ですが、とてもよい香りがします。 ・野梅性(やばいしょう) 原種に近い梅で、細い小枝がひじょうに多く、トゲ状になることもあります。葉は小さめで毛はなく、花は一重咲きと八重咲きがあり、色は日本人がもっともなじみのある白色や淡い紅色などがあります。また、香りがとても良いのがこの種類の特徴です。初雁(はつかり)、道知辺(みちしるべ)、冬至(とうじ)などの品種があります。 ・難波性(なにわしょう) 遅咲きで花弁は八重のものが多く、難波性も香り高いのが特徴です。葉は丸みを帯びていて、枝は細くよく茂り、野梅性と違ってトゲ状のものはなく、挿し木可能なものも多いです。御所紅(ごしょべに)、蓬莱(ほうらい)、難波紅(なにわこう)などの品種があります。

・紅筆性(べにふでしょう) 筆の穂先に似た感じで蕾がやや紅く尖り、グラデーションの美しい花を咲かせます。紅筆(べにふで)、古金欄(こきんらん)、内裏(だいり)などの品種があります。 ・青軸性(あおじくしょう) 淡い紅色の梅のイメージからは離れた青白い花弁をつけるのが特徴です。蕾は緑白色、開花したあとのガクも緑色なのが美しく、青白い花をより引き立てます。陽射しが当る部分でも枝は色づくことなく、常に濃い緑色なのが大きな特長です。月影(つきかげ)、白玉(しらたま)などの品種があります。

【緋梅系】(ひばいけい)

野梅系から派生した種類で、緋梅系というその名のとおり、鮮やかな紅色、緋色の花をつけるのが特徴です。その最も顕著な特長は、枝や幹の内部も紅いことで、白い花弁のものであっても、枝の断面が紅いものはこの種類に分類されます。葉は小さく、形も良い色味の綺麗な花を咲かせる種類が多いことから、庭木や盆栽に用いられます。 ・紅梅性(こうばいしょう) 明るく鮮やかな紅色の花弁が特徴です。若枝の表皮はあまり濃くならず、緑色を帯びていることもあります。紅千鳥(べにちどり)、緋の司(ひのつかさ)、鴛鴦(えんおう)などの品種があります。

・緋梅性(ひばいしょう) 紅梅性よりもさらに花弁の色が濃く、深みのある紅色が特長で、黒味を帯びた紫紅色のものもあります。枝や幹の切断面は紅梅性よりも一層赤みが濃く、枝は黒褐色になります。鹿児島紅(かごしまべに)、周防梅(すおうばい)などの品種があります。 ・唐梅性(とうばいしょう) 唐梅性の大きな特色は、日が経つにつれて花の色が変化することです。咲き始めは淡いピンク、または紅色で、徐々に薄れて、咲き終わる頃には白色になります。下向きに咲くのも唐梅性の特徴です。唐梅(からうめ)が代表的です。

【豊後系】(ぶんごけい)

杏と梅を交配させた品種を豊後系と言います。枝は太く、葉も大きく丸みがあり、表面には毛が付いています。秋には葉柄と枝先が紫紅色に色づく種類で、花弁は大きいものの、香りがあまり高くないのもこの系統の特徴です。杏と掛け合わせているだけあって、その花はよく似ており、淡い紅色のものが多いです。

・豊後性(ぶんごしょう) 杏との交配の強い梅で、花は桃色のものが多く、その特色がうかがえます。 枝は茶褐色で太く、丸みのある大きな葉の表面には毛があります。遅咲きの大輪で、香りは低いです。滄溟の月(そうめいのつき)、武蔵野(むさしの)、八重揚羽(やえあげは)などの品種があります。 ・杏性(あんずしょう) 花は遅咲きで、枝も細く葉も小さめで、豊後系でも、葉の表面に毛がなく滑らかなのが特色です。秋になると、枝部分と葉柄に赤みを帯びるものもあります。また、遅咲きの大輪、香りが低いのも豊後性と一緒です。八朔(はっさく)、緋の袴(ひのはかま)、江南所無(こうなんしょむ)などの品種があります。

実梅とは?

実梅の種類も実に数多くあり、小粒なものから大粒なものまで多種多様あります。中でも代表的な種類を幾つかご紹介します。 【南高梅】(なんこううめ、なんこうばい) 和歌山の代表的な実梅の品種で、「紀州南高梅」(きしゅうなんこうばい)とも呼ばれ、最も有名、かつ最高級品の梅です。粒が大きいのが特徴で、皮が薄く、果肉は厚みがあって柔らかく、梅酒や梅干しなどによく使われます。緑色の実が熟すごとに紅くなるのも特色です。

【白加賀梅】(しろかがうめ) 白加賀(しらかが)とも呼ばれている、主に関東を中心に出回る種類で、果肉は厚みがあり、繊維が少ないのが特徴です。梅干しや梅酒、梅ジュースに向いています。 【古城梅】(こじろうめ) 梅酒を作るのに最も適した種類だとされています。南高と並び、和歌山県で多く生産されている青梅で、大正時代に長野村の那須氏が見つけ、那須氏の屋号から取って「古城」と名付けられたと言われています。

【豊後梅】(ぶんごうめ) 花梅でも触れた豊後系の実梅で、杏と梅の交配種です。酸味が少なく、ジャムに最適な種類です。寒さに耐性があるため、寒冷地での栽培にも向いています。 【甲州最小】(こうしゅうさいしょう) 甲州小梅(こうしゅうこうめ)とも呼ばれており、一番小さく、小梅の代表的な種類です。 最も広い地域で栽培されている小梅で、味が良いのも特徴です。 梅酒、梅干しはもちろん、カリカリ梅にもなります。

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