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季節の挨拶│月ごと・書き方(例文/スピーチ)・宛先別

書き方・例文

現代の通信手段と言えば、電話やメールが主流となっていますが、そんな時代に突然受け取る手書きの挨拶状は本当に嬉しいものです。お世話になった時や贈り物をいただいた時のお礼、また、季節の変わる節目の挨拶など、気軽にそして心を込めて出してみましょう。

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月ごとの季節の挨拶は?

月ごとの季節の挨拶は?

月ごとの季節の挨拶「時候の挨拶」とは、その名のとおり季節感あふれる時候の語句や慣用句を使った挨拶のことで、ビジネスはもちろん、結婚式の祝辞や弔辞といった人生の中の大切なシーンでも使われる、重要な書き出しの言葉です。 春夏秋冬の季節それぞれに使われる季語も決まっていますが、できればオリジナリティのある言葉から書き出すことも、さらに心が通ずるでしょう。

4月の挨拶

4月の旧暦の名称は「卯月」。卯の花が盛りになることから称されています。 4月上旬は4/11頃、中旬は4/11~20、下旬は4/21~ゴールデンウィーク前位を言います。 その年によって寒さや温かさが異なるので、「花冷の候」あるいは「春暖の候」など、肌で感ずる季節感を盛り込んだ冒頭のことばにしてみましょう。そしてやっと来た春、心待ちにしていた春、春の喜びを十分に表現しましょう。 また、4月は出会いや別れの季節。これから始まる新生活を祝い、色々な場面での活躍や、健康を祈る内容で挨拶を書き記すと良いでしょう。

10月の挨拶

10月の挨拶

10月の旧暦名称は、「神無月」。神々が出雲大社に集まり、諸国の神が留守になる月と言われますが、月が美しく見えることから、「仲秋の候」あるいは「爽秋の候」などの書き出しがお勧めです。 挨拶の始めには、移り変わる四季を情緒を織り込んで書いたり、10月に開催される事が多い運動会や秋祭りなどの行事や風物なども入れ込んだり、10月でも上中下旬と使い分けると一層季節感が際立った手紙が書けるでしょう。

季節の挨拶の書き方

季節の挨拶の書き方

手紙やはがきを書く時には、冒頭に季節の挨拶(時候の挨拶)を必ず書きます。それは四季折々表現は変わり、天候や気候、季節の移ろいや寒暖を表す挨拶の言葉になりますが、それは相手の健康を気遣う意味も含まれています。 そして、手紙の書き方(順番)にもおおよその決まりがあり、例えば、頭語(拝啓、前略など)、時候の挨拶、相手の健康を気遣う言葉、本文、変わらぬ交流を願う言葉、相手の健康や発展を祈る言葉といった順番が、失礼にならない理想的な書き方といえましょう。 もう一つ気を付けたいことは、きちんとした手紙、目上の人などに送る手紙はできるだけ 縦書きにするのがマナーで、気の置けない友人やフランクな知り合いなどへは、横書きでも大丈夫です。

挨拶例文

挨拶例文

季節の挨拶(時候の挨拶)とは、季節や天候に応じた、心情や季節感を現す言葉で「頭語」の後に続きます。そして、季節の挨拶と、その後に続く安否を尋ねる挨拶は、一体にして書くのが通例となっています。 また、ビジネス関係では、季節を問わず年中使える時候の挨拶として「時下」を用います。「このところ」「今現在」などの意味を持ち、春夏秋冬を問わず使うことができます。 例 <春>春風、春眠、春爛漫~の候 春たけなわ、花冷えの季節 ・花冷えの季節でございますが、ご家族の皆様には、お変わりございませんか。 ・春風の候、貴社ますますご盛栄のことと、お慶びを申し上げます。 <夏>盛夏、猛暑、大暑、極暑 ・うだるような暑さが続いておりますが、お変わりありませんか。 ・盛夏の候、貴社ますますご盛栄のことと、お慶びを申し上げます。 <秋>秋冷、仲秋、菊花、落葉 ・菊の花が香る季節となりました。お変わりなくお過ごしですか。 ・秋冷のみぎり、皆さまには、ますますご健勝のことと、お慶び申し上げます。 <冬>師走、厳寒、歳末、霜寒 ・師走に入り、慌ただしい毎日が続いています。お変わりありませんか。 ・寒中お見舞い申し上げます。貴社ますますご盛栄のことと、お慶び申し上げます。

スピーチ

季節の挨拶の中では、手紙やハガキでの挨拶ではなく、人前に出て行うスピーチという場面が出てきます。同窓会・結婚式・新年・卒業式などには特につきものとなります。 そのような場面で、口頭で話す場合には、手紙などの書き出しとは違い、「〇〇の候」などの言葉は相応しくなく、口頭で伝わりやすい日常語、例えば「花の便りが聞かれるようになりました」「銀杏の木も色づいて」「日々陽ざしが温かく」などの言葉で表現して話すのが一般的です。 また、スピーチの場合の結びの言葉は、どのような相手に向けてのスピーチかによって、相応しい言葉が異なってきます。例えば、卒業式などでは、さらに進学した学校や職場で頑張ってもらう応援の言葉を添えた結びもとても効果的です。 そしてスピーチは、不特定の傍聴者に向けて話す場合が多いので、相手を特定しないよう気を付けましょう。また、同窓会などでは、同じ立場の友人同士の集まりなので、共に頑張ろうと言う形で締めるのもお勧めです。

冠婚葬祭での挨拶

結婚の挨拶文 結婚祝いの挨拶状は、基本的に結婚式や披露宴の出欠席に関わらずすべての方に書きましょう。挨拶状は一般的には、挙式後または新婚旅行から帰ってすぐに出した方が良いでしょう。 お祝いのお礼、内祝いを贈ったことを伝える言葉、今後のお付き合いをお願いする言葉は必ず書きましょう。 <例文> 拝啓、暑さも和らぎ、爽やかな秋風が吹く頃となりました。〇〇様にはお元気でお過ごしのことと、お慶びを申し上げます。 さて、この度の私たちの結婚に際しまして、お心遣いを頂き、本当にありがとうございました。お礼のしるしとして、心ばかりの品を贈らせていただきました。ご笑納いただければ幸いです。 新居に落ち着いて〇ヶ月。ようやく毎日の生活にも少しづつ慣れはじめたところです。今後は二人で力を合わせ、明るい家庭を築いていきたいと願っております。 今後とも温かくご指導くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。末筆ながら、〇〇様のご健康とご多幸を、お祈りいたします。                                    敬具 法事の挨拶文 忌明けの挨拶状は、多くの人に送ることになるので通常はハガキで出すのが一般的ですが、生前お世話になった人などには手書きの手紙を送る場合があります。 手紙の場合もハガキと同じく、頭語である「謹啓」あるいは「拝啓」から始まり、その季節の挨拶、そしてこれまでお世話になった事へのお礼や、無事に法要を終えられた事などを報告する内容になります。 結びには、今までの感謝の気持ちを添えるとともに、これからも変わらないお付き合いをお願いする言葉、そして相手の健康を願う言葉で締めると良いでしょう。 <例文> 謹啓 仲秋の候、皆様におかれましては、ご清祥のことと拝察申し上げます。 さて、過日は亡き〇〇の葬儀の際に、ご繁忙中にもかかわりませず、ご会葬を頂き、ご丁重なご芳志を賜りまして、厚くお礼申し上げます。 本日七七日忌の法要を、滞りなく相営むことができました。故人の生前に賜りました永年のご厚情に、心から深謝申し上げます。 早速お伺いの上御礼申し上げるべきところ、略儀ながら書中をもちまして謹んでお礼かたがたご挨拶申し上げます。今後とも相変わりませずご厚誼のほど、よろしくお願いいたします。 時節柄お身体くれぐれもご自愛くださいませ。                                    敬具

暑中見舞い

暑中とは二十四節気の小暑(7月7日)頃から大暑の間のことで、暑中見舞いは正式には小暑~大暑の間に送る挨拶を言います。一般的には秋までの間は「暑中見舞い」として扱われます。 暑中見舞いは、暑い季節に相手の安否を気遣い、自分の近況を報告するための、季節の挨拶のハガキです。 年賀状ほど改まったものではなく、少しお洒落な私製ハガキ、季節感溢れるハガキで出すと、さらに喜ばれることでしょう。 基本は、季節の挨拶、時候の挨拶、安否を尋ねる、近況報告、結びの挨拶と続けます。 <例文> 暑中お見舞い申し上げます。(やや大きめの文字) 連日、暑さ厳しい日が続いております。すっかりご無沙汰しておりますが、お元気でいらっしゃいますか。 私どもは、お蔭様で日々元気に過ごしております。暑い中ですが、ネットでのライティングのお仕事を頑張って、それなりに楽しく過ごしております。 まだまだ、この暑さも続きそうです。お身体くれぐれもご自愛頂き、お元気にお過ごしください。またお会いできる日を楽しみにしております。                               〇〇年 盛夏

残暑見舞い

残暑とは、立秋(8月7日頃)から8月一杯までの間のことで、その時期の時候の挨拶は、「残暑なお厳しい折」「立秋とは名ばかりの暑さ」と、立秋を過ぎると、暦の上では秋なのに暑さが厳しいという表現をします。 そして残暑見舞いも、暑中見舞いと同じく、冒頭の挨拶、時候の挨拶、先方の健康を気遣う言葉、近況報告、そして結びの挨拶と続けます。 また、残暑見舞いには、通常「拝啓」や「敬具」のような頭語、結語は必要なく省くのが慣例となっています。 <例文> 残暑お見舞い申し上げます(やや多きめの文字) 暦の上ではすでに秋ですが、まだまだ厳しい暑さの日が続いております。お健やかにお過ごしでしょうか。私はお蔭様で元気に、日々忙しく過ごしております。 まだ暫くは暑い日も続くこととおもいます。〇〇様もどうかお身体ご自愛ください。 また、お目にかかれる日を、楽しみにしております。                             平成〇〇年 立秋

お中元の挨拶

お中元や、その他何かの贈り物を配送する場合には、品物が先方に届くよりも先に贈り物をお届けする旨を知らせるのが、より丁寧とされます。 お中元は、一年の間の最も暑さ厳しい季節の贈り物なので、贈り物が届く旨の連絡だけではなく、日ごろお世話になっているお礼とともに相手の健康を気遣う内容の言葉を添えて書くことをお勧めします。

宛先別季節の挨拶

宛先別季節の挨拶

最近では、電話やメールですべての要件を済ませてしまう事が多くなっています。しかし、例えばお礼、挨拶、案内、お詫びなどについては、本来はきちんとした手紙(封書)や、略式でもハガキを送ることが、正式のマナーです。 ビジネス関係、親族、友人、恩師など、それぞれへの書き方は変わりますが、一筆したためた、きちんとした手紙は、出した人の人柄も表すことになり、それによって周りの信用も得られることになるでしょう。

義理の父への挨拶

義理のお父さんに挨拶の手紙を書く場合には、自分の父親ほど気楽な間柄でもなく、逆に会社の上司ほどのかしこまった関係でもありません。 義理の父親との関係は、ある意味微妙な関係でもあるので、一応は基本的な手紙の書き方の構成をベースに置きながら、親しみを込めて書くと良いでしょう。 あまりにもかしこまってしまうよりも、お義父さんにとって嬉しいプレゼントになるでしょう。 <例文>(お嫁さんから) お義父さま 大変寒さ厳しい季節となりましたが、お元気にお過ごしでしょうか。 いつもご無沙汰ばかりで、申し訳ございません。お蔭様で私たちも元気にしております。 実は先日、〇〇〇へ出かける機会がありました。心ばかりの品ですが、お義父さまに喜んで頂けたら嬉しくおもいます。 まだ寒い日が続きます。体調を崩されませんよう、お義母さま共々くれぐれもご自愛ください。                                 かしこ

両親への挨拶

両親に送る季節の挨拶につぃては、形式にとらわれず普段使っている言葉を交えて、自由な文面で書きましょう。冒頭の季節の挨拶も、気構えすることなくさらりと書き、逆に健康を気遣う言葉はしっかり書き込み、気持ちを伝ええることが大切です。 <例文>(息子から) 寒さが一段と厳しくなり、今年も残すところ僅かになりました。そちらはいかがでしょうか。お元気ですか。私たち家族は、毎日忙しくしながら、元気に過ごしています。今年はご無沙汰ばかりで、申し訳なくおもっています。先日、お父さん、お母さんの好きな〇〇を見つけたので、お送りしました。お口に合うことを願っています。まだ、寒い日が続きそうです。流行りの風邪などひかれないよう気を付けてください。                                 〇〇〇〇

親戚への挨拶

親戚には、普段あまり交流のない親戚と、何かの時にはすぐに協力してもらえる親戚があります。その親戚の人にも、時には季節の挨拶状を送り、夏の暑さや冬の寒さを互いにしのぎましょう。 真夏の爽やかな挨拶の暑中見舞いも、その時期を乗り切るための一つのアイテムといえます。相手を気遣い、日ごろ良くしてくださる親戚に、季節の挨拶、暑中見舞いを出してみましょう。なるべく型にとらわれない書き方がお勧めです。 <例文> 暑中お見舞い申し上げます。暑さ厳しい毎日ですが、お変わりありませんか。お蔭様で私たち家族一同、元気に過ごしております。長い間ご無沙汰ばかりで、本当に申し訳ございません。一度またお目にかかれたら嬉しいです。まだまだ暑い日が続きます。夏風邪など召されませんよう、くれぐれもご自愛ください。                                 〇〇年 盛夏

季節感あふれる挨拶を

季節感あふれる挨拶を

季節の挨拶(時候の挨拶)は、基本的には相手をおもう気持ちをどれだけ伝えられるか、あるいは文章の中で誠意が込められていると感じてもらえるかがとても大切で、その時期に合った相手にふさわしい文を書くことがお勧めです。 春夏秋冬、プライベート、ビジネスのそれぞれのステージで、心のこもった季節感溢れる手紙やはがきで意を伝え、豊かな人間関係を築いていきましょう。

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