
初回公開日:2018年05月17日
更新日:2020年02月11日
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この記事では、NASキットの概要から、NASキットメーカーの比較、さらに人気のNASキットや特徴別におすすめのNASキットをご紹介します。NASキットがどういうものかわからない方や、これから購入したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
CPUとは、コンピュータ制御や、情報の転送を行う装置のことです。NASキットを見ていると、シンプルコアCPUやデュアルCPUといったワードを見かけますが、シンプルコアCPUは、CPUが1つ、デュアルCPUは、CPUが2つあるという違いがあります。 価格は、シンプルCPUよりも、デュアルCPUのほうが高価です。ただ、データを並行して処理をすることができますので、デュアルCPUのほうが性能は良いということになります。
メモリは、データを記録するための部分のことです。このメモリの容量が多ければ多いほど、動作を速く、安定させることができます。 NASキットを見ていると、DD3やDD4メモリといった表記を見かけますが、このDD3やDD4とは、メモリに内蔵されているメモリーチップの世代のことです。
この項目では、おすすめのNASキットのメーカー紹介と比較した結果をご紹介します。
Synology (シノロジー)は、NASを専業とした台湾のメーカーで、特にヨーロッパで高い支持を得ています。最新の製品も多く販売しており、高速性、安定性、使いやすさなどに定評があり、日本でも人気が上昇中のNAS・NASキットメーカーです。設定画面なども簡単でわかりやすく、コストパフォーマンスの良さと基本能力の良さをお求めの方向けです。
QNAP (キューナップ)は長年NASキットの開発や販売を行っている老舗メーカーです。デザインがシンプルで分かりやすく、多くのraidなどに対応しているため、使いやすいのが特徴です。また、随時メモリやCPUなどの更新が行われ、最新のものが販売され続けています。 他社製品よりも圧倒的に高速性があるので、パフォーマンスの良さをお求めの方におすすめです。日本においては実績もファンも多いメーカーです。
ASUSTOR(アサスター)は、NASとビデオの監視システムメーカーで、台湾の巨大パソコンメーカーであるASUSという会社のグループ企業のひとつです。他社製のものに比べて、CPUはコストの高いものを使用し、基本的な性能も維持しているのにもかかわらず、コスパの良い製品を販売しています。
Synology、QNAP、ASUSTORの3メーカーをご紹介しました。1番目にご紹介したSynologyと2番目にご紹介したQNAPは、さまざまな機能に定評があり、使いやすさにも秀でたメーカーでした。一方で、3番目にご紹介したASUSTORは、内部にコストのかかる高品質のものを使用しているのにもかかわらず、コスパの良い製品の多いメーカーでした。 NASキットをお探しの際は、まずメーカーから絞るのも良いでしょう。
この項目では、おすすめのNASキットをご紹介します。
SynologyのDiskStationDS118です。最新のDDR4メモリを搭載しており、ビジネスにおけるデータの管理に最適なNASキットです。専用アプリを使うことで、モバイル機器を使用して管理を行うこともできます。3.5インチと2.5インチのハードディスクドライブ1台に対応しています。