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台湾の公用語|中国語/北京語/マンダリン/漢字・香港との違い

初回公開日:2017年09月29日

更新日:2020年07月07日

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おでかけ

あなたは台湾の公用語についてご存じですか。日本に近い外国、台湾。台湾といえば、お手頃価格のおいしいものや南国フルーツ、故宮博物院などの観光名所を思い浮かべる人は多いでしょう。台湾をもっと知りたいあなたに、今回は、台湾で使われている言語についてご紹介いたします。

台湾の公用語は?

日本に近い外国である台湾。台湾といえば、小籠包やパイナップルケーキ、夜市の屋台などのお手頃価格のおいしいものを思い浮かべる人は多いでしょう。マンゴー、台湾バナナなどの南国フルーツもおいしいです。中国の歴史的文化財を保存・展示する博物館である観光名所の故宮博物院を思い浮かべる人もおられるでしょう。足つぼマッサージや占いも有名です。 では、台湾で使われている言語についてはご存知でしょうか。これから、台湾の公用語や、公用語以外に台湾で使われている言語についてご説明いたします。

北京語(中国語)

台湾の公用語は中国語(北京語)で、台湾国内では「国語」と呼ばれています。この台湾の公用語である国語のことを、日本では「台湾華語」などと呼んでいます。 台湾の国語は、中華人民共和国の公用語である「普通話」と基本的には同じですが、現在では発音や語彙などの細かい部分で多少の相違が生じています。しかし、中華人民共和国の公用語である普通話を知っていれば、台湾の国語についてはよくわからなくても、問題なく台湾に旅行したり台湾で暮らしたりすることができます。

台湾語

台湾の日常生活では「台湾語」も使われています。台湾語は福建方言の一種である閩南(ビンナン)語に含まれる言語ですが、台湾原住民のうち西部の平野部に住む民族である平埔(ヘイホ)族の言語や日本語の影響を受けており、その意味でも閩南(ビンナン)語とは分けて、「台湾語」「福佬(フクリョウ)語」などと呼ばれています。 注意が必要なのは、日本では日本で使われている言語をそのまま日本語と言いますが、台湾では公用語の中国語(北京語)を「国語」と呼んでいて、「国語」は「台湾語」とはまったく別物である、という点です。

台湾語と台湾の公用語である北京語(中国語)にはかなり違いがある

台湾語と台湾の公用語である北京語(中国語)は、方言というレベル以上に差異があります。台湾の公用語である北京語(中国語)を知っていれば、台湾語しか話さない人と「なんとか意思の疎通はできるかな」というくらいに、台湾語と台湾の公用語である北京語(中国語)とには違いがあります。 現在は、台湾に住んでいる多くの人が台湾の公用語である北京語(中国語)を使っていますので、台湾語を知らなくても日常生活では問題ありません。

客家語

「客家(ハッカ)語」は、中国大陸の広東省や福建省、江西省を中心に使われている言語で、中国大陸に住んでいた客家語を話す人たちが台湾に移住したため、台湾でも客家語が使用されるようになりました。 台湾の公共交通機関のアナウンスは、公用語である「北京語(中国語)」「台湾語」「客家語」「英語」の4つの言語が使われています。

日本語

台湾では日本語が通じる、と聞いたこともあるでしょう。確かに、観光客向けのレストランやホテル、観光スポットでは日本語が通じることが多いです。日本統治時代の名残で、日本語を話せる老人もおられます。 しかし、台湾のローカルな場所では、日本語が使えないことが多いです。ですが、台湾では日本人が普段使っている漢字がほぼそのまま使えるので、日本人であれば漢字を見てだいたいの意味を推し量ることが可能です。また、相手に何か伝えたいときは、紙に漢字で書くと伝わることも多いです。

英語

台湾の人は、日本人より英語を話すことができる人が多いです。英語のちょっとした表現であれば、台湾の若い人は結構知っていることが多いです。また、台湾の大学生は、日本の大学生よりも英語を話せる人がたくさんいます。 ですが、台湾のごく普通の人は英語を話せません。英語ができるだけでは台湾で暮らしていくのは難しいでしょう。多くの台湾の人は、台湾の公用語である北京語(中国語)だけを話して暮らしているからです。

マンダリン

台湾の国語は、中華人民共和国の公用語である普通話とは、発音や語彙などの細かい部分で多少の違いがあります。 しかし、英語では、台湾の国語も中華人民共和国の普通話も、現代の標準的な中国語であるとして、どちらも「マンダリン(Mandarin)」と呼んでいます。台湾人自身も、英語で会話をする際に、自分が話す中国語をマンダリンと呼ぶことが少なくありません。

台湾で使用する文字は?

台湾の公用語は中国語(北京語)です。ところで、日本で使われている漢字は、もともとは中国から伝わったものです。ということは、台湾でも漢字が使われているのでしょうか。日本で使われている漢字は、台湾でも通用するのでしょうか。また、台湾でも日本のように漢字以外の文字が使われているのでしょうか。 台湾で使われている文字についてご説明いたします。

漢字

台湾の国語は、中華人民共和国の公用語である普通話と同様に漢字で表記されます。しかし、中華人民共和国で使用されている簡体字ではなく、簡体字より複雑な漢字である、伝統的な繁体字(正字体)が用いられています。ただし、日常生活では、「臺灣」を「台灣」と表記するなど、略字の使用も行われています。 日本語は、漢字だけではなく、ひらがなやカタカナも使用して表記しますが、台湾の国語は、漢字のみで表記されます。

漢字の発音は日本とまったく違う

台湾では日本人が普段使っている漢字がほぼそのまま使えるので、台湾の漢字を見てだいたいの意味を推し量ることが可能ですし、こちらから相手に何か伝えたいときは、紙に漢字で書くと伝わることも多いです。つまり、台湾では筆談による意思の疎通がある程度可能です。 ただし、その漢字を声に出して日本語読みしても、台湾ではまったく通じません。北京語(中国語)には「声調(四声)」というトーンがあって、これがわかっていないと相手にまったく通じないのです。ですから、漢字がわかるから筆談をすることは可能であっても、話すことは難しいのです。

台湾と香港の公用語の違い

香港では「広東(カントン)語」が公用語として使われています。イギリスの植民地であったときの香港では、英語で学校教育をしていました。と聞くと、香港では英語が通じると思いがちですが、1997年に香港が中国に返還されてから時が経っていることもあるからか、英語を話せない人も結構います。 返還後は中華人民共和国の公用語である普通話で教育を行う学校が増えて、今は若い人はほとんど普通話を話し、家庭や友達の間では広東語を話します。また、香港の漢字表記は、台湾と同じく、一般的に繁体字(正字体)が用いられています。

台湾の公用語を使ってもっと台湾を楽しみましょう!

台湾の公用語は中国語(北京語)です。台湾国内では「国語」と呼ばれていて、中華人民共和国の公用語である普通話とは細かい部分で違いがあります。観光客として台湾に行くのであれば、ある程度日本語が通じます。また、台湾の若い人には英語も通じることが多いです。

台湾の公用語を使ってみましょう

その国の文化に本当に触れようと思ったら、その国の言語を習得して、その国の人とじっくりコミュニケーションをとるのが最適な方法でしょう。 台湾を訪れるときに、日本語や英語だけでコミュニケーションをとろうとする場合と、つたないながらも台湾の国語である中国語(北京語)を使って話しかける場合とでは、相手の印象はかなり違うはずです。こちらが日本で外国のかたから話しかけられるときも、できる限り日本語を使ってコミュニケーションをとろうとされるかたには、日本に対する愛情や日本を理解しようとする心を感じて、嬉しく思い応援したくなるでしょう。 このように、少しでもその国の言語を話せるようになると、相手の対応も途端に変わります。完璧に話せる必要はありません。台湾を訪れるときは、台湾で使われている言葉でコミュニケーションをとるようにしてみると、もっと台湾を楽しめるでしょう。

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