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インドの物価情報|年/商品/都市別・インド旅行の予算/物価

経済

世界一物価の安い国と言われるインドの2012年から最新の物価状況を調べました。インドは国土面積も大きく都市によって様々な顔があります。治安は良いとは決して言えませんが、魅力的な観光地も多く昔から多くの日本人を魅了しているインドの物価をご紹介します。

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年別インドの物価状況と推移

年別インドの物価状況と推移

インドと聞いて思い浮かべるのは、雑多な町や不衛生で貧しい農村、インダス河で沐浴する人たちなど昔ながらの光景が多いです。しかし最近のインドではIT産業が急激に発達しており、経済成長も著しい発展を遂げています。普段の情報ではあまり目にすることのないインド経済について、年ごとの物価状況と推移を解説します。

2012年

2012年のインドの実質経済成長率は、5.0%で2002年度(3%)以来の10年ぶりの低い経済成長率となりました。個人消費も4%、輸出も3%の伸びと落ち込みました。輸出は前年が15.3%増であったことを考えると大幅な下落と言えます。落ち込んだ理由はヨーロッパ向けの輸出が伸び悩んだからでした。ルピー安からインフレ傾向が進みインフレ率は9.31%と物価が上昇しました。

2013年

前年にインド経済が失速してGDPも低水準であったことから、インドの中央銀行は10年ぶりに銀行業への企業参入と新銀行の設立を認めることとし、大企業グループを含めた新規参入を許可しました。インドの経済システムが改善され金利引き下げなどのプラス効果を生むものと期待されました。 しかし期待したような効果は現れず、2011年から続く経済の低迷は続き卸売物価指数は上がり、インフレは加速していきました。

2014年

物価はますます上昇していき、2012年の1.5倍ほどにもなります。それに伴いインドのサラリーマンの給与も1.5倍になる場合もありますが、根強く残っているカースト制度の底辺の住民の賃金は上がらず苦しい生活を余儀なくされています。 インドの通貨はルピーです。2014年4月の日本円との為替は1ルピー1.75円でした。屋台のお茶が10ルピー程度なので約18円になります。物価が高くなったとはいえ、元々の物価が日本とは比較にならないぐらい安いので、日本からの旅行であれば旅行費用はかなり安く抑えられます。

2015年

2015年に入りインドの物価高もやっと落ち着きを取り戻し、前年まで高騰し続けた食料品の価格も抑えられ景気の見通しも良くなって来ました。 インドの2015年の物価を日本と比較するとマクドナルドのセット「マハラジャマックセット」が216ルピー、ランチ100ルピー、レストランのビール160ルピー、1リットルのミネラルウォーター20ルピーとなっています。 2015年11月の円換算レートでは1ルピーが約1.85円となっているので、それぞれの日本円に換算した価格はマクドナルドセットは約400円、ランチは185円、ビールは約300円、ミネラルウォーターは37円となります。 マハラジャマックは牛肉を食べないインド人向けに鶏肉のパテを使用しています。日本のセットと比較しても大して変わらない価格なのでインドの物価水準からみたら、物凄く高額な食品になります。インドではマクドナルドはお金持ちが行く店です。

2016年

消費者物価の上昇率は低下傾向を示し、物価の安定が続いています。景気全般に明るさが見え、インド経済の回復は続いています。 11月にインド政府は、偽札とブラックマネー撲滅の理由で古い1,000ルピー紙幣と500ルピー紙幣の廃止を決定しました。旧紙幣を自分の銀行口座に預けて、新発行された2,000ルピー紙幣と500ルピー紙幣を引き出なければいけないのですが、銀行口座を持っていない国民も多くいるため大混乱となりました。 救済措置も含めても翌年の3月末までに両替しなければ高額紙幣が紙くずになってしまうのですが、期間がたったの4か月と短いため各地の銀行に人が群がり大きな騒ぎとなりました。 日本からの旅行者もこの混乱に巻き込まれた人が続出しました。ルピーは現地でしか換金できないのですが、廃止された旧紙幣と交換された、手持ちの紙幣が使えないといったトラブルが起きました。

2017年

インドでは、この年の4月から6月までの実質GDP成長率は前年同期比+5.7%と市場予想を下回りました。理由は物品サービス税(GST)が7月に導入されるので、納税負担を極力回避しようと企業が商品の生産および調達を控えたことに起因します。しかし、GSTの影響は一時的なもので8月には景気は持ち直し、株式・通貨とも底堅い展開をしており、消費者物価も上昇傾向にあります。 インドは世界一物価の安い国と言われていますが、その反面、日本では考えられない大富豪も存在します。近年はIT産業の成長に伴いアメリカなどの諸外国からの投資も増え、高所得層も拡大しているため、消費者物価を押し上げています。

最新

2017年10月の為替では1ルピー1.7円です。バス12ルピー(20円)バナナ大房10ルピー(17円)ラッシー20ルピー(34円)定食160ルピー(272円)ナン&カレーセット220ルピー(374円)動物園の入場料200ルピー(340円)安いホテル150ルピー(255円)ジャガイモ1キロ22ルピー(37円)米1キロ50ルピー(85円)などです。インドの物価は日本と比較すると特に食料品が安いのが目立ちます。 ホテルも安いですが、衛生面とサービスや安全を考えると安いホテルに泊まる事が必ずしも良いとは限りません。インドに旅行する時は安全を第一としましょう。

商品別インドの物価情報

商品別インドの物価情報

インドはとても物価が安いのでお土産を買うのは困りません。特産のスパイスや現地で飲むビールやコーラ、洋服などの価格を調べました。

お土産

インド土産の定番は紅茶ですが、ちょっと気の利いたお土産にHimaraya社の天然ハーブコスメをご紹介します。ココナッツオイル配合のオーガニック製品で、抜け毛予防のシャンプーや美白効果の高いクリームなどが日本でも人気です。インドでは1本60~150ルピー程度です。これらは日本でも購入できますが、現地で買えば6分の1程度の価格で買えますから、たくさん買ってお友達に配るには最適です。

スパイス

スパイス

手軽にインドを楽しみたいなら「ティーマサラ(チャイ用スパイス)」が良いでしょう。ミルクティーに入れるだけでインドの香りが楽しめます。ティーマサラにはカルダモン、シナモン、グローブ、ブラックペッパー、ジンジャーなどが配合されており、コクがあるのにスッキリとした味わいが楽しめます。体の中から温まるので、とても健康に良いとされています。 ミックスカレーパウダーも販売されています。現地のインド人は自分でスパイスを合わせて各家庭独自のカレーを作っていますが、日本人が色々のスパイスを購入しても使い切れない場合も多いです。町中のスパイス専門店でミックスにして貰いましょう。 店と場所にもよりますが、おおよその価格は100~150ルピーです。

コーラ

コーラは1本(500ml)で20~40ルピー(34~68円)と価格に幅があります。日本でもスーパーなら1本が100円程度なので他の食料品と比べると割高です。

ビール

インドのビールは他の食品と比較して高めになっています。650mlで90~150ルピー(153~255円)です。定食が100ルピーだったのに比べるとビールが相当に高いことが分かります。

ホテル

ホテルはピンキリです。安い所は100ルピー(170円)程度で宿泊できますし、高級ホテルは2000ルピー(3400円)ぐらいはかかります。ハイクラスなホテルはもっと高くなります。低価格なホテルは衛生面や安全面で問題が多いので、旅行に行く際には日本からホテルを予約した方が無難です。

服

ヨガをするときに履くようなゆったりとしたインドパンツ100~200ルピー(170~340円)チュニック300ルピー(510円)など、現地で見かける洋服は驚くほど安いですが、素材も悪いものが多いので早く傷みます。良いものはそれなりに高いので、日本と変わらない値段の洋服も売っています。

ミネラルウォーターは1本(500mℓ)で20ルピー(34円)です。インドで生水は飲めないのでミネラルウォーターは必須です。店によっては1ℓで20ルピーのところもあります。

食事

屋台の食事は30ルピー(50円)からありますが、高級ホテルのレストランは3000ルピーと価格に大きな違いがあります。一般的なカレーセットは200ルピー(340円)程度です。

都市別インドの物価情報

都市別インドの物価情報

各都市で特徴的な物価状況をご紹介します。現地の人と観光客では料金が驚くほど違う場合もあるので要注意です。

チェンナイ

ベンガル湾に面する4大都市のひとつ。古くから栄えた都市でイスラム教の影響を受けていないため、純粋なインドの趣を味わえる観光地です。人気の州立博物館の入場料はインド人は5ルピーですが、外国人は250ルピー、カメラ持ち込み料は200ルピーを要求されます。

ニューデリー

ニューデリー

ニューデリーには宝石店が多くあります。物価が安いので宝石も日本よりもずっと低価格で販売されています。ダイヤモンドをあしらった宝飾品も小粒のものなら1~2万円で買えるので自分へのお土産に人気です。

バンガロール

IT都市として発展を続けるバンガロールは、インドと西洋が融合した雰囲気があります。インドで日本人にとって最も住みやすい都市のひとつと言われています。発展した部分と昔ながらのインドが混在した街ですが、他の都市と比べると若干物価は高いと言えるでしょう。

ムンバイ

ウオールストリートジャーナルインド版で世界でもっとも物価が安い都市と書かれていたのがムンバイです。世界131都市の中で第131位でした。日本円で5万円あれば1ヵ月楽に生活できます。

インド旅行の予算と物価情報

インド旅行の予算と物価情報

インドは世界で一番物価が安い国なので、10万円もあれば往復の航空券も含めて2週間ほどの滞在も可能です。インド直行便は片道5万円ほどかかりますが、乗り換えする便を探せば2万円代からあります。ツアーなら5日間で6万円ぐらいからあります。お土産や現地の食事代も含めて5日間ツアーで10万円あればインドを楽しむことができます。

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