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スイスの物価が高い理由・商品別物価比較・地域別スイスの物価

更新日:2020年08月14日

経済

スイスは日本では「時計」「アルプス」「永世中立国」などで有名な国ですが、その他多数の国連機関が設置されていることでも有名です。国境の南側はアルプスを挟んでイタリア、北西側はフランスとドイツ、東側はオーストリアとリヒテンシュタイン公国に囲まれた内陸国です。

その国の経済力や物価動向を測る「ビッグマック指数(BMI)」の比較では、指数の高い順に1位~3位までいずれもヨーロッパの国が占めています。因みに、本場のアメリカは4位、日本は35位にランクされていますが、有数5は以下のようになっています。 第1位:スイス(762円) 第2位:ノルウェー(669円) 第3位:スウェーデン(658円) 第4位:アメリカ(599円) 第5位:フィンランド(589円) もちろんビックマックだけでなく、色々な物価はその時々の為替レートによって変動しますが、スイスでビッグマックのMセットを注文するとほぼ間違いなく1,500円くらいします。つまり4人家族で行くと5,000円では済みません。スイスの物価高を実感させられるは、案外マックのようなファーストフード店なのかも知れません。。

コカ・コーラ

日本の一般小売店では、コカ・コーラの500ml缶は150円くらいで販売されているところが多く、量販店になると80~100円くらいが相場です。因みに、コカ・コーラの本場アメリカでは、おおよそ70年間もの間コカコーラの値段が変わっていないとのことです。 スイスのコカコーラの値段は、500mlペットボトルが450~500円くらいで、やはりミネラルウォータよりは若干高めの価格です。それにしても日本の価格の約5倍ほどですから、はやはりスイスの物価高は筋金入りです。

ホテル

スイスに限らずホテルの宿泊費は「星の数」によって違うことは常識ですが、もちろん為替レート・季節・地域(場所)などによって変動します。スイスは物価が高いことで有名ですが、中でもホテル料金が高いことは驚かされます。特にハイシーズンの観光地や大都市圏のホテル料金や物価高は、世界的に見ても紛れのない事実です。 スイスでは大都市圏の中級(3星)のシティーホテルの宿泊料金(1泊朝食付き)が20,000~25,000円くらい、それ以上星が多い高級ホテルの宿泊料金は35,000~50,000円くらいが相場です。因みに、エコノミークラスとなると10,000円前後くらいで宿泊できるホテルもありますが、寝具が気になったりトイレやシャワーの不調を心配するようなこともあります。 因みに、観光地にある小さな山荘風のホテルでも、ハイシーズンになると部屋の設備や清潔さの割に結構なお値段で、大都市の高級ホテルと遜色のない宿泊料金が請求されます。観光地ではその上に、食事やお土産などを含む諸々の物価が目が飛び出るほど高いものですが、朝方が覚めるとホテルの窓からアルプスの美しい山々が見えると、その瞬間にホテル料金や物価高も少しだけ許せる気になります。

チョコレート

スイス土産の定番は何といってもチョコレートです。ただ観光を終え現地を出発する前に、免税店であれもこれもと買い過ぎてしまうと、知らず知らずトランクの重量オーバーしてしまうと、航空機の超過料金を取られてしまいますのでくれぐれもご注意ください。 「知る人ぞ知る」。スイス人は例外なくチョコレートが大好物です。話によると、スイス人の1年間のチョコレートの消費量が日本人の5倍にもなります。つまり1年間に約10kgも食べるので、スイスのご婦人にふくよかな方が多い理由がそれとなくわかる気がします。 スイスのキオスクやスーパーなどのチョコ売り場に行くと、夥しいほど色とりどりのチョコレートが棚に陳列されています。不思議なことに物価が高いスイスにあって、チョコだけは日本円で1箱200~300円くらいで手に入ります。また、空港の売店にも結構お安く売られているので、気の置けない友人のお土産には打って付けです。場合によっては、日本で買うよりお安く手に入るかも知れません。

スイス国内の物価比較

スイスのチュ-リッヒなどに本部を置く金融持株会社(UBS)が商品やサービス、および賃金や労働時間などについて世界71都市を比較調査(2005年)した結果によると、物価が世界1高い都市は「オスロ」、続いて「コペンハーゲン」その次に「東京」の順でした。 なお、スイスの都市間の比較では、どの項目もチュ-リッヒ・バーゼル・ジュネーブの3都市によって占められています。 (物価) 第1位:チューリヒ 第2位:バーゼル 第3位:ジュネーブ (家賃) 第1位:チューリッヒ 第2位:バーゼル 第3位:ジュネーブ (賃金) 第1位:チューリッヒ 第2位:バーゼル 第3位:ジュネーブ (購買力) 第1位:チュ-リッヒ 第2位:バーゼル 第3位:ジュネーブ 因みに、スイスの主要都市の人口有数5は、以下のようになっています。参考として、スイス第1位のチュ-リッヒの人口約37万人に相当する日本の都市を見ると、大阪府吹田市(第53位)や群馬県高崎市(第54位)となっています。 (第1位)チュ-リッヒ:37.3万人 (第2位)ジュネーブ:18.7万人 (第3位)バーゼル:16.3万人

スイスの鉄道運賃はリーズナブル!

スイスの国土面積は九州とほぼ同じくらいにも拘わらず、まるで網の目のように大都会からアルプスの山頂まで鉄路が敷かれています。取り分け山岳地帯を走る登山電車の発達が目覚ましく、急な勾配を走行する美しいフォルムの電車がアルプスの谷間を潜り抜け、平気で標高2,000~3,000mの山の上まで観光客を運んでくれます。 スイスの最大の主要都市である「チューリッヒ」と「ジュネーブ」を結ぶ都市間特急(IC)は、約300kmの走行区間を2時間45分で走ります。乗車料金はファーストクラスで21,500円、エコノミークラスで12,900円なので、異常なほど物価が高いスイスにあって中々リーズナブルの料金と感じます。 また何といってもスイス観光客において最もがあるのは「氷河特急」です。この電車は「サンモリッツ」と「ツェルマット」を結ぶ観光列車ですが、始発から終着まで乗り継ぐと約8時間を要します。あまり時間に余裕がない観光客は、途中駅の「アンデルマット」から乗車してツェルマットを目指すのが一般的です。 ツェルマットに到着する15分くらい前になると車窓から名峰「マッターホルン」の勇姿が現れ、その瞬間一斉に歓声が立ち上がります。この乗車区間は約100kmを3時間40分掛けて走りますが、乗車料金はファーストクラスで17,800円、エコノミークラスで10,600円となっています。スイスの物価高のイメージからするとこちらも可なり割安感がします。 因みに、ツェルマット駅の標高は約1,600mですが、ここから標高3,089mのゴルナーグラート鉄道の終着駅まで40分ほど掛けて一気に駆け上がると、スイスで1番標高が高い「モンテローサ」の美しい姿を見ることができます。なお、頂上駅から始発駅までトレッキングを楽しみながら下山できるので、天気さえ良ければ下山の道すがら「マッターホルン北壁」が手に取るように望めます。

ラクレットの思い

1974年(昭和49年)に放映されたテレビアニメの番組「アルプスの少女ハイジ」の中で、主人公のハイジがよく「ラクレット」を食べていましたが、牧歌的な臭いのするこの食べ物が日本人に認知されたきっかけでした。 暖炉で溶けたチーズの焦げた臭いを彷彿させる場面を見るに付け、スイス・アルプスに憧れを抱いた人は少なくないかも知れません。しかし、ハイジのアニメからスイスの物価高など知る由もありませんので、一度ならずスイスに行ってみたいと思った日本人は多いのではないでしょうか。 さて、スイス旅行で1週間から10日間ほど訪れる観光客にとっては、仮に現地で少しばかり両替したスイスフランを使うことがあっても、レート感覚がないので物価高を実感することはそう多くはありません。また、嗜好品やお土産など買ってもクレジット決裁なので、物価高に気付くことがありません。 そんな訳ですから夢に見たスイス旅行中くらいは、しばしスイスの物価高を忘れ思う存分楽しまれたらいかがでしょうか。

初回公開日:2017年10月20日

記載されている内容は2017年10月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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