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ヨハネスブルグの治安が最悪は本当か|危険度・理由・改善は?

更新日:2020年11月17日

おでかけ

南アフリカの都市であるヨハネスブルグの治安は、2010年のサッカーW杯開催地として、日本でも大きな話題となりました。W杯前後でヨハネスブルグの治安に変化はあったのか、ヨハネスブルグの治安が悪化した原因など、ヨハネスブルグの治安についてご紹介します。

ヨハネスブルグの治安が悪いって本当?

ヨハネスブルグの危険度は?

主な犯罪の年間発生件数(1日当たりの発生件数を( )内に表示)については,以下のとおりです。 ○ 殺人    17,805件(48.8件) ○ 重傷害   182,556件(500.2件) ○ 強盗    129,045件(353.5件) ○ 侵入窃盗  253,716件(695.1件) ○ 車上ねらい 145,358件(398.2件) ○ 薬物関連  256,902件(731.2件) ○ 誘拐     4,252件(11.6件) ○ 性犯罪    53,617件(146.9件)

南アフリカの人口が約5000万人であることを考えると、この犯罪発生件数は驚くばかりです。外務省の危険情報によると、ヨハネスブルグは危険度レベル1「十分注意してください。」の対象になっています。南アフリカで危険度レベル1なのはヨハネスブルグの他、ケープタウン、プレトリア、ダーバンとなっています。ヨハネスブルグは確かに治安が悪いと言えるでしょう。

ヨハネスブルグの治安の悪さを示す具体例

ここで、ヨハネスブルグの治安の悪さを伝えるために、ヨハネスブルグがどれだけ危険かを示す、いくつかの具体的な犯罪例をご紹介します。

赤信号で停まらない!

赤信号で停止するというのは、自動車を運転する人にとっては基本中の基本です。運転する人に限らず、子供でも知っている常識です。しかし、治安の悪いヨハネスブルグでは、赤信号で停止する人はいません。これは決して運転のマナーが悪いわけではなく、赤信号で停止したわずかな隙に、植え込みや建物の陰に隠れ、待ち伏せをしていた強盗に襲われる危険があるからです。 実際に、現地で日本人が自動車で移動中、赤信号で停止した瞬間に助手席の窓ガラスを割られ、荷物を奪われる被害に遭っています。治安の悪いヨハネスブルグでは、赤信号で停止しないことが身を守る手段になっています。

高速道路上で自動車が故障したら終わり

日本でも近年、高速道路上で自動車が不具合を起こし、道路脇に停車したところを後続車に追突されたり、車外に出て撥ねられる事故が報道されています。ヨハネスブルグにおいても、高速道路は危険な場所になっているようなのですが、日本とは事情が異なります。ヨハネスブルグの場合は、赤信号の場合と同じく、そもそも停車すること自体が危険です。 あるケースでは、路肩に停めたところをギャングに襲われ、殺害される結果となりました。走行できる状態であるなら、安全なところまで何としても停車せず走り続けなければなりません。走行中に異変を察知したら、停車する前に救助を要請する必要があります。それが無理なら、最悪の結果も覚悟しなければなりません。

警察官が信用できない

本来であれば、犯罪を取り締まるべき存在が警察官です。しかし日本とは違い、腐敗により犯罪に手を染めている場合があります。特にタンボ空港周辺は悪徳警察官の温床となっており、自動車のスピード違反を取り締まるふりをしてありもしない罪を押し付けてきたり言いがかりをつけてわいろを要求したり、などの犯罪が発生しています。 また、警察官に見せかけたニセ警察官も横行しているため、被害に遭わないためには人を見た目や職業で判断しないことが肝心です。警察官の氏名や所属を確認しましょう。違反チケットを発行するように求めることも効果があります。賄賂を払ってしまうことは、あまりできません。

なぜヨハネスブルグの治安は悪いのか

アフリカ最大の証券取引所、JSEの所在地であるヨハネスブルグは、決して発展が遅れているわけでもなければ、南アフリカという国自体が貧しいわけでもありません。2017年にアメリカのシンクタンクが発表した、世界128都市をビジネス活動、人的資本など5つの項目から評価した総合的な世界都市では、53位にランクインしています。 貧富の差はあるにせよ、観光客のみならず、地元住民ですら命の心配をしなければならない状況は、はっきりいって異常です。なぜ、ヨハネスブルグの治安はこれほど悪化してしまったのでしょうか。

恐ろしいほどの銃社会

銃社会として認知されているアメリカでは、銃を使用した凶悪事件が発生する度に、銃規制が論じられます。しかし、アメリカ以上にヨハネスブルグは深刻な銃社会であり、治安の悪さと銃の存在は切っても切れない関係です。 当然、銃の所持には審査が必要ですが、簡単に合格できる内容であり、また驚くべきことに、銃の入手場所が食料品や日用品を購入するスーパーであることから、誰もが1万円から2万円ほどの金額ですぐに銃を所持することが可能になってしまっています。簡単に銃が手に入るとなれば、よからぬことを企む者が出てくるのも、ごく自然な流れといえるでしょう。

初回公開日:2017年12月12日

記載されている内容は2017年12月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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