IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

利他主義は成功の秘訣|意味や定義・シチュエーション別実例・仏教

更新日:2020年11月20日

言葉の意味

最近、自社の経営方針として「利他主義」という単語をホームページに掲げる企業が増えてきました。その背景を探るとともに、「利他主義」を研究する生物学者たちの最新学説や、仏教、キリスト教における古典的「利他主義」の概念についても紹介していきます。

実は仏教用語だった「利他」

実は「利他」という言葉は正式な仏教用語です。大乗仏教における利他とは「他の人の救済のために尽くすこと」のことを指しています。また、興味深いことに仏教には利己に限りなく近い言葉「自利」というものもあります。この自利とは「自らが悟りを得るために修行を積んでその結果を得ること」で、しかも自利と利他、この二つを同時行うことこそが大乗仏教における最大の目的とされています。

仏教の目的は利己主義と利他主義の調和

「自らが努力(修行)する。その努力に得たものを他人に分け与える。」というように他人のために動くことで、さらに自分が成長することは社会生活において不可欠なことだと言えるでしょう。ここで言う人々、すなわち構成員同士がお互いを助け合い、お互いを高め合う利他主義だけでなく、もちろん利己主義だけでもない、まさしく利他主義と利己主義との完全な調和が仏教では求められているといえるでしょう。

キリスト教での利他主義

さて、仏教において利他主義とはどのような意味を持つのか理解できたのではないでしょうか。一方でキリスト教では「利他」はどのように扱われているのか気になるところです。ここではキリスト教においての「利他」についてご紹介しましょう。 まず、「キリスト教/利他」でまっさきに出てくるものは「アガペー」という聞きなれない言葉です。アガペーとは、日本語では「神の愛」と訳されており、神から人間に贈られる愛情のことを指した言葉です。

「利他」はキリストにおいても同様の意味を持つ言葉

上記で説明したようにキリスト教における「利他」とは「神の愛」であって、全知全能である神にはいかなる限界も存在しえないため愛情の量も質も無限です。どこまでも限りもなくいかなる見返りも求めない愛を持つ神に対し、神ではない人間がそのような利他的愛情を持つことはできないとされています。 しかし、そうなりたいと祈り、そこに一歩でも近づく努力を日々していくことが「人間にとって大事なことである」とキリスト教も仏教も説いていることなのです。

「利他主義」における本

これまで「利他主義」であること、「利己主義」であることについてご紹介してきましたが、もう少し掘り下げていきたいと興味がわいたなら是非本を読んでより理解を深めてみてはいかがでしょうか。 「利他主義」であるということは企業だけでなく、人々のコミュニケーション、それは他人であっても家族であっても必要とされるものなので、生きる上で決して切り離して考えずにはいられないでしょう。

全脳思考

こちらの本は有名な経営コンサルタントとして10年の実績をもった筆者が書きおろした、ビジネスにおける「利他主義」がベースとなった思考テクニックが凝縮された本です。現在社会人としてもう1歩を望むあなたにこそ読んで欲しい1冊だと言えるでしょう。

再読再々読しなければ消化できない膨大な内容であると思う。神田氏は新しい考え方や手法をわかりやすく説明する一種の天才的素質を有すると思う。冒頭から一挙に引き込まれてしまった。好感の持てた一冊です。

あなたが世界のためにできる たったひとつのこと

あなたが世界のためにできる たったひとつのこと 〈効果的な利他主義〉のすすめ
あなたが世界のためにできる たったひとつのこと 〈効果的な利他主義〉のすすめ

利他主義をもとにした経済理念や、社会の生き方、そのノウハウが様々な例を用いてこの本の中に詰まっています。各章ごとにまとめられており、初めてでも非常に読みやすく手に取りやすい内容だと言えるでしょう。見習うべき点、改善をこの中から見つけて生活の中で大いに活かすことができるでしょう。

初回公開日:2017年10月26日

記載されている内容は2017年10月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

関連タグ

アクセスランキング