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利他主義は成功の秘訣|意味や定義・シチュエーション別実例・仏教

更新日:2020年11月20日

言葉の意味

最近、自社の経営方針として「利他主義」という単語をホームページに掲げる企業が増えてきました。その背景を探るとともに、「利他主義」を研究する生物学者たちの最新学説や、仏教、キリスト教における古典的「利他主義」の概念についても紹介していきます。

利他主義とは

近頃、経営理念として「利他主義(りたしゅぎ)」という単語をホームページに掲げる企業が増えてきました。「利他主義」とは、聞きなれない言葉ですが、いったいどのような意味の言葉なのでしょうか。

そもそも「利他主義」とはどういう意味?

利他主義とは、ものすごく簡単に言ってしまえば『自分の利益よりも、他人の利益を重視する』という考え方のことを言います。英語では「altruism」と表します。利他主義の対義語として「利己主義」という言葉があります。 利己主義という言葉の意味は『他人がどのような不利益をこうむろうがまったく気にせず、自らの利益だけを求めて行動すること』を指します。こちらは英語では「egoism」と表します。これは誰しもが耳にしたことがあるであろう「エゴイスト」の「エゴ(ego)」です。

利他主義の対義語は利己主義

例えば「君はエゴイストだね」などと言われて気分を良くする方は少ないでしょう。どうもエゴイストという言葉には、本来の意味にくわえて「自分勝手」であったり「わがまま」というニュアンスが含まれていると感じます。そんなエゴイストの対極である「利他主義」が、現代社会でもてはやされている理由とは一体何なのか今回は順に考えていきましょう。

利己主義・利他主義が握る成功の秘訣

そもそも「利他主義」「利己主義」というこの二つによって成功するかしないかは分かれるのでしょうか。利己主義の特徴である「自分が、自分が」と自分の主張ばかりする人とは誰しも話がかみ合わず一緒にいてあまり成長することがありません。しかし、利他主義の人は個々の意見を尊重する部分を持ち合わせていますので会社の成長をさせるための基盤づくりに向いていると言えるでしょう。 このことを見ると結果的に成功の秘訣を握るのは「利他主義」であるということだと感じます。しかし実際はそういうことではないのです。

利他主義の成功はバランスがカギ

世間では利他主義であることが成功をおさめやすいと言われています。「人が何を求めているのか」「ビジネスの成功は何がきっかけとなるのか」周囲を見ながらそれを模索することができるのは利他主義であるが故の才能だと言えるでしょう。これが基盤づくりとなり、経営の成功へと繋がります。 しかし、それだけでは成功を収めることにはならないのです。自分が本当は何をしたいのか、自分が何を目指しているのか、自分の考えを表立って表現できる「利己的」な考えがなければそれ以上に進むことが出来ません。周囲の全てに答えてばかりいると破綻に繋がってしまいます。 要するに利他主義で成功するかしないかというのは「利他主義」と「利己主義」の共存が上手くバランスが取れてこそだと言えるのでしょう。

一人ひとりの心の中にある「利他主義」

恋愛における利他主義は生物の本能!?

それでは次に、もっと身近な利他主義について考えてみましょう。たとえば、わたしたちの誰もが体験するであろう恋愛にも利他主義は存在しているのでしょうか。冒頭であげた利他主義の定義は「自分の利益よりも、他人の利益を重視する」というものでした。これを恋愛に当てはめたら、さしずめ「自分の喜びよりも、相手の喜びを重視する」とでもなるはずです。 要するにこれは「常に相手の気持ちを推しはかり、相手に喜んでもらえるように行動する」ということです。もっとも、これはなにも難しい話ではなく、たとえば「落ち込んでいるときには励ましのメールを送る」とか、「相手が欲しがっているものを探してプレゼントする」というようなささいなことでも立派な「恋愛における利他主義」なのではないでしょうか。

一見、恋愛とは「人間の行動のうちもっとも利己的なもの」のように見えますが、案外、人間は無意識のうちに恋愛における利他主義を多数おこなっていると言っても良いでしょう。

利他主義の例

初回公開日:2017年10月26日

記載されている内容は2017年10月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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