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更新日:2024年09月23日
バーコードについて、使っている人ですらよくその仕組みを理解できていない人が多いです。単にバーコードに機械を当てれば情報が出てくる物という認識の仕方です。これだけ生活に密着したバーコードなので、その仕組みや種類について知っておいても良いでしょう。
目次
一番よく見かけるバーコードはスーパーなどで商品に付いているバーコードです。しかし、宅配便や郵便物などにも形の違うバーコードが付いています。 バーコードにはその使用目的にによって種類が使い分けられています。それはバーコードの種類によって持たせられるデータの量が違うからです。
一次元バーコードは水平に配置された黒い線と白いスペースで構成され、左から右に向かってデータを読み取ります。いわゆる、よく見かけるバーコードのことです。
これらが普段よく見かけるバーコードの種類です。生活用品や書籍、家電、服など、多くの場所で使用されています。持たせられるデータの種類は8桁か13桁の数字のみです。 JISによって流通コードとして規格化されています。日本ではJANコードと呼ばれますが、これは日本だけでしか通用せず、国際的にはEANと呼ばれています。また、アメリカとカナダで使用されるUPCと互換性のある世界中で使用されているバーコードです。
code39も見た目はJANコードあまり変わりません。しかし、JANコードとの決定的な違いは、種類が少し限られますがアルファベットや記号もデータとして持たせることができることです。また桁数にも制限もありません。 アルファベットや記号が扱えるため、製品の品番などを表現することもできます。なので、工業用のバーコードとして用いられることが多いです。
最近、よく見かけるようになったのが二次元コードです。二次元コードは先に述べたJANコードなどのバーコードよりも、もっと多くのデータを持たせることができます。 二次元バーコードにはスタック型とマトリクス型の2種類があります。よく見かけるようになったQRコードはこの二次元バーコードのマトリクス型の種類のうちの1つです。 二次元バーコードの特徴は持たせられるデータ量の大きさですが、JANコードが数字10桁前後に対して、QRコードは数字であれば7089字、英数字であれば4296字、漢字でも1817字ものデータを持つことができます。
バーコードはその見た目やスタート、ストップキャラクタなどから種類を判断することができます。 例えば、一次元バーコードと二次元バーコードでは明らかに見た目が違います。また、スタート、ストップキャラクタが「*」であればCode39、「a・b・c・d」であればNW7と判断できます。JANにはスタート、ストップキャラクタがありません。 このように、バーコードの特徴からその種類を判断することができます。
スタート、ストップキャラクタからバーコードの種類を判断しようと思うと、これらのバーコードを読み取るにはソフトやアプリが必要になります。今ではアプリを使うことで、スマホでもバーコードが読み取れます。さらに読み取るだけでなく、バーコードを作成することのできるアプリもあるようです。 【Qrafter】はQRコードとバーコードの読み取りと作成ができるアプリです。ただし、バーコードが作成できるのは有料版だけのようです。 【ZBar】は読み取れるバーコードの種類が多いのでお勧めです。また読み取りのスピードも速いのでストレスなく使うことができます。 【mobiscan】は仕事の場でも使えるほど高性能です。ボタンを押しているときだけ読み取りが有効になるので、読み取りのミスが減ります。多くの種類のバーコードが読み取り可能で、読み取ったデータをCSV形式で保存することもできます。
バーコードにいくつも種類があるのは、それぞれ特徴があって、それに適した使用場面があるからです。
国コードという物も存在します。正式にはGS1プリフィックスと呼ばれる物です。GS1プリフィックスは商品の発売元、製造元、輸入元がどの国の企業かを表わす物です。商品の原産地を表わすものではないので注意してください。 たとえば、身近な商品のJANを見てみると、ほとんどの商品が49か45から始まっているはずです。バーコードリーダーなどが無くてデータの確認ができなくても、商品によってはバーコードの下に数字が書いてあるものもあります。この49と45は日本の企業や団体、個人事業主の商品であることを示しています。 また、GS1加盟国が増えてきたことで、国コードが2桁から3桁に増えました。3桁に増えてからは490や450と表示されるようになりました。
記載されている内容は2017年09月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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