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アクリル絵の具の使い方|メデュウム/用途別/メーカー別

初回公開日:2017年09月22日

更新日:2020年02月14日

記載されている内容は2017年09月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

趣味

アクリル絵の具は紙はもちろんの事、プラスチックや布、石にまで描けてしまう万能絵の具と言って良いでしょう。しかし膨大な種類のメディウムなどを見て驚いてしまうことでしょう。しかしアクリル絵の具の使い方は簡単で幅広い使い方が可能なのです。

アクリル絵の具は万能塗料

アクリル絵の具は水に溶いて水彩のようなにじみやぼかしの表現が出来たり、反対に油絵の具のように厚塗りで表現をする事もできる塗料です。乾いてしまうと耐水性になるので上から重ね塗りをしても色が混ざってしまうこともありません。 定着の良さから様々な素材に描くことが出来るためまさに万能の絵の具と言っても良いでしょう。片付けも水や専用溶剤で洗うだけで良いので簡単です。油絵の具のような油の匂いなども出ないので使い方は手軽と言って良いでしょう。 意外とメディウムの豊富さに驚いて使い方は難しいのではないかと思われがちですが、そんな事はありません。アクリル絵の具で様々なものに着色してみましょう。

アクリル絵の具の使い方

水さえあれば実はアクリル絵の具は使うことが出来ます。薄塗りでの描写時の表現、汚れた筆を洗う時に使うなど水が無ければ何も出来ませんが水があればほぼ何でも出来ます。 また描写時の水の代わりにペインティングメディウムを使用する事で、絵の具の発色度合いと定着力を損なうこと無く描写できるようになるので描く時はペインティングメディウム、筆を洗う時は水と分けてみても良いでしょう。ペインティングメディウムの使用量ですが、水と同じ感覚で使って頂いて問題はありません。

リキテックス アクリル絵具 リキテックス ペインティングメディウム 120ml
リキテックス アクリル絵具 リキテックス ペインティングメディウム 120ml

筆の使い方

アクリル絵の具の筆の素材はナイロン筆を選びましょう。水彩などで動物の毛を使った良いものがありますが、アクリル絵の具の場合筆がすぐに痛むなどの理由から、ナイロン筆を利用することが一般的です。しかし水彩風の表現をするような使い方の場合は水含みの良い水彩の筆を利用しても良いでしょう。 主な筆の種類としてはたくさんありますが、先ずは画材店で売られている複数の太さが入った筆のセットから買ってみて、自分に合った筆を見つけて下さい。

メディウムの紹介

メディウムとは絵の具に様々な効果を補う補助系の塗料のことです。種類は膨大で絵の具メーカー各社から様々なものが販売されています。使用するメディウムは自身で利用しているアクリル絵の具メーカーのものを選ぶと失敗は少ないでしょう。 ・ジェッソ 地塗りをするための下地材です。絵を描く前に塗っておくと発色と定着をアップさせ、作品作りにとても役に立ちます。様々な素材に使用できます。色は白の他に色がついたカラージェッソというものもあります。

リキテックス アクリル絵具 リキテックス ジェッソ 300ml
リキテックス アクリル絵具 リキテックス ジェッソ 300ml

・ジェルメディウム アクリル絵の具に混ぜることで強い粘りと光沢が出るメディウムです。コラージュをする際の接着剤にもなります。このメディウムを混ぜた絵の具を利用すると非常に重厚感のある作品に仕上がります。種類も豊富で光沢や粘りの強さが違うもの、また光沢を消すマット系ジェルメディウムもあります。

リキテックス アクリル絵具 リキテックス ジェルメディウム 300ml
リキテックス アクリル絵具 リキテックス ジェルメディウム 300ml

・グロスポリマーメディウム ・マットメディウム 使用すると光沢が出る若しくはつや消しになる点はジェルメディウムと似ていますが、盛り上げをしない使い方の場合はこちらのメディウムを利用しましょう。グロスポリマーメディウムは絵具に混ぜると透明感が増す特徴があります。 どちらも粘着力がとても高いのでコラージュなどをする際の接着剤としての使い方もできるのでとても便利なメディウムです。

リキテックス アクリル絵具 リキテックス グロスポリマーメディウム 300ml
リキテックス アクリル絵具 リキテックス グロスポリマーメディウム 300ml
リキテックス アクリル絵具 リキテックス マットメディウム 300ml
リキテックス アクリル絵具 リキテックス マットメディウム 300ml

・モデリングペースト 下地を盛り上げるという使い方をするメディウムで通称「モデペ」。ただ平面だけの画面に変化をつけたいといった時にこのメディウムを使用すれば自由に画面のマチエールを作れます。 また大画面に使用したり、大量のモデリングペーストを塗るという使い方をすると画面が重くなりがちですが、ライトモデリングペーストという非常に軽い素材でできた物もあります。軽さの比較はそれぞれの容器を持ってみれば一目瞭然です。

リキテックス アクリル絵具 リキテックス モデリングペースト 300ml
リキテックス アクリル絵具 リキテックス モデリングペースト 300ml
リキテックス アクリル絵具 リキテックス テクスチュアジェル ライト モデリング ペースト No.6 300ml
リキテックス アクリル絵具 リキテックス テクスチュアジェル ライト モデリング ペースト No.6 300ml

・テクスチュアメディウム 盛り上げ剤ではなく砂や繊維が混ぜられた質感系のメディウムです。使用すれば様々な質感のバラエティに富んだ下地作りが出来ます。アクリル絵の具に混ぜることも可能です。 漆喰状のセラミックスタッコ、ザラザラ素材のレジンサンド、ガラスの粒子が入ったグラスビーズ、キメの細かいナチュラルサンド、キラキラと光るザラザラした素材が入ったホワイトオペークフレーク、繊維状の質感を得られるブレンデッドファイバー。以上がリキテックスから発売されています。

リキテックス アクリル絵具 リキテックス テクスチュアジェル セラミック スタッコ No.1 300ml
リキテックス アクリル絵具 リキテックス テクスチュアジェル セラミック スタッコ No.1 300ml
リキテックス アクリル絵具 リキテックス テクスチュアジェル レジン サンド No.2 300ml
リキテックス アクリル絵具 リキテックス テクスチュアジェル レジン サンド No.2 300ml
リキテックス アクリル絵具 リキテックス テクスチュアジェル グラス ビーズ No.3 300ml
リキテックス アクリル絵具 リキテックス テクスチュアジェル グラス ビーズ No.3 300ml
リキテックス アクリル絵具 リキテックス テクスチュアジェル ナチュラル サンド No.4 300ml
リキテックス アクリル絵具 リキテックス テクスチュアジェル ナチュラル サンド No.4 300ml
リキテックス アクリル絵具 リキテックス テクスチュアジェル ホワイト オペークフレーク No.5 300ml
リキテックス アクリル絵具 リキテックス テクスチュアジェル ホワイト オペークフレーク No.5 300ml
リキテックス アクリル絵具 リキテックス テクスチュアジェル ブレンデッド ファイバー No.7 300ml
リキテックス アクリル絵具 リキテックス テクスチュアジェル ブレンデッド ファイバー No.7 300ml

・その他メディウム 必ずしも必須というわけではありませんが、使い方次第で面白い表現ができるメディウムもあります。「リキシック」は混ぜることで油絵の具のような質感と硬さを得られます。タッチを活かした描写ができます。 「パールメディウム」は混ぜると絵の具がパールカラーになるメディウムです。好きな色合いを簡単にパールカラーにすることが可能です。

リターダーの使い方

リターダーとは絵具の乾燥を遅らせる効果のあるメディウムのことです。アクリル絵の具の乾燥の速さはメリットにもなりますが、時によってはデメリットともなってしまいます。このリターダーを混ぜることでゆっくりと描写したり水彩タッチの描画がしやすくなります。 またグラデーション表現をする際もリターダーは役に立ちます。グラデーションをする際の専用メディウムもあり、こちらもリターダーの効果が含まれているので使いやすいです。

リキテックス アクリル絵具 リキテックス リターディングメディウム 60ml(2OZ)
リキテックス アクリル絵具 リキテックス リターディングメディウム 60ml(2OZ)
リキテックス アクリル絵具 リキテックス グラデーションメディウム 40ml
リキテックス アクリル絵具 リキテックス グラデーションメディウム 40ml

子供も安心して使えるアクリル絵の具

アクリル絵の具に限らず絵の具には物によって有害な物質が含まれているものが現在もあります。ですので子供が使用する際は必ず学童用の物を用意しましょう。小学校などでアクリル絵の具が普及しないのは服に付くと洗濯をしても取れないという理由から普及していません。 子供用のアクリル絵の具は販売されているので子供が扱っても安全に利用できる絵の具を使いましょう。例えばぺんてるからは「ゆびえのぐ」という手や指で絵を描くことを前提にしたアクリル絵の具が発売されています。パッチテストやアレルゲンの問題もクリアしているので安心して使うことが出来ます。

ぺんてる ゆびえのぐ 8色セット WHG-8
ぺんてる ゆびえのぐ 8色セット WHG-8

用途別アクリル絵の具の使い方

紙やキャンバス以外の素材にアクリル絵の具で着色する際はそのまま塗るのではなく、しっかりと下地処理をしてから塗装するようにしましょう。素材によっては下地材の種類や使い方が大きく異なるので、よく確認して着色をして下さい。

木材へ描く場合の注意点

木に着色する際はジェッソを塗ると良いでしょう。これは板をキャンバスのようにしてから着色をする技法と全く同じです。また木材にジェッソを塗る際は事前にサンドペーパーで軽くこすって下さい。定着力が更に増します。 下地の色を活かして着色したい場合はウッドプライマーを利用するのも良いでしょう。木材にアクリル絵の具が定着しやすくなる下地材です。使い方はウッドプライマーの説明書をよく読んで下さい。 またトールペイントという木材に花などを描く工法の為に作られた専用の木工用アクリル絵の具もあります。この絵具はとても柔らかく、チューブから出して下地材を使わずに塗ってもほぼムラが少なく綺麗に塗装が可能です。

デコアート アクリル絵具 アメリカーナ ライトバターミルク DA-164 2oz.
デコアート アクリル絵具 アメリカーナ ライトバターミルク DA-164 2oz.
ターナー アクリルガッシュメディウム ウッドプライマー160ml
ターナー アクリルガッシュメディウム ウッドプライマー160ml

布に描く場合の注意点

布に着色する場合の注意点ですが、着色はほぼ注意点はありません。しかし問題は乾燥後絵具が固まってしまいひび割れてしまうことや、洗濯をすると色落ちしてしまうことにあります。 こうならないように布用のメディウムを利用してみましょう。ファブリックメディウムというアクリル絵の具のためのメディウムがあります。使い方としては絵具と混ぜるだけですが、使用することによって布への定着力を強めて選択する場合にも色落ちがしにくくなるという利点があります。

アーテック TAG アーティストカラー ファブリックメディウム 160ml
アーテック TAG アーティストカラー ファブリックメディウム 160ml

上履き

上履きも布同様にファブリックメディウムを混ぜたアクリル絵の具を使って着色して下さい。長く使用し洗濯の回数の多いものですので、ファブリックメディウムは大いに活躍してくれます。

ネイル

アクリル絵の具はネイルにも使用できます。アクリル絵の具を使用することで様々な技法を使うことが出来ます。ジェルと混ぜて使用することでオリジナルカラーのジェルが使えます。はっきりとした線が描けることからキャラクターネイルの制作にも便利です。 「たらし込み」と呼ばれる技法もアクリル絵の具で再現することが可能です。もしも失敗してもエタノールで消すことも出来ます。

プラスチック

アクリル絵の具は勿論プラスチックへの塗装も大丈夫です。この場合の下処理もプラスチックを紙やすりなどでこすり、地を荒らしてから塗装すると剥がれにくくなります。最後の仕上げにプラモデルのトップコートや、ウレタンコートなどをかけておけば更に塗料が剥がれにくくなります。

エアブラシ

エアブラシでの使用は可能ですが、アクリル絵の具の濃度を適切にしないとしっかりと拭くことが出来ないので注意をしましょう。薄めるのはペインティングメディウムなどで良いでしょう。 またホルベインから「エアロフラッシュ」というエアブラシで吹くことを前提とした硬さに調節されたアクリル絵の具も販売されています。性質は普通のアクリル絵の具と同じで、筆につけて描いたりという使い方も勿論可能な絵具です。

ホルベイン アクリル絵具 エアロフラッシュ 12色セット E262 35ml
ホルベイン アクリル絵具 エアロフラッシュ 12色セット E262 35ml

DIY

DIYでの仕様の際は木材、金属、ガラスなどに描くことが多くなるでしょう。木材に描けることと下地剤については述べましたが、金属とガラスもほぼ同じです。金属にはメタルプライマーを、ガラスにはガラスプライマーを着色の前に塗ることでそれぞれの素材にしっかりと定着してくれます。

ターナー アクリルガッシュ メタルプライマー 60ml
ターナー アクリルガッシュ メタルプライマー 60ml
アーテック TAG アーティストカラー ガラスプライマー 60ml
アーテック TAG アーティストカラー ガラスプライマー 60ml

イラスト

イラストでの使用の場合は主に紙への着色となります。水彩の表現、キャンバスへの油絵タッチの描写も出来ます。何より乾燥が早く発色も良い絵具なのでイラストを描くにはとても向いている絵具でしょう。使用する画材を変えたり、アクリル絵の具と合わせて色鉛筆で細部を描写するなど、画材を組み合わせた使い方をすると、表現の幅が大きく広がるので試してみましょう。

紙は水彩で使用できる紙ならどの紙でも使うことが出来ます。絵を描くポイントで何よりも重要なのは絵具よりも紙です。自身の使いやすさや好みの発色が出る紙を探してみましょう。初めてで使いやすく、安価に手に入る紙はワトソンです。真っ白なホワイトワトソンとクリームがかったものの2種類があります。 スケッチブックで買う際は四方が糊付けされたブロックタイプが水を多く含ませても歪む事無く便利です。水張りでも同じ効果が得られます。作品の見栄えも変わりますので水張りはしておくと良いでしょう。

ミューズ 水彩紙 ホワイトワトソンブロック F2 300g ホワイト 15枚入り HW-302 F2
ミューズ 水彩紙 ホワイトワトソンブロック F2 300g ホワイト 15枚入り HW-302 F2

メーカー別アクリル絵の具の使い方

リキテックス

豊富な色数とメディウムが発売されている大手のメーカーです。一般的な絵具の硬さの物と、乳液状の硬さに調節されたソフトタイプがあります。ソフトタイプは非常に柔らかいので、広域への塗装などに向いています。 ミキシングセットと呼ばれるセットもあり、このセットは自分で調合をして色を表現するという使い方をするものなので、絵具のコストを抑えることが出来て便利です。

リキテックス アクリル絵具 スクールカラー レギュラータイプ 12色セット 伝統色  R1 10ml
リキテックス アクリル絵具 スクールカラー レギュラータイプ 12色セット 伝統色 R1 10ml

ホルベイン

大手画材メーカーのホルベインのアクリル絵の具も品質などの観点から安定して使用ができるでしょう。使用できる素材を選ばず、あらゆる絵具のメディウムを出しているだけにアクリル絵の具のメディウムも豊富です。 また発色も非常に美しく、価格も比較的安価であるため初めてアクリル絵の具を選ぶとしてもおすすめができるメーカーです。

ホルベイン アクリル絵具 アクリリックカラー スクール 12色セット AU7391 12ml 17391
ホルベイン アクリル絵具 アクリリックカラー スクール 12色セット AU7391 12ml 17391

ターナー

ターナーのアクリル絵具は不透明度で下地を覆い隠す隠ぺい力を持つガッシュと呼ばれるタイプのものです。普通のアクリル絵の具と合わせて使用するとまた面白い表現ができるでしょう。パステルカラーの色やラメが入った絵具などがあることが特徴です。また乾くとつや消しのある耐水性に変わります。

ターナー色彩 アクリルガッシュ 13本(12色)スクールセット AG13C 11ml
ターナー色彩 アクリルガッシュ 13本(12色)スクールセット AG13C 11ml

セリア

セリアなどの100円ショップでもアクリル絵の具は手に入れることが可能です。色数は少ないですが、手軽に少し使うと言うときには非常に便利です。 100円のアクリル絵の具といえど使い方はリキテックスやホルベインのものと大きく変わりません。下地材やメディウム、プライマーと併せた描写も勿論出来ます。気軽にアクリル絵の具を使うことが出来ます。

アクリル絵の具で沢山作品を作りましょう

紙は勿論、布や木材ガラスにまで絵が描けるアクリル絵の具の使い方は無限大です。様々な使い方が出来て豊富なメディウムを利用すれば更に自分好みの作品を仕上げることができるでしょう。 簡単キレイに描けるので、絵が少し苦手という人も思い切って描いてみると、きっとアクリル絵の具の楽しさに気付けるでしょう。ここに書かれた方法以外でも、自身で新しい使い方を発見して、思い思いに筆を動かしてみましょう。

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