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年金手帳再発行にかかる時間と持ち物・窓口|年金事務所/市役所

社会人常識

年金手帳、どこにしまったか覚えていますか?普段使うものではないので、どこにあるのか分からないと言う人もいるのではないでしょうか。年金手帳を失くした場合の再発行手続きの方法や、年金手帳の意外な使い道についてこの記事では紹介していきます。

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なくしたらどうする?年金手帳再発行の手順

年金手帳は普段の生活で使うことは滅多とありません。20歳になった時に届いてから、引き出しにしまったままと言う人や、もはやどこにあるのか分からないと言う人もいるのではないでしょうか。 年金手帳が必要シーンは、会社に就職して厚生年金に加入する場合や、退職・転勤などで国民年金に代わる場合、または結婚して相手を扶養に入れる、あるいは相手の扶養に入る場合、そして退職後年金を受け取る際です。 そんな年金手帳が急に必要になり、年金手帳を探しても出てこない場合は一体どうすればよいのでしょうか。この記事では年金手帳の再発行方法について紹介します。

年金手帳の再発行手続きには何が必要?

年金手帳再交付申請書

年金事務所を再発行する場合、まずは年金手帳を再発行するための「年金手帳再交付申請書」を手に入れましょう。申請書は年金事務所でも取得が可能ですが、インターネットでダウンロードして自分で印刷することも可能です。プリンターさえあれば、年金事務所に取りに行くよりもはるかに簡単なのでおすすめです。 年金手帳を再発行するための申請書を取得・印刷したら、年金基礎番号や生年月日、氏名、事由(再発行する理由)などの必要事項を記入していきましょう。

基礎年金番号が分からない場合

再発行の申請書に「基礎年金番号」を記入する欄がありますが、年金手帳を紛失しているので番号なんて分からないと言う方もいらっしゃるのではないでしょうか。年金基礎番号は国民年金保険料の口座振替額通知書や納付書、領収書、あるいは「ねんきん定期便」など、日本年金機構からくる郵便物で確認することが可能です。 郵便物が何もないと言う場合は勤め先に確認するか、あるいは年金事務所で確認することも可能です。普段年金手帳を使わなくても、年金基礎番号はどこかにメモなどを取って控えておくとより安心できるのではないでしょうか。

年金手帳の再発行に手数料はかかる?

年金手帳を再発行する時に気になるのが手数料がどのくらいかかるかではないでしょうか。パスポートや、免許証の更新、再発行の場合だとそれなりにお金がかかりますから、一生持つことになる年金手帳の再発行となるとお金がかなりかかるのではと身構えてしまう人もいるのではないでしょうか。 実は、年金手帳の再発行に手数料は発生しません。ほっと安心したでしょうか。かかる費用は申請書を郵送する切手代、あるいは年金事務所まで行く交通費(又はガソリン代)程度です。ただし、費用がかからないからと言って安易に失くさないように気をつけましょう。

年金の種類によって再発行手続きは違う?

年金の種類によって再発行手続きは違う?

年金手帳を再発行する場合、国民年金に加入している場合と厚生年金に加入している場合で申請場所が異なる場合があります。また、国民年金でも第一号、第二号、第三号被保険者のそれぞれの種類でも異なります。ところで、国民年金と厚生年金の違いはなに?と言うひとや、国民年金の第一号、第二号、第三号は一体どう違うの?と言うひともいらっしゃるでしょうから、ここで一度年金の種類をおさらいしておきましょう。

国民年金と厚生年金は何が違うの?

国民年金とは、日本国内に住む20歳以上60歳未満のすべての人が共通して加入できる基礎的な年金です。20歳になると通常、郵送で自動的に国民年金手帳が自宅に届き、全ての人が国民年金に加入することとなります。学生の間は「学生納付特例制度」で免除されている場合が多いですが、一定以上の所得がある場合や、任意で払いたい場合は学生でも支払うこととなります。 厚生年金とは厚生年金保険の適用を受ける会社に勤務する人が国民年金に更に上乗せして加入する年金となります。いわゆるサラリーマンと言われる人はこちらに加入しているのではないでしょうか。 また、国家公務員や地方公務員、あるいは公立、私立の学校教員が対象となっていた共済年金は平成27年に厚生年金と一元化され、現在では公務員も厚生年金の対象者となっています。

国民年金第一号被保険者とは?

農業等従事者、学生、フリーター、自営業者、無職の人などの方は、第一号被保険者にあたります。厚生年金加入者以外の労働者で、納付書や口座振替など自分自身で納めているならこちらとなります。 20歳から60歳未満が対象となりますが、海外に住んでいる20歳から65歳までの日本人や、日本に住所のある60歳以上65歳の方も任意加入することが可能です。

国民年金第二号被保険者とは?

厚生年金保険加入者は自動的に国民年金にも加入し、国民年金第二号被保険者となります。(ただし、65歳以上で老齢年金を受ける人を除く)国民年金保険料は厚生年金保険料に含まれているため、給与から天引きされている人が多いのではないでしょうか。

国民年金第三号被保険者とは?

国民年金第二号被保険者の配偶者で、20歳以上60歳未満の人の方は第三号被保険者となります。専業主婦や、年間収入が130万以下のアルバイト・パートのみで、配偶者が厚生年金に加入している方はこちらに当てはまります。ただし、パートなどで年間収入が130万円以上の場合は第三号ではなく第一号被保険者となり、自身も働いていて厚生年金に加入している場合は第二号被保険者となります。

年金手帳の再発行はどこで出来るの?

年金事務所で再発行手続きをする

年金事務所では、国民年金に加入する全ての人が年金手帳の再発行の手続きを行うことが可能です。厚生年金加入者の場合(国民年金第二号被保険者の場合)は住んでいる場所ではなく会社の所在地を管轄する年金事務所に、国民年金第三号被保険者の場合は配偶者の勤務先の所在地を管轄する年金事務所に行く必要があります。 年金事務所に行くメリットは年金基礎番号が分からない場合や年金手帳再交付申請書の記入に不明点がある場合など気軽に質問が出来る点です。デメリットとしては自宅から遠かったり、年金事務所が混んでいて時間がかかってしまったりすることです。しかし職員に確認しながら手続きすることで書類の記入不備を防ぐことが出来るので二度手間にならず、年金事務所で手続きにするのが一番おすすめです。

市役所・区役所で年金手帳の再発行をする

国民年金第一号被保険者の場合、住所地の市区町村役場で年金手帳の再発行手続きを行うことが可能です。手続き方法、申請用紙は年金事務所での手続きと同じです。

郵送でも再発行手続きは可能?

年金事務所や市役所が遠いと言う場合、郵送で再発行手続きをすることも可能です。年金手帳再交付申請書を記入して封筒に入れ、年金機構に登録している住所、または会社の所在地にあたる都道府県の事務センターに郵送するだけです。年金事務所などに赴く必要がないため、申請書を自分で印刷出来る方にはおすすめの方法です。

インターネットでも再発行申請できちゃう?

今の時代何でもインターネットで出来る世の中となりましたが、なんと年金手帳の再発行も電子申請が可能です。日本年金機構のホームページから電子申請の窓口(e-Gov)と言うサイトに移動し、年金に関する各種手続きを行うことが可能です。 e-Govでの手続きをするには必ずInternet explorerで閲覧する必要があり、Google chromeやsafariなど他のブラウザからは見られないので注意が必要です。またJavaを最新のものにバージョンアップする、ポップアップブロックを解除するなどの設定も必要となります。まずはe-Govのサイト「e-Gov電子申請システムの利用準備をする」のページで電子申請に必要なパソコン環境を整えましょう。 電子署名の登録や、電子申請用プログラムをインストールしなければならないは少し面倒かも知れませんが、一度環境を整えておけば次回から他の手続きもインターネット上で行える場合も多いですので、この機会に思い切って設定しておきましょう。

e-Govで年金手帳を再発行する手順とは?

電子申請システムの利用準備が整ったら、年金手帳を再発行する手続きに移りましょう。まずは「e-Gov電子申請手続検索」のページにアクセスし、自分の希望する手続きを検索します。今回の場合は「年金手帳再交付」とワードを入れて検索してみましょう。 検索すると「年金手帳再交付申請書(国民年金)」あるいは「年金手帳再交付申請書(厚生年金保険)」が出てきますので該当する方を選択し、「申請書を作成」「添付書類署名」「書類を送信する」の3つのステップで完了です。 電子申請が初めての場合はパソコンの環境を整える作業がネックとなるかも知れませんが、インターネットなら365日24時間、家から一歩も出ず再発行手続きが可能です。一度トライしてみる価値はあるのではないでしょうか。

年金手帳再発行の手続きは自分自身でしないとだめ?

年金手帳再発行の手続きは、基本的には本人が行います。しかし何らかの理由で本人が行けない場合、家族などが代わりに行うことも可能です。その場合には本人が署名・捺印した委任状と代理人の本人確認ができる書類 が必要となります。本人があらかじめ再発行申請用紙に記入して捺印して置いたものを渡すとスムーズですが、申請用紙の記入も代理人が行う場合は申請者本人の印鑑が必要となります。 ただし、本人が身体の障害で窓口まで行くことができない場合や、本人が施設(介護・療養機関)入居者である場合は特別で、委任状がなくても施設、療養機関に入所していることを証明する書類などがあれば代理人が手続きを行うことも可能となります。

委任状ってどうやって書けばいいの?

年金手帳再発行を代理人に頼むときには、日本年金機構のウェブサイトに掲載されている委任状フォームを印刷して記入・捺印するのが最も簡単な方法です。 しかし委任状は特に定めた様式はないので、委任状を作成した年月日、本人の基礎年金番号(年金を受けている方は年金コードも)、氏名、住所、生年月日、年金手帳の再発行を代理人に委任したい旨と代理人の氏名、住所、本人との関係を記入し、本人が署名・捺印すれば所定の用紙でなくても問題ありません。

再発行にはどのくらいかかる?

再発送の年金手帳は郵送される

年金手帳を再発行を申請すると通常、申請受付後に再発行された年金手帳は日本年金機構で管理している住所あてに郵送で届きます。市役所や区役所で申請する場合は申し込みから再発行まで2週間程度、年金事務所に申請する場合は申込受付から1週間程度で届きます。郵送で書類を送る場合はそれに加えて書類が事務所に到着するまでの日数も必要となります。

緊急ですぐ再発行したい場合は?

早急に再発行しなければいけない場合はどうしたらよいでしょうか。実は、年金手帳の再発行は即日交付も可能です。緊急を要する場合は年金事務所に直接伺って相談し、本人確認書類(免許証、パスポートなど)があれば申請して即時発行してもらえます。

ボロボロになった年金手帳も再発行できる?

年金手帳が手元にはあるけども、いつの間にかボロボロになってしまったと言う場合もあるのではないでしょうか。犬に噛まれてしまった、子供が落書きをしてしまった、水浸しになってしまった、一部燃えてしまったなど、そのような場合でも年金手帳の再発行は可能です。 このような場合、再発行に必要な書類は紛失した場合と同様ですが、加えてボロボロになってしまった年金手帳も持参(または同封して郵送)して再発行手続きを行います。

そもそも年金手帳が最初から手元にない場合

年金手帳を紛失する以前に、そもそも年金手帳が最初から手元にない言う人も存在します。その場合年金手帳をの再発行は不要となる場合もあります。

公務員は年金手帳がないって本当?

公務員の場合、年金手帳がないないと探しても出てくることはないでしょう。実は公務員の加入していた共済年金はそもそも手帳が発行されず、「年金基礎番号」が通知されるのみとなっていました。公務員の配偶者も同様です。現在では共済年金ではなく厚生年金となりましたが手帳は交付されておらず、加入者証又は加入者資格証がその代わりとなっています。

年金手帳を会社が保管しているかも?

厚生年金に加入できる正社員として働いている人は、勤め先が年金手帳を保管・管理している可能性が高いです。通常、就職した時に会社に年金手帳を提出し、退職の際に返還されます。個人で保管するよりも紛失の可能性が極めて低いため、安全だと考えられます。

年金手帳の意外な使い道とは?

年金手帳は使うこともないし、再発行も急がなくていいやと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし実は年金手帳も全く必要でないものではありません。年金手帳の意外な使い道を紹介します。

年金手帳が身分証明書に?

実は年金手帳は保険証と同じく、身分証明書として使うことが可能です。顔写真は入っていませんが、公的機関によって発行された立派な証書となります。実際に使うとなると顔写真が入っていないため、他の証明書類と併せて提出(年金手帳と学生証、年金手帳と国民保険証など)することとなる場合が多いでしょう。しかし運転免許証やパスポートなどがない人は年金手帳も身分証明書として使える場合があるため、頭の隅で覚えておくと役に立つことがあるのではないでしょうか。

国民年金手帳で宿が安くなるって本当?

以前、「国民年金の宿」と言う全国展開の施設に国民年金手帳を持参すれば安く泊まれると言う公共の宿がありました。公共の宿と言っても温泉やレストラン、スポーツ施設や結婚式場もある立派なホテルです。運営費として税金が投入されていたため非常に安く泊まれて非常に人気が高かったのですが、財政の悪化により平成22年に全て閉鎖されてしまいました。

年金証書を紛失した場合は再発行できる?

年金証書とは年金を受けている人の身分証明書となるもので、非常に大切なものです。紛失してしまった場合は再発行の手続きをしなければなりません。すぐに必要な場合は年金事務所か、街角の年金相談センターで即日再発行が可能です。家から出られない場合は「ねんきんダイヤル」に電話すれば申請書を郵送してもらえます。再発行に必要なものは申請書のみで、再発行手数料などはかかりません。

年金納付書は再発行できる?

年金の支払いを忘れてしまい、納付書(年金振込通知書)をなくしてしまったと言う場合は、最寄りの年金事務所で納付書の再発行が可能です。納付期限を過ぎてしまった場合、期限日から2年以内であれば納めることが可能です。年金事務所に直接行くと即日再発行が可能ですが、急がなくても構わない場合は電話で再発行を依頼することも可能です。いずれも、自身の年金番号が分かっているとスムーズです。

年金手帳がカード化されるって本当?

年金手帳がカードだったら保管しやすいのにと思う人もいるのではないでしょうか。以前には、年金手帳をカード化しようと言う動きがありました。実現していれば年金手帳、健康保険証、介護保険証の役割を果たす「社会保障カード」というICカードになっていたと言われています。今後年金手帳がカード化される日が来る可能性が全くないわけではありませんが、今のところ実現はしていません。 その代わりに、現在ではマイナンバー制度がかなり浸透してきています。日本年金機構でもマイナンバーの番号を利用することによって、年金番号が分からない場合でも年金相談や照会が可能となりました(ただしマイナンバーがまだ日本年金機構に収録されていない場合はマイナンバーの届け出が必要となります)。将来的には、年金関係の各種申請時に必要としていた住民票などの添付書類の提出をマイナンバーで済ませられるようになるとされています。

年金手帳をしっかりと管理しよう

年金手帳を紛失した場合の再発行手続きの方法についてお伝えしましたが、いかがでしたか。年金手帳は普段使うことがなくても、公的機関の発行した立派な証明書です。 20歳で発行されてから40年間以上も持ち続ける年金手帳。万が一紛失してしまった場合はすぐに再発行の手続きをして新しい年金手帳を手に入れ、今度は失くさないようにしっかりと管理をしていきましょう。

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