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すずらんの花言葉は季節ごとに違う?すずらんの花言葉と由来

自己啓発

すずらんは小振りの鈴がたくさん連なっているような花びらが特徴の、大変可愛らしい花です。しかし、その可憐な見た目に反して強い毒性があることはあまり知られていません。この記事では、日本とフランスに伝わる花言葉の違いや風習、気をつけたいポイントについてご紹介します。

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すずらんはどんな花?

すずらんはキジカクシ科スズラン属の多年草の植物で、5月1日の誕生花です。花びらが鈴に、葉が蘭に似ていることからすずらんという名前が付きました。その可憐な姿から、女性になぞらえて『君影草』や『谷間の姫百合』などのロマンチックな別名で呼ばれることもあります。 フランス語でミュゲと呼ばれるすずらんは大変香り高く、薔薇やジャスミンと並んで香水の原料として重宝されています。すずらんの香りと聞いてもなかなかピンとこないかも知れませんが、日本でも洗濯洗剤や芳香剤などのフレグランス商品として数多く出回っているので、気付かずに親しんでいる人も多いでしょう。

知られざるすずらんの花言葉

花を愛でる楽しみの一つに花言葉があります。自分で一人で楽しむ分には花言葉を気にする必要はありませんが、誰かに花を贈る時は、単に花の美しさのみではなく花言葉をきちんと把握しておかないと、場合によっては誤解を与えたり、思わぬトラブルを招く原因にもなり兼ねないので気を付けましょう。 あなたは、すずらんの花言葉を知っていますか。すずらんにはその花にぴったりの美しい花言葉がたくさんあります。お祝いや記念日、大切な人への贈り物として使えるような、ロマンチックな花言葉をいくつかご紹介しましょう。ぜひ活用して下さい。

return of happiness(再び幸せが訪れる)

すずらんは2月から7月の間に出回り、5月に見頃を迎えます。そのため、雪に閉ざされた北国にとっては待ちわびた春の到来を告げる喜びの花として親しまれています。たくさんの命が芽生え、草花が芽吹く春は幸せの象徴です。この花言葉には、そんな想いがこめられています。 白い花びらの健気な様子は多くの日本人に愛され、実に17もの自治体で地域を象徴する花として使用されているのです。またキリスト教では、冬を乗り越え春を告げる花=キリストの復活、救世主の到来という非常に重要な意味を持つようです。

purity(純粋)

白いすずらんは、キリストが処刑された時に聖母マリアの落とした涙から生まれたという言い伝えがあります。そのことから、白いすずらんには純粋や純潔などの、聖母マリアを思わせる花言葉がつけられました。 聖母マリアを描いた絵画の中には棘のない薔薇やジャスミンが頻繁に登場しますが、聖ヨハネが聖母マリアにすずらんを捧げている絵画も存在します。すずらんはキリスト教と非常に縁のある花なのです。

humility(謙遜)

下を向いて咲くすずらんには、謙遜や謙虚を意味する花言葉もあります。日本にも謙虚でい続けることの大切さを説いた、『実るほど頭を垂れる稲穂かな』という格言があります。俯いて咲く姿は照れているようにも、じっと耐えているようにも見えますね。 夏の日差しに負けず、しっかりと太陽に向かって咲く向日葵もそれはそれで健気ですが、自己主張しない控えめなすずらんの謙虚さの中に感じる、凛とした美しさに惹かれる人も多いのではないでしょうか。

sweetness(優しさ、愛らしさ)

sweetness(優しさ、愛らしさ)

優しさと愛らしさ、どちらか一方の意味を持つ花はありますが、両方を兼ね備えた花はすずらんをおいて他にありません。 白い小振りな花が連なって咲くすずらんは、ウエディングドレスを上品に引き立たせてくれるため、結婚式のブーケや花冠としても人気があります。英国王室のキャサリン妃もウィリアム王子との結婚式ですずらんのブーケを持ちましたが、すずらんの花言葉に惹かれ自ら選んだそうです。

すずらんの花言葉は色によって変わるの?

すずらんは最もポピュラーな白以外にも、ピンク色の花を咲かせる「桃色すずらん」や葉に縞状の筋が入った「縞斑すずらん」があります。色や種類によって花言葉に違いはあるのでしょうか。

それぞれの花言葉は?

白いすずらんと比べて、花言葉に大きな違いはないようです。しかし、それぞれ雰囲気が異なるので、その時の気分や贈る相手によって使い分けられたら素敵です。 「桃色すずらん」は、白い花より華やかさが増します。ほんのり色付いた少女の頬のような花びらは、密かに想っている相手に恋心を打ち明けたい時に贈るといいでしょう。多くを語らずとも、あなたの気持ちを花びらが語ってくれるかも知れません。 「縞斑すずらん」の白い花の清純さとシックな縞模様のコントラストは、落ち着いた印象を与えます。成熟した大人の方に贈ると、あなたの評価もきっと上がります。

フランスに伝わる花言葉と風習

フランスに伝わる花言葉と風習

フランスでの花言葉はよりロマンチック!

すずらんの花言葉はただでさえロマンチックですが、フランスで語られるすずらんの花言葉はより情熱的です。『仲直りしましょう』『結婚』『ずっと前から好きでした』『あなたの美しさ以上にあなたを飾るものはない』など、読んでいるだけで赤面してしまいそうです。 すずらんの印象を表現した日本の花言葉と違い、フランスの花言葉はより恋や愛に比重を置いたものになっています。『希望』『約束』という意味から、プロポーズに使用されることもあるようです。

5月1日はすずらんの日

フランスでは、5月1日に愛する人や大切な人にすずらんを贈る風習があります。これは、シャルル9世が幸運の象徴として贈られたすずらんの花を、宮廷の女性たちにおすそ分けしたことに由来します。以来、5月1日は大切な人の1年間の幸運を祈り、すずらんを贈りあう日として国民の休日になっています。 驚いたことに、この日ばかりは森で積んだすずらんを誰が売ってもいいそうです。ただし、森で摘んだ根のないものや花屋から離れた場所で売ることなどのルールを守る必要があります。それでも、特別な許可や所得の申告も大目に見てもらえるため、子供たちがお小遣いを稼ぐ恰好の日なんだそうです。きっと町中にすずらんのいい香りが漂うことでしょう。

思わずゾッとする?すずらんの怖い花言葉とは

思わずゾッとする?すずらんの怖い花言葉とは

数々の花言葉を見てきましたが、すずらんにはいいイメージの花言葉が多いようです。しかしその一方で、インターネット上には『すずらんには本当は恐ろしい花言葉がある』という噂もあります。一体どうしてでしょうか。

『あなたの死を願っています』

『すずらんの怖い裏花言葉』として囁かれているものです。花言葉には良いものばかりではなく、時にはおどろおどろしいものもありますが、ここまで直接的な表現はなかなか見当たりません。すずらんの愛らしさとは対極にある花言葉ですね。 それもそのはず。実は『あなたの死を願っています』は、スノードロップという白いチューリップを逆さにしたような形の、すずらんに似てはいるけれどまったく違う花の花言葉なのです。よって、すずらんとは一切関係がありません。 あくまで噂として楽しむ分にはいいですが、噂を真に受けてこれが真実かのように得意げに披露すると思わぬ恥をかく可能性もありますので、注意しましょう。

怖いイメージの原因はすずらんの意外な一面にあった?

怖いイメージの原因はすずらんの意外な一面にあった?

恐ろしい花言葉はありませんが、すずらんの花自体が持つ危険性が噂の発端となった可能性もあります。小振りな可愛らしい姿からは想像できませんが、取り扱い方を間違えると命に関わることがあるのです。

すずらんには毒がある!

すずらんを摂取すると、嘔吐・頭痛・めまい・血圧低下などを引き起こし、重症の場合は心臓まひや心不全など死に至ることがあります。特に花や根に多く含まれていて、花を活けた水を飲んだ子供の死亡事故が報告されています。 すずらんは暑さや寒さに強くガーデニング初心者にも扱いやすい花ですが、庭に植える場合はペットが誤って食べてしまわないよう注意が必要です。またテーブルコーディネートで花を飾る時も、花粉にも毒があるすずらんは避けた方がいいでしょう。食べ物の近くに置くことは大変危険です。 特に小さな子供のいる家庭は、手の届く範囲に置くことは絶対にやめて下さい。体の小さい子供は、大人より少ない量で重篤な症状に陥りやすくなります。

すずらんと間違えやすいギョウジャニンニクとは

ギョウジャニンニクは「行者にんにく」ともいい、山菜の一種です。山にこもって修行する行者が食べたことからこの名が付きました。北海道で多く自生しています。 その名が表す通り強いニンニクのにおいが特徴です。お浸しにしたり餃子のたねに混ぜると美味しいため、大変好まれています。しかし、葉の形がすずらんとよく似ているため誤って摂取するおそれがあります。 すずらんとギョウジャニンニクは、ニンニクの香りの有無で区別することができますが、素人判断は危険です。すずらん以外にも危険な植物がたくさんありますから、山菜採りの際は必ず熟練者や専門家の指示を仰ぎましょう。

すずらんにまつわる伝説

ある日、たくましい青年の姿をした森の守護神セントレオナールは、恐ろしい毒竜に襲われます。竜はとても強く、一筋縄ではいきません。この戦いは3日3晩続き、4日目にようやく竜を倒すことが出来ました。 しかし、セントレオナールの体からはおびただしい量の血が流れます。森のニンフたちは彼の勝利を喜び、セントレオナールの回復を懸命に祈りますが、願い叶わずセントレオナールはとうとう力尽きてしまいました。 セントレオナールの血がしみ込んだ土から、次々にすずらんが咲いたといいます。これは、彼の死を嘆いた精霊たちによるものでした。 こうした血なまぐさい伝説が独り歩きして、恐ろしい花言葉があるという噂に繋がったのかも知れません。

ただ美しいだけではない

美しい身の内に毒を抱えていると思うと、よりすずらんの花の美しさに凄味が増しますね。だからこそ、静かにひっそりと大きな葉に小さな花を隠しながら咲いているのでしょうか。 大抵のものにはメリットとデメリット、表と裏が存在します。すずらんの花にも、良い面ばかりではなく悪い面もあることを覚えておいて下さい。

大切な人に花を贈ろう

花は綺麗な反面、活ける手間がかかったりすぐに枯れてしまうことから、贈り物として敬遠される傾向にあります。特に毒性のあるすずらんは扱いも慎重にならざるを得ず、面倒に感じるでしょう。しかし、すずらんの毒は、適切に扱えば怖いものではありません。口に入れないように気を付け、触ったあとはしっかり手を洗えば落ちるのです。 花は、美しさと同時に花に込められた想いまで届けることが出来ます。少しお世話が面倒でも、香りや色や花言葉など、自分のために選んでくれた人のことを思うと顔が綻びます。 日頃言えない気持ちを伝えるいいチャンスです。大切な人に、すずらんを贈ってみませんか?きっとあなたの気持ちが伝わるはずです。

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