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百合の花言葉は怖いって本当?|種類別・本数別・色別百合の花言葉

更新日:2023年12月14日

コミュニケーション

広くは純潔を意味する百合の花。しかし、花の色や種類によって花言葉が違います。白色は純潔ですが黒色は呪いを意味したりと、良し悪しな部分があるため色や種類の選び方には気をつけたいところです。プレゼントに百合を用いる際の参考になる、百合の花言葉について説明しました。

クルマユリ

クルマユリはカノコユリのような形状ですが色はオニユリに似ており、サイズとしてはオニユリよりは小ぶりです。花言葉は「多才な人」と「純潔」で、「多才な人」の由来は分かりませんが「賢者」の花言葉を持つオニユリとイメージ的に似たものがある可能性が考えられます。

スカシユリ

スカシユリは花びらを手を開くように大きくパッと咲かせる種類で、花言葉は「注目を浴びる」「飾らぬ美」「神秘的な美」「親思い」「子としての愛」「歓喜」「元気」です。親を思う関連の花言葉の由来は不明ですが、「注目を浴びる」や「元気」などの明るいイメージはその姿に由来していると考えられます。美に関する花言葉も、姿に由来するものでしょう。

百合の花言葉は怖いって本当?

色や品種によって、怖い花言葉を持つ百合も存在します。しかし、「百合全般としての花言葉で怖い花言葉がある」と見聞きしたことがある方もいるようです。その花言葉とは「死」ですが、どうして「死」の花言葉が付けられることがあるのでしょうか。

百合には「死」の花言葉がありますが、その理由はキリスト教に基づく葬式で白百合が用いられることに由来します。「死」と聞くと怖い印象が強くなりますが、百合に対して死のイメージが付けられているのではなく、葬式に使用する花としてのイメージが強いため恐れる必要はありません。キリスト教の葬式では白い花が用いられることが多く、白い花の代表として白百合が使用されるのです。

黒い百合の花言葉

怖い花言葉では必ず取り上げられる黒い百合、すなわちクロユリには「呪い」という花言葉が付けられています。また、「愛」という花言葉もあります。このようなイメージがされる由来となった説は色々ありますが、作品としての話・香り・言い伝えがあります。 まずは香りですが、クロユリの香りは独特なものであり、ハエが好む香りです。クロユリの周りにはハエが飛び回るため、人間としては良いイメージを抱かなかったとされます。ハエは腐肉に集り、七つの大罪で食欲を司る悪魔の姿はハエとされていることから、日本でもヨーロッパ地域でも良いイメージを持たれにくい傾向にあります。

説として有力な話は、富山に伝わる黒百合物語とシェイクスピア作のオセロです。黒百合物語では滅びの前兆となる象徴として描かれ、オセロは黒百合物語と似た部分があることから黒百合の怖い花言葉の話では似た作品として扱われることが多いです。 一方の「愛」は、アイヌ民族に伝わるクロユリを用いた恋愛成就のおまじないのようななものに由来しており、「何も知らせず好きな人の側にそっと置いて相手が取ってくれたら結ばれる」というものです。クロユリに対する悪いイメージは人間が作り上げたものですが、アイヌ民族の中では食用としても用いられるほどに親しみのある花であったようです。

百合のつぼみの花言葉

つぼみの状態と花咲く状態では花言葉が違う花も存在しますが、百合に関してはそのようなことはあまり言われていません。そのため、つぼみの意味合いは深く考えなくても良いでしょう。百合は花びらが細く大きいため、開花する旬回も見ものであったりします。「つぼみだけど、どういう意味だろう」と気にせずに、花開く時を楽しみにしていましょう。

本数別でも異なる百合の花言葉

百合に関しての本数別の意味は多く存在するものではなく、1本の場合に関して言われることがほとんどです。1本の百合は「死者に捧げる意味」があるため、プレゼントの際には気をつけましょう。また、下向きで咲く品種は「首が落ちる意味」を持つため、お見舞いやお祝い事の時には不向きです。 香りにも気をつける必要があり、放つ香りの強さにも心配りがあると尚良しです。百合は花粉が多い花であり下に粉が落ちるため、飲食店などで観賞用とする時は花粉を取ってから、または切ってから飾ることをします。

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初回公開日:2017年08月25日

記載されている内容は2017年08月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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