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定期預金のメリットとデメリット(法人/信用金庫/メガバンク/郵便局/ネット銀行)

家事

今年の夏のボーナスの運用先は決められたでしょうか。依然として人気の高いのは定期預金です。「なんとなく」「とりあえず」と定期預金の残高は膨らんでいきます。いったいどこにその魅力があるのかを、このサイトで検証していきましょう。

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定期預金のメリットは?

まず、定期預金は普通預金よりも金利が高いというメリットがあります。現在(平成29年8月)メガバンクの普通預金は0.001%です。それに対して、定期預金は0.01%(金額、期間を問わず)ですので10倍もメリットがあります。 次に、定期預金はローリスクローリターンで、金融商品の中でも最も安全性の高い商品の1つです。また、預金保険制度の対象として1金融機関あたり1,000万円とその利息は保護されますので、限定的にノーリスクともいえます。 そのため、現在もなお、皆さんの資産の50%以上が定期預金を含めた現預金となっています。先進国の中でも、こんなに現預金の比率の高いのは日本だけです。 さらに、総合定期預金にすれば、当座貸越というシステムも利用できます。普通預金からの口座引き落としの際、残高不足になっても定期預金を担保にして引き落とすことができます。 この時の借入金利は、定期預金の金利プラス0.5%ですので、銀行カードローンの金利(最大約14%)よりも格段に安く、メリットが大きいといえます。

福祉定期預金

各金融機関には、「福祉定期預金」という対象者を限定した定期預金があります。 これは、障害基礎年金受給者、遺族基礎年金受給者等を対象とした商品で、預入金額は300万円までで、金利は通常金利プラス約0.3~0.1%と大変メリットがあります。たとえば、ゆうちょ銀行の「ニュー福祉定期貯金(期間1年)」のケースでは、通常金利0.01%にプラス0.1%上乗せされます。 さらに、障害者手帳の交付を受けている方や遺族基礎年金受給者等には非課税制度もあります。具体的には、定期預金(含定期貯金)350万円、国債350万円の合計700万円までの運用利息は非課税です。 これらの対象となる方は、いの一番に「福祉定期預金」と非課税制度のメリットをご利用されることをお勧めします。

定期預金は各金融機関でメリットが違うの?

メガバンク

メガバンクの定期預金のメリットは、なんといってもその経営の安定力ととに経営破綻の懸念が少ないということです。 現在のマイナス金利政策で、利ザヤ縮小による収益悪化が心配されていますが、直近の業務純益は軒並み何千億と経営は安定しています。また、全国の主要都市に店舗があり、ネームバリューは抜群です。通帳やカードにも一定のステータスがあり、メガバンクと取引しているという自己満足も享受できます。 さらに、行員の知識や提案力は大変レベルが高く、顧客のニーズに応じたフレキシビリティなアドバイスも期待できるでしょう。

地方銀行

地方銀行のメリットは、地域のリーディングバンクとしての位置付けです。各地域での営業基盤も大きく、また、店舗やATMの設置数も多く、利便性が高いといえます。 さらに、金利面でもメガバンクより有利です。たとえば、静岡銀行のインターネット支店の金利は、0.5%(新規6ヶ月、300万円まで)となっています。

信用金庫

信用金庫のメリットは、地元に密着した丁寧な対応でしょう。 実際、信用金庫は銀行と同じ感覚で取引しますが、実は非営利法人で、会員の出資金で成り立っています。ですから、「地域の地域による地域のための金融機関」というスタンスを堅持することになります。 すなわち、地域の相互扶助を基本とした協同組織ですので、商業主義的ではなく地域の預金者、中小企業等を含めた地域社会の利益を最優先するということです。 また、定期預金や積立の際、自宅や会社に頻繫に足を運んでくれるのはありがたいです。そのフットワークの良さは、金融機関ナンバーワンでしょう。

郵便局

郵便局は郵政民営化の一環で「ゆうちょ銀行」と名前を変えましたが、いまでも日本国が最大スポンサーという安心感あります。また、郵便局が破綻することはないでしょうが、銀行と同じように1,000万円とその利息は保護の対象です。 また、小さな市町村にも必ず店舗(約2万4千店舗)があるという利便性は大きなメリットです。日本全国どこへ出張や旅行に行っても、必ず店舗があるというのは大変心強いです。 さらに、「定額貯金」であれば、6ヶ月以上経過後いつでもペナルティなしで中途解約できるというメリットもあります。 ただ、民業圧迫の観点から、利息が付くのは1,300万円までと限定されています。

ネット銀行

さて、注目のネット銀行です。なんといっても、そのメリットは高金利で運用できることです。 ネット銀行の金利は、メガバンク、ゆうちょ銀行より格段に高く設定されています。たとえば、新生銀行の金利は、0.5%(新規3ヶ月限定)となっています。 これは、実店舗がなく人件費が抑制されるので、それを顧客に還元しているということです。また、年間を通して○○キャンペーンというイベントも実施されているので、そのインセンティブをうまく享受しましょう。 さらに、定期預金の開設もネットでクイックリーに手続きすることができ、店舗の窓口に出向く手間や店頭で待たされることも全くありません。すべてがネットで完結するというのは、今後の時代の流れにマッチした画期的なシステムです。 よく金融商品に明るくない方から、「自分のなけなしのお金を営業担当者に相談しないで、自己判断をするのは心配だ」という声を聞きますが、そのような心配はいりません。 侮るなかれ、今のネット銀行の情報発信力は目を見張るものがあります。その情報は、初心者でもわかりやすく丁寧に解説されています。また、金融商品関係の情報サイトにも、多くの情報が集積されています。特に金融商品の比較サイトは、直近の情報を詳しく書いてありますので、大変メリットがあります。

定期預金のデメリットは?

定期預金のデメリットは、一部のネット銀行、地方銀行を除いて、極めて金利が低くリターンがほんのわずかだということでしょう。実際、メガバンクに100万円を1年間預けた時の金利は、わずか約80円です。これは、コンビニで引き出した時の手数料108円も賄うことができないということです。 また、定期預金は固定金利が基本ですので、仮に政府日銀が目指す「インフレターゲット2%」が実現して、景気が飛躍的に回復するとその時は確実に金利が上昇しますので、満期までその金利上昇のメリットを享受することはできません。

新型定期預金(仕組預金)

ネット銀行等に「新型定期預金」「仕組預金」という商品があります。 これは、足元の金利(約0.1%~0.3% 1年)は大変高く、「新型」とか「仕組」というフレーズで、何かメリットのある商品のイメージです。 しかし、満期日(1年後)に継続するかどうかの決定が、預金者ではなく銀行自身にあるところに問題があります。仮に、満期日に金利が上昇していて、有利な商品に預け替えようとしても、銀行の承諾なしに解約ができないというデメリットがあります。 また、基本的に中途解約はできません。もし、中途解約すれば、解約手数料なるペナルティが発生して、大きく元本割れするリスクがあります。さらに、元本の通貨を変動できる特約があるケースには、為替リスクが潜在的に発生しますので、慎重な対応が必要です。 ですから、高金利のメリットと元本割れリスク、為替リスクの可能性があるというデメリットをしっかりと理解したうえで購入することが重要です。

資産運用は賢く分散投資しよう

ここまで、定期預金のメリット、デメリットについて説明してきましたが、資産運用の大前提は自己責任ということになります。 そのためにも、先程の情報ツールでしっかりとスキルアップを図り、堅実なライフプランニングを設計することが肝要です。その資産運用の際には、定期預金を含めた安全資産を総資産の三分の一程度にするのが良いでしょう。残りの資産は、不動産と株式、投資信託等のリスク商品に分散します。 お金は大事ですので、将来を見据えた賢い分散投資をして、輝ける未来像を構築していきましょう。

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