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千葉の方言一覧|したっけ/うっちゃる/かじる/すかね/ちゃける

更新日:2024年08月02日

雑学・歴史

本記事では、千葉の方言を紹介しています。千葉の方言のことを「千葉弁」(または房総弁)といいますが、最近は千葉弁の人気が高まりつつあるということをご存知でしたか?千葉弁は「響きがかわいい」と話題になっているのです。標準語に少し近いものがある千葉弁を使ってみては?

千葉の方言って?

千葉の方言=千葉弁

千葉の方言のことを千葉弁(または房総弁)といいますが、千葉弁とはどのようなものか、ご存知ですか?「え、千葉に方言なんてあるの?」と思う方も、もしかしたらいるかもしれません。関東圏は東京の標準語の印象が強いので、往々にして見過ごされがちですが、実はちゃんと方言があります。 とくに、千葉県の方言は関東のなかで「響きがかわいい」と話題になっています。本記事では、日常生活で実際に使えそうな千葉弁についてご紹介します。

千葉弁の種類

千葉弁とひとくちに言っても、実は地域によって話されている方言は違っています。大きく分けると、以下の3つの方言があるといわれています。 ・野田弁:野田市内でおもに話される方言。埼玉弁や茨城弁と似ている ・東総弁:房州弁と茨城県の間のような方言で、北東部を中心に話される。東北弁にも類似する部分がある ・房州弁:おもに房総半島南部で話される方言。語尾には、「ぺ」や「だっぺ」のほかに、「せえ」や「しぇえ」がつくことが多い とはいえ、3つの方言すべてに共通している言葉(例:「捨てる」=「うっちゃる」など)もいくつかあるので、それほど大きな違いはないといわれています。 また、千葉県北西部は東京の通勤圏内であることから標準語で話す人が多く、方言はほとんど使われていないようです。

千葉弁の特徴を知る

千葉弁のイントネーション

方言というと、独特のイントネーションを連想する方が多いのではないでしょうか。千葉の方言も、その例にもれません。千葉弁のイントネーションは、具体的な規則やルールなどはないようですが、東京の標準語とは若干異なるという点がポイントです。標準語では上がるところを下がって言ったり、下がるところを上がって言ったりと違いが見受けられます。 ただ、千葉弁とは一口に言っても、先ほども述べたように、千葉県内の地域によって使われる方言は異なります。場所によっては、標準語とほぼ変わらない話し方だったり、茨城県や福島県などに近い話し方をします。 また、千葉県には漁師町が多いことから、話される言葉が荒く、他の人には喧嘩越しに聞こえてしまうことがあります。勢いよく千葉弁で話している人は、必ずしも怒っているわけではありません。

千葉弁の語尾

千葉弁では、語尾に「だっぺ」や「だべ」をつけることが多いようです。これは実は、千葉県だけに特徴的なものだけではなく、茨城県や福島県などでも見られるもので、東関東地域の方言に共通するものだといわれています。 というのも、千葉県は「西関東方言」(「東京方言」や「埼玉弁」など)、「茨城弁」、そして「栃木弁」との移行地域に位置しているため、隣接県と特別に区別されるような特徴は特にないとされているからです。

おもな千葉の方言

地域ごとの違いが分かったところで、ここでは、地域ごとのおもな方言の例を紹介します。聞いたことのあるものも、あるのではないでしょうか?

野田弁

おもな野田弁には、以下のようなものがあります。 ・「お腹いっぱい」のことを「はらくち」 ・「固い」のことを「こわい」 ・「~しちゃって」のことを「~ちって」 ・「やったでしょ?」のことを「やったんべ?」 ・「掻き回す」のことを「かんまーす」 ・「やっとこ」のことを「やっこら」

東総弁

おもな東総弁には、以下のようなものがあります。 ・「食べなさい」のことを「けえ」 ・「柔らかい」のことを「やあっこい」 ・「味噌汁」のことを「おっち」 ・「暖かい」のことを「ぬっけえ」 ・「昼間」のことを「ひんま」 ・「あなたたち」のことを「わんらーらー」 ・「どうですか?」のことを「あじょーだぁ」

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初回公開日:2017年08月27日

記載されている内容は2017年08月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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