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更新日:2024年09月13日
「ご厚誼」という言葉を見たことがありますか。見慣れない方には、目にしてもつい読み飛ばしてしまいがちなものですが、ビジネスやスピーチには便利な言葉です。この記事を読んでいただくと、「ご厚誼」を正しく使いやすくなりますので、ぜひ参考にしてみてください。
厚誼とは真心からの親しい交わりという意味です。つまり、親しい間柄、仲良く交流をする仲という事です。主にいつもお世話になっている方や目上の方、上司の方にご挨拶やお礼、感謝を伝える時に使う言葉です。
ご厚誼は、厚(あつ)い誼(よしみ)と書いて「こうぎ」と読みます。同じ読み方をする言葉が複数あるため、書類やメールで使う時は確認をしてから発信するとよいでしょう。 間違えて使ってしまうのが交誼ですが、交誼は同じ立場である場合に使う言葉ですので覚えておくとよいでしょう。
ご厚誼は、挨拶の冒頭と締めの言葉に使います。目をかけていただいているという意味で、「ご厚誼を賜り」「ご厚誼にあずかり」を使用します。目をかけていただいていること自体に感謝の意を示す場合に「ご厚意に感謝を申し」「ご厚誼を深謝し」を使用します。 言葉は、場面によって言い回しが変わるのでどのように使えばいいか不安になることもあるでしょう。そこでご厚誼のよく使うケースと使い方の例文をご紹介いたします。
ご厚誼は、どんな場面で使われるのかについてですが、主に「年頭の挨拶」や「受賞や退職のパーティでのスピーチ」、「訃報」、「葬儀での挨拶」でよく使われます。では、ケースごとにどのように使うのかを早速見てみましょう。
冒頭は、「昨年中はひとかたならぬご厚誼を賜り、誠に厚く御礼を申し上げます。」から始めます。締めは「本年も変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。」で終わります。冒頭と締めの間に昨年度のでき事を報告します。 例えば、〇〇様のお陰で業績が以前よりも伸びました。〇〇さまに助けていただけていなかったら業績不振のままだったと思われます。本当にありがとうございました。
冒頭では「長年にわたり格別のご指導ご厚誼にあずかり、誠にありがたく厚く御礼を申し上げます。」と話します。締めは「今後とも変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。」になります。 (退職の際は冒頭のみで使い、締めは感謝を述べます。)冒頭と締めの間には例:「〇〇賞をいただけて光栄です。皆様のご協力あっての賞です。感謝いたします。」あるいは、「皆さんのお陰で頑張って来れました。」と入れます。
文の締めに「〇〇氏の生前のご厚誼を深謝し、謹んでご通知申し上げます。」と使います。前文には以前お世話になったエピソードや交流を記します。 詳しく知らない場合は、「○○が(亡くなった方)が生前よく、○○さんの事(通知を送る相手)を話しておりました。○○と仲良くしていただいてありがとうございました。」と話してもよいでしょう。
話し終わりに「生前はひとかたならぬご厚誼にあずかり、出棺のお見送りまでいただきまして、故人もさぞ皆様のご厚情に感謝していることと存じます。」と感謝を述べます。 そして、「皆様、どうか遺された私どもにも、今後とも変わりなくご指導ご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。」と締めます。前文には、亡くなった者との今までのエピソードや故人に伝えたかった事を話します。
記載されている内容は2017年08月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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