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「したり」の使い方と例文|使用するときの注意点もあわせて紹介

更新日:2024年11月04日

敬語表現

「~したり」という表現を使う際に気を付けることや文章に使える言葉なのかどうかをご存知でしょうか。本記事では、「~したり」を正しく使うための例文やかしこまった場面での似た意味の表現をご紹介します。正しい日本語を使いたい方はぜひチェックしてみてください。

「~したりという表現をよく使ってしまうけど使い方はあってるかな?」 「文章で使える言葉かどうか知りたい」 「面接やビジネスの場などで使うことは可能なのかな?」 このように普段から「~したり」という表現を使っている場合や、履歴書など文章にした際にあっているかどうか不安になった経験がある方もいるのではないでしょうか。 この記事では、「~したり」という表現の使い方と例文、同様の意味を他の言葉で表現する方法、面接などかしこまった場所で使える言葉かどうかを紹介しています。 この記事を読むことで、「~したり」という表現の正しい使い方や使える場面を覚えることができます。その知識をもとに、正しい日本語で自分の伝えたいことを伝えることができるでしょう。 普段のコミュニケーションに役立てたい方はぜひこの記事をチェックしてみてください。

「したり」の意味

「したり」の意味

「したり」という言葉は、並列助詞といって「~したり、~したり」と繰り返す形で使います。同じような意味合い、同じような行動の言葉を重ねて使うことが正しい使い方です。 他にも対になっている言葉を重ねて使う場合があります。 並列は並べることを意味しますので、「~したり」も文章の中で並べて使うように心がけましょう。文章の意味が変わらないよう、なるべく省略せずに使うことがおすすめです。

「したり」の使い方と例文

並列助詞である「~したり」を使っているのに動作などの繰り返しをしていない場合、正しい使い方でないと考えることができるでしょう。 「休日は、本を読んだり、近くの公園に行きマラソンをして過ごすことが日課です」という文章では、本を読んだりのあとの文章が長くなっているため、後半の文章がまったく違う文章のような錯覚に陥り違和感がなくなってしまうことがあります。 間違った使い方になっていても気がつかずにいるともったいないですから、以下で紹介する正しい使い方を参考にしてみてください。

「したり」を1回のみ使う場合

「したり」を文章の中で1回だけ使用する場合、他にもたくさんのことがあったが、全部書くのは大変なので「今日は買い物に行ったりしました」などと表すことがあります。買い物に行以外のことが書かれてはいないものの、他のこともやりましたと暗示させる文章としてこのような使い方をすることもあります。 日常生活ではこの使い方もよく聞きますが、本来の意味から考えると使い方が間違っているので、意味が伝わるかどうか注意して使いましょう。

「したり」を2回繰り返して使う場合

「~したり」という言葉を使うときは、同じ意味合い、同じような行動の言葉を並列して使うように注意します。 たとえば、「昨日、昼寝をしたり、銀行に行ったりしました。」という文章の場合、昼寝と銀行に行くことは同類の行動とは考えにくいでしょう。 「昨日は、昼寝をしたり、読書をしたりして休日を過ごしました。」や「昨日は、銀行に行ったり、郵便局に行ったりする用事が多く、とても忙しい一日でした。」であれば、同じような行動の繰り返しの言葉と考えることができます。

「したり」を3回繰り返して使う場合

並列の意味を持つ「~したり」は、3回以上繰り返して使うことができます。「洗濯をしたり掃除をしたりご飯を作ったりしました(家事をした)」や「資料を作ったり営業先へあいさつに回ったり明日のプレゼンの確認をしたりしました(仕事に関わることをした)」などです。 使うこと自体は誤りではありませんが、何度も使うとしつこく思われる場合があるため、言い換えることができないか考えてみましょう。 様々な単語を知っていると繰り返さず要約することができるようになります。

「したり」の言い換え表現と例文

基本的に2回以上使うことが正しいということはわかりましたが、「~したり」を他の表現で表すことも可能です。 動詞を名詞に変換する方法や文章を2つに分ける方法などを使って伝わりやすい文章を考えましょう。 例文とともに使い方の詳細を紹介しています。

動詞を名詞に変換する

「本を読んだり音楽を聴いたりしました」という文章では、「~したり」を使わず動詞を名詞に変え「読書や音楽鑑賞をしました」などのように表すことができます。 他にも「何度も階段を登ったり下りたりしました」を「何度も階段の上り下りをしました」と表したり、「食べたり飲んだりしても良い」を「飲食しても良い」と変えて表現したりすることができるでしょう。

文章を2つに分ける

文章が長くなってしまう場合など、わかりやすく伝えるために文章を2つに分けると良いでしょう。 「今日は姉と服を買いに行ったり、家族で外食に行ったりします。」という文章ならば、「今日は姉と服を買いに行く予定があります。買い物が終わったら家族で外食に行きます。」というように分けることができます。 例文以外にも、何度も「~したり」を繰り返すような場合には、伝えたいことがわかりやすくなっているかに注目して話すと親切です。

「こと」「など」に言い換える

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初回公開日:2017年09月21日

記載されている内容は2017年09月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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